小さな政府であるべき

小さな政府であるべき

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第10章の1回目になります。

政教分離という言葉があるように、
政治と宗教は分けるべきだ
という考え方があります。

これはかつて、
宗教が政治に口出ししたことで
悪い影響を与えたことが多かったからです。

しかし神は、
スピリチュアルと政治は切り離せない
と言います。

スピリチュアルとは、
人は魂を持った存在である
という考え方です。

もっと言えば、
魂こそが人間の本質だという考えです。

その考え方に基づいて、
教育だけでなく政治も行う必要がある。

そのように考えるからです。

「国民を
間違った方向に導こうとしない政府は、
ほとんどない。
欺瞞は政府につきものだ。」
(p.177)

政府というのは、
国民のために政策を決定していると思わせて、
実は他に意図があると言います。

「政治とはつまり、権力者が
自分の利益は国民の利益だ
と納得させようとする方法だ。」
(p.177)

つまり、
自分たちの利益になることを遂行するのに、
それが国民の利益だから
と説明しているということです。

わかりやすいのは、
ポピュリズムと言われるバラマキ政策です。

タイでは露骨ですが、
選挙前になると公務員の給料を上げたり、
農家の保障を厚くしたりして
人気を取ろうとします。

日本でも似たようなものですね。

消費税増税が必要だと言いながら、
選挙前になると先延ばししたりする。

そうやって選挙で勝つこと、
つまり政治家の身分が保障されることが
最優先となるのです。

「もともと、政府には
非常に限られた機能しかなかった。
政府の目的とは要するに、
「維持し、守ること」だった。
誰かがそれに、
「提供すること」を付け加えた。」
(p.177 – 178)

維持し守るだけなら問題が少なかったのに、
提供することを始めたために
問題が大きくなったのだと言います。

先ほどのバラマキというのも、
まさに提供ですよね。

たしかに、大衆は
政府から提供されることを喜びます。

そして、
それを必要とする弱者もいるでしょう。

「だが、
人びとのニーズを満たすときには、
いちばん大きな尊厳を奪わないように
注意する必要がある。
個人的な力の行使、個人的な創造性、
熱心な創意工夫といったものがあれば、
ひとは自分のめんどうは
自分でみられると気づく。
じつに微妙なバランスが必要なんだよ。」
(p.178)

何でもかんでも与えていれば、
人は政府に依存するようになります。

そうなっては、
人間としての尊厳を奪ってしまう
と言うのですね。

また、
何をすべきか、何をすべきでないかを、
法律で決めることも同様です。

細々と規則を定めれば、
人は規則に従うことだけを考え、
自ら考えることを放棄します。

そうやって政府に依存させれば、
従順で扱いやすい国民になるかもしれません。

しかしそれでは、
人間としての尊厳が失われます。

「倫理は法律では決められない。
平等も義務づけられはしない。
必要なのは、集合意識の変革であって、
集団的良心の押しつけではない。」
(p.179)

政府は、
人々の良心役を務めるべきではないのです。

「つねに政府に指図されていたのでは、
決して成長できないし、偉大にもなれない。」
(p.180)

私たちの目的は、
より偉大な自分を創造することです。

より偉大な自分へと進化成長すること。

そのために、自分で選んだ体験を
積むことが重要なのです。

「行動規範のない、合意のない社会を
つくれなどと言っているわけではない。
自己の利益をもっと大きく定義し、
もっときちんと理解したうえで、
規範や合意を
つくったほうがいいんじゃないか、
と言いたいだけだ。」
(p.181)

ほとんどの法律は、
一部の権力者がその権利を守るために
制定していると言います。

そういうやり方ではなく、
本当の意味で私たちに役立つ法律にする。

それが重要だと言うのです。

たとえば、
大麻は禁止される一方で
タバコは許されていますよね。

これは健康の問題ではなく、
経済の問題だと言います。

「あなたがたの法律は、
人びとが社会をどうとらえているか、
どんな社会にしたいかを
反映しているのではなく、
どこに権力があるかを反映している。」
(p.181)

日本では、
禁煙法案が骨抜きにされました。

子どもや従業員を受動喫煙から守る
ということが趣旨だったのに、
経済の論理から潰されたのです。

これはまさに、私たちが
どんな社会にしたいと願っているかを
表していると言えるでしょう。

では、どうすればいいのか?

「法律をできるだけ少なくすること、
ごく限られたものだけにすることだ。」
(p.182)

大麻を禁止しているのは健康問題ではなく、
繊維関連業者の利益を守るためだと言います。

大麻が許可されれば紙の原料にもなるし、
森林を守ることができます。

また医薬品としても有効です。

しかし、そんな安価なものが出てきたら、
これまで利益を得ていた人たちが困る。

だから大麻を禁止する必要があるのだと。

最近になって、やっと
大麻を許可する国や地域が出てきました。

日本はまだ解禁とはいきませんが、
少しずつ認められつつあります。

なるべく規制を少なくして
人々の自由にさせること。

そして政府は、
維持し守ることに集中する。

それが私たちの進化成長のために、
もっとも良い方法だと言うのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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