人間関係が破綻する理由
- 2017.08.24
- 神との対話
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第8章の4回目になります。
前回は人間関係が破綻する理由を、
次のように説明していました。
「多くのひとたちは、相手への愛情を通じて
自分への愛情を求めるという
過ちを犯している。」
(p.168)
つまり、自分が他人から愛されたいから、
その愛を獲得するために、
他人を愛そうとしている、ということです。
もし、自分が自分を愛したなら、
他人から愛を獲得しようとしなくても
問題がないはずです。
自分に自信がない人は、
次のように他人に依存します。
「第一に、彼らは相手を信じない。
自分をあやつろうとしているのだ、
何かをねらっているのだと考える(中略)
彼らは、
ほんとうに自分を愛しているのだろうかと、
くよくよと考える。
そして、相手を信じられないので、
愛情を証明しろと迫りはじめる。
相手は愛していることを
証明しなければならなくなる。
そのために、相手はほんとうの自分とは
違うふるまいをしなければ
ならなくなるかもしれない。」
(p.169)
「あなたのことが好き」と告白されても、
それを素直に信じられません。
だから、愛を証明せよと迫ります。
「本当に愛しているなら、
オレの言うことが聞けるよなあ?」
男友だちとは遊びに行くなとか、
女友だちでも1週間前に報告しろとか。
相手は自分の愛を信じてもらうために、
自分らしくない行動をせざるを得ません。
「第二に、
ようやく愛されていると信じたとしても、
たちまち、いつまで愛してくれるだろうかと
心配しはじめる。
そこで、愛情をつなぎとめておくために、
ほんとうの自分とは違うふるまいを
はじめる。」
(p.169)
やっと愛されていると信じると、
今度はその愛を失いたくないとしがみつき、
相手に依存してしまいます。
愛想を尽かし出て行った奥さんに、
こう泣いて詫びる夫もいます。
「お願いだから帰ってきてくれ。
タバコも酒もやめるから。
ギャンブルもしない。約束する。」
これは、愛されたいがために、
相手に依存して自分を曲げているのです。
DV(家庭内暴力)を受けていても、
別れられない女性などもそうですね。
愛しているから殴るのだと、
信じ込もうとしたりします。
心理学的には共依存という言葉があります。
互いに互いを必要とし、
依存しあっている関係です。
しかしそれは、
お互いが支えあっているのではなく、
互いが奪い合っているとも言えます。
「こうして、人間関係のかなで
二人とも自分を失ってしまう。」
(p.169)
本当なら人間関係で、
さらに豊かになるはずです。
しかし、逆に
小さく貧しくなってしまいます。
「自分自身を発見することを期待して
人間関係を結んだのに、
かえって自分を失ってしまう。」
(p.169)
「パートナーとなった二人は、
一たす一は二より大きくなると期待したのに、
二より小さくなってしまったことに気づく。
ひとりでいたときよりも、
自分が小さくなったと感じる。」
(p.169)
なぜパートナー関係になるのか?
それは、
2人でいる方がワクワクするからです。
1+1=2ではなく、3にも4にもなるような、
ワクワク感を感じるからです。
しかしそれが、
2よりも小さくなったと感じる。
もしそう感じたら、どうするでしょう?
それなら別れて1に戻った方が良い。
そう考えるのではないでしょうか?
3とか4でなくてもいいから、
せめて2であってほしい。
そう考えて、
関係にしがみつくかもしれません。
けれども、
2よりも小さくなったという感覚を
打ち消すことはできないのです。
どうしてそうなってしまったのでしょう?
「人間関係を築くため--
そして維持するため--に、
自分の大半を捨ててしまったからである。」
(p.169 – 170)
人間関係の目的を見失うと、
その人間関係は破綻します。
これが、私たちの人間関係で
起こっていることの本質なのです。
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