マスターへの途上にある

マスターへの途上にある

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第8章の6回目になります。

前回の終わりに、神はこう言いました。

「あなたがたの救済は
相手の行動の中にではなく、
あなたがたの反応のなかにある。」
(p.172)

この部分に、
著者のニール氏は噛み付きます。

「相手は何をしてもいい、
こちらの心が安定してさえいれば、
自分を中心に据えてさえいれば、
そうやってちゃんとしていれば、
どんなことがあっても平気だ
というように聞こえます。
けれど、相手が何をしても
平気というわけにはいきません。
相手の行動に傷つくこともあります。」
(p.172)

ニール氏が、どこにでもいる弱い人間で、
本当に良かったと思いますよ。

ここで素直に、仰るとおりと納得されたら、
私たちは自分の弱さを責めて、
自己卑下することになってしまいますから。

神は、次のように答えます。

「いつかは傷つかなくなる日がくるだろう。
その日、あなたは人間関係の真の意味、
人間関係を結ぶ真の理由に気づき、
真の人間関係を実現するだろう。」
(p.172)

神も、私たちが反応して傷つくことを
わかっているのですね。

ただ、今の時点で傷ついてしまうことは、
しょうがないことなのだと言います。

本当に人間関係の意味を理解した時、
私たちはやっと傷つかなくなるのだと。

では、今の私たちは
どうすれば良いのでしょう?

ただただ耐えるしかないのでしょうか?

「まず、どう感じているかを
自分にも相手にも正直に認めなさい。
あなたがたの多くは
正直に認めるのを怖がる。
そうすると自分が
「悪く見える」のではないか
と思うからだ。」
(p.172)

「だが、
感じるのはどうすることもできない。
苦痛を感じないわけにはいかない。
できることはひとつしかない。
自分の感情を大事にすることだ。
自分の感情を尊重するとは、
自分自身を尊重することだ。」
(p.173)

重要なことは、
感じたことを認めることです。

感情は魂の声だと言っています。

感情を大事にするということは、
その魂の声をしっかりと聞くことです。

傷ついてつらいなら、
「傷ついてつらい」と認め、
口にすることです。

自分の感情でさえ大事にできないのに、
他人の感情を理解したり尊重したりなど
できるはずもありません。

他人を愛するには、
まず自分をしっかり愛することです。

「いくつかの在り方を試してみなければ、
自分が何者か思い出さず、
何者になりたいかわからないことは多い。
だからこそ、自分の正直な感情を
大事にすることが大切なのだ。
最初の感情が否定的な感情でも、
何度でも必要なだけその感情を味わえば、
いつかはそこから踏み出せる。
怒りや逆上や嫌悪、憤怒を味わい、
「仕返し」したいと思っている者も、
いつかは
「そんな自分にはなりたくない」と考えて
否定的な感情を捨てることができるだろう。」
(p.173)

私たちの人生の目的は、
あらゆるものを経験することです。

その中には、ネガティブな経験もあります。

しかし、そういうネガティブな経験でさえ、
重要な経験なのです。

なぜなら、すべては神である以上、
ネガティブさも神の一部だからです。

そして、ネガティブがわからなければ、
ポジティブもわかりません。

それが相対的な世界ですから。

ですから、
ネガティブな感情を抱いた自分を責めず、
そのネガティブな感情さえ尊重し、
認めて味わうことが大事なのです。

「<マスター>とは、
そのような経験をさんざん積んだあげくに、
最終的な選択が
前もってわかるようになったひとたちだ。
彼女は何も「試す」必要がない。」
(p.173)

私たちは、
何度も何度も同じ様な経験を繰り返し、
いつもしてしまう自分の反応に飽きてから、
やっと自分の対応を変えようとします。

それは1つの生だけでなく、
何度も生まれ変わりながらする経験です。

そうやって経験を積めば、
もう試す必要がなく、
予想することができます。

自分が好ましいと思う経験をするために、
自分の感情を変えることができるのです。

「<マスター>は
ほかの者なら災厄だと思う目にあっても
動じない。<マスター>は災厄を祝福する。
災難のたねから(そしてすべての経験から)
自己の成長が生まれることを知っている。」
(p.173)

人生の目的が自己の成長だとするなら、
すべての経験がそれに役立つのなら、
どうして災厄を憎むことがあるでしょう?

だからマスターと呼ばれる人たちは、
災厄すら歓迎すると言うのです。

この段階になれば、
もはや他人の言動に傷つくことはありません。

私たちはマスターへの途上にあり、
マスターを目指しているのです。

「人生の第二の目的は、
つねに成長することだ。
完全に自分を実現したら、残っているのは、
さらに成長することだけだから。
この段階で、
魂の仕事から神の仕事へと移る。
それこそが、わたしの仕事なのだ!」
(p.174)

神は、
私たちはまだ魂の仕事の段階だと言います。

まだ真の自己を知っていないので、
様々な自分を創造しては、
それを体験する段階なのです。

したがって、
今はまだ出来事に翻弄されて、
それに傷つき、苦痛を感じるかもしれない。

でもそれは、仕方がないことなのです。

神は、そういう状態は
いつまでも続くわけではないと言います。

いつか必ず成長して、
マスターの段階に至ります。

そうすれば、
出来事に翻弄されることはなくなるのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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