苦しまずに体験するには?
- 2017.07.14
- 神との対話
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第1章の14回目になります。
前回は、素晴らしさを体験するためには、
まず素晴らしくないものを
体験する必要がある、という話でした。
ですから、悪と呼ぶものを非難せず、
暗闇の中の光になりなさい、
ということでしたね。
しかし、そうは言っても、
災害や事故、あるいは戦争や暴力で、
自分が傷ついたり、親しい人が亡くなるのは、
辛く悲しいことです。
そういう苦痛を、減らす方法はないのかと、
著者のニールが神に尋ねています。
今日は、その部分をまとめたいと思います。
「「こんな目にあう」のは、何か、
あるいは誰かのせいだと考えているかぎり、
どうすることもできない。
「わたしの責任だ」と言ったときはじめて、
それを変えられる。」
(p.55)
自分が自分の現実を創造しているなら、
まさにそうでしょうね。
しかし、自分でわざわざ自分が苦しむような
現実を選んでいるなどとは、
なかなか考えられないものですよね。
「個人として責任があると思えなければ、
わたしたちはすべて一体であるという
理解を通じて、認めなさい。」
(p.55)
以前にも、
「どこかのレベルで自分が選んだ」
という表現を使っています。
つまり、
私たちの顕在意識が選んだのではなく、
魂のレベルで選んだとも言えるのです。
何のために?
それはもちろん、私たちが、
何らかの体験をするためにです。
「それから、間違っているからではなく、
ほんとうの自分にふさわしくないから
という理由で、変化させる努力をしなさい。
何かをする理由は、ひとつしかない。
宇宙に向かって、
自分が何者であるかを示すことである。
そうすれば、人生は自己の創造になる。」
(p.55)
「間違っている」と言えば、
創造物を非難することになります。
「非難する」という行為もまた、
「自分が何者であるかを示す」
ことになります。
本人は、
他者を変えようとしているのでしょう。
しかし、やっているのは宇宙に対して、
「私はこういう人間です」
と言っているのと同じなのです。
ですから、そうではなく、
それはもう自分にふさわしくない、
という理由で変えるようにすることが
重要なのですね。
つまり、
創造物(=現実)を受け入れてから、
変えるようにするのです。
そうすることで、創造者としての自分を
経験できるようになるのです。
「大きな意味では、「悪い」ことはすべて、
あなたがたの選択の結果として起こっている。
間違いは、それを選んだことではなくて、
それを悪と呼ぶことである。
それを悪と呼べば、
自分を悪と呼ぶことになる。
創造したのはあなたがただから。」
(p.56)
たとえば、暴漢に襲われたとしても、
それを非難するなということです。
それを「悪」と呼べば、
それを創造した自分を悪と呼ぶのと
同じことになってしまうからです。
私たちは、それを受け入れられないから、
創造物に対する責任を放棄します。
だから、ますます変えられなくなる、
というわけです。
「みんなが責任を感じさえすれば、
世界は変わっていた。
それがわかっているからこそ、
痛ましいし、皮肉なのだ。」
(p.56)
自分の責任だと引き受けて初めて、
何かしらの変更が可能になるのです。
世界がこうなのは、
自分がそれを選択したからだ。
そう認めるまでは、
世界は相変わらず今のままなのです。
「世界の天災や災害--
竜巻やハリケーン、火山の噴火、洪水--
つまり、物理的な大変動そのものは、
あなたがたが創造しているのではない。
あなたがたが創造しているのは、
こうした出来事が人びとの人生に及ぼす
影響の度合いである。」
(p.56)
たとえば、無人島で大噴火が起きても、
私たちは何とも感じないでしょう。
私たちに関係してきた時、はじめて、
それを大変なことだと認識するのです。
ですから、私たちが創造しているのは、
そうした自然災害と自分が、
どう関わるかということです。
これは、事故や戦争も同じですね。
「あなたは、
もっと苦痛の少ないプロセスはないのか、
とたずねた。答えはイエスだ。
しかし表面的な経験には
何も変化はないだろう。
地上の経験や出来事に感じる苦痛を--
自分の苦痛も他者の苦痛も--
減らすには、受けとめ方を変えればいい。
あなたがたは、
外部の出来事を変えることはできない
(出来事は多数によって創造されており、
集団的に創造されたものを
個人が変更できるほど、
あなたがたの意識は成長していない)。
だから、内的な経験を変えるしかない。
これが、生きることの王道である。」
(p.57)
苦痛を減らすには、今はまだ、
内的な経験を変えるしかないと言います。
つまり、
ものごとの受けとめ方を変えるのです。
幸せ実践塾でも言っているように、
見方を変えることなのです。
「どんなことでも、それ自体は苦痛ではない。
苦痛は誤った思考から生まれる。
考え方が間違っているのだ。」
(p.57)
「ものごとを勝手に決めつけるから、
苦しむのだ。
決めつけるのをやめれば、苦痛はなくなる。
決めつけるのはそれまでの経験のせいだ。
ものごとに対する考えは、
過去の考えから生まれる。」
(p.57)
たとえば、
「戦争は悲惨だ」と決めつけるから、
悲惨な経験になるのです。
様々な見方が可能なのです。
戦争をやめたいからこそ、
戦争を悪と決めつけて非難するのではなく、
そこに感謝と幸せのタネを探すのです。
「神の世界では、なになにを「せよ」とか
「してはならない」とは言わない。
したいことをしなさい。
より大きな自己の姿に
かなっていることを考え、行いなさい。
悪だと感じたいなら、悪と感じなさい。
だが、一方的に決めつけたり、
非難したりしないほうがいい。
なぜ起こるか、何のために起こるか、
あなたがたには理解できないのだから。」
(p.58)
「それよりも、真の自分の姿を
反映しなくなったことがらを変えるように
--あるいは、
変えようとしているひとたちに
味方するように努力しなさい。
また、すべてを祝福しなさい--
すべては神が人生を通じて行う
創造の行為であり、
それこそが最高の創造なのだから。」
(p.58)
どう考えようと、どう行動しようと、
それは私たちの自由です。
神は私たちに自由を与え、
自由に自分自身を体験するようにと
言っています。
ただ、今の現実に不満があるなら、
それを決めつけて非難したりするより、
受け入れて祝福する方が良いのです。
そうすることで私たちは、
徐々に創造者である自分を思い出し、
それを体験できるようになる。
そう、神は言っています。
同じ様な体験をしてしまうのは、
現実を受け入れずに抵抗するからです。
何度も何度も飽きるまで、
似たような体験が繰り返されます。
受け入れて自分が変われば、
起こる体験が変わるのです。
それを自分の人生で試してみませんか?
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幸せ実践塾・塾長
赤木篤 (あかき・あつし)
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