特定の結果を期待しない
- 2017.08.10
- 神との対話
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第5章の3回目になります。
ニール氏は、神にこう質問します。
「ほんとうの精神生活では、欲望や自我を
捨てなければならないのですか?」
(p.136)
これはおそらく、天国を経験するため、
悟るための方法を知りたかったのでしょう。
神は、次のように答えます。
「そのとおり。なぜなら、つきつめれば
あらゆる魂は真実でないものを捨てるし、
あなたが送っている人生での真実とは、
わたしとの関係だけだからだ。
しかし、昔から言われてきたような
自己否定が求められているわけではない。」
(p.136)
つまり、難行苦行によって、
あるいは戒律を守ることによって、
自己否定して達成するものではないのです。
欲望を克服するのではなく、
欲望を変えるだけでいいと神は言います。
「現世的な情熱を理解し、
受け入れるだけで充分だ。
抵抗すれば、相手はかえって強くなる。
見つめれば、相手は消える。」
(p.136)
前にも、
私たちは自分が気に入らないものを非難し、
傷つけようとすると指摘していました。
そうやって否定し、抵抗すれば、
その対象はさらに存在し続ける
と神は言います。
たとえば、不安を感じたとき、
それを否定したとしても、
安心することはできません。
さらに不安が増すだけです。
そうではなく、
単に見つめれば良いと言います。
「あぁ、自分はこういうことに
不安を持っているのだなぁ。」
そう言って受け入れれば良いのだと。
「だから、自分が情熱を感じるものを
批判しないこと。ただ、それに気づき、
どんな自分になりたいかを考えたとき、
なりたい自分になるのに役立つかどうかを
見きわめなさい。」
(p.136)
たとえば、
「お金儲けが好きだ」と感じるとき、
「そんな考えははしたない」などと
自分を批判しないことです。
「自分はお金儲けが好きなんだなぁ」
と、まずは受け入れるのです。
そしてそれが、より大きな自分、
より自分らしい自分として、
役立つかどうか考えます。
決して自分を否定せず、罪悪感を抱かず、
今よりさらに進化成長する上で、
その考え方や信念が、
役立つかどうか検証するのです。
「覚えておかなければならないのは、
あなたがつねに自分を
創造しつづけている存在であることだ。
それは主として、
自分が情熱を感じるひとやものに関する
選択を通じて行われる。」
(p.137)
自分の思考が自分の経験を創造しています。
そして、自分が情熱を感じている対象が、
とても重要だということです。
それはお金かもしれないし、
セックスかもしれません。
それを批判せず、受け入れるのです。
「精神的な道を歩んでいるひとは、
現世的な情熱、人間的な欲望を
すべて捨てているように見える。
じつはそうではなく、情熱や欲望を理解し、
幻想を見きわめ、自分のためにならない
情熱を遠ざけているのだ。
そのいっぽうでは幻想を愛してもいる。
幻想は完全に自由になる
チャンスでもあるからだ。」
(p.137)
つまり、欲望に執着していない、
ということだと思います。
一番の目的は自分の進化成長であり、
それに役立つなら利用し、
役立たないなら遠ざけるということです。
後半は、
幻想は私たちの進化成長に役立つ、
ということを言っています。
「完全に自由になる」とは、
「神としての自分を完全に思い出す」
ということに他なりませんから。
そして幻想とは、
私たちの目の前の現実のことです。
金儲けのチャンスも、
セクシーな相手も、すべて幻想です。
「悟りとは情熱を否定することではない。
結果への執着を否定することだ。
情熱は行為への愛である。
行為は「ある在り方」を経験することだ。
それで、行為の一環として何が生まれるか?
期待だ。期待なしに人生を生きること--
具体的な結果を必要とせずに生きること--
これが自由である。これが神性である。
これが、わたしの生き方である。」
(p.137)
まず、悟ったとしても、
情熱は消えないと言います。
それは、
「情熱は行為への愛」だからだと。
つまり、情熱というのは、
行為を促すものなのです。
決して結果に執着するものではない、
ということですね。
行為には、期待が伴いがちです。
期待するというのは、
結果に執着することです。
ですから、
「期待なしに人生を生きる」というのは、
「具体的な結果を必要としない」
というこです。
結果に執着しなければ、自由でいられます。
たとえば、お金儲けのために
株式投資をやるとしましょう。
株式投資をすることは行為です。
その行為には、「お金を儲けられる」
という期待が伴いがちです。
その執着があると、自由になれません。
たとえば株価が下がっても、
もうちょっと待てば上がるかもしれないと、
いつまでも損切りできずに、
塩漬け状態にしてしまうかもしれません。
もし結果に執着していなければ、
損切りポイントに達した時点で、
さっさと売り払ってしまうでしょう。
実は、この損切りするというのも、
次の行為なのですけどね。
「悟るとは
行為を否定しようと決意することではなく、
行為の結果には意味がないと
理解することである。」
(p.137)
株式投資をやって、
上手く行くこともあれば、
行かないこともあります。
その結果はどうでもよいことであって、
その現実を前に自分が何を考え、
何を行うかが重要なのです。
そうすれば、
神のように自由に生きられる。
そう、神は言っています。
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幸せ実践塾・塾長
赤木篤 (あかき・あつし)
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