神はノンポリ

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第18章の3回目になります。

「所得に下限があるように、
上限も設けられるだろうね。
第一に、ほとんどすべてのひとは
所得の一〇パーセントを世界政府に差し出す。」
（p.270）

進化した社会では、自発的な貢献として
所得の10％を政府に差し出すと神は言います。

自分の所得の一部を、
自発的に差し出すのです。

「あなたがたはまだ悟っていないから、
みんなのための自発的な貢献が
全員の利益になることが理解できない。
そのため、
税金のかたちをとる必要があるだろう。」
（p.271）

私たちが進化して、
全員の利益が自分の利益だと悟るまでは、
税金という形で徴収される期間も
必要だと言います。

ここでニール氏は、
神が政治的な発言を繰り返すことに
違和感を感じると言います。

神が共和党を応援しているかのように
感じられたのでしょう。

「わたしはノンポリだよ。
政治的意見など、もってはいない。」
（p.272）

神は、人間（この場合はニール氏）からの
質問に答えているだけだと言います。

どうすれば人間関係がうまくいくか、
正しい生き方とは何か、
正しい食事とは何か・・・。

そういう質問に答えたのと同様に、
政治はどうあるべきかを、
私たちの目的に沿って答えているのだと。

「あなたがたに
こういう人生がいいのだの、
ああいう人生がいいのだのとは、
わたしは言わない。
わたしの唯一の欲求は、
あなたがたが充分に創造的な存在としての
経験をすること、それによって
ほんとうの自分を知ることだ。」
（p.273）

これまでも何度も繰り返された言葉です。

私たちの人生の目的は、
すべてを経験することです。

そのために、
この相対的な世界を創ったのですから。

ですから、
間違った（と私たちが考える）ことを
してはならないなどとは、
神は言いません。

「それもいいね、やってみなさい。」
と言うだけです。

ただ、やってみても上手く行かないから、
「どうしたらよいのでしょう？」
と私たちは神に尋ねました。

だから神は、
「こうしてみれば」と答えただけなのです。

「いま、わたしに反対したいのなら、
かまわないから反対しなさい。
それに、わたしが
間違っているかもしれないのだし。」
（p.275）

神は、自分の答えに従う必要もない
と言います。

しかも、神が言うことが
間違っている可能性もあるのだと。

「この本は、
あなた自身がつくりあげているんだよ。」
（p.276）

これは、
1冊目にも書かれていたことでした。

だから神の言葉を信じるなと。

ただ、ここに書かれている内容が
優れていると感じるのなら、
その通りにやってみなさい
と神は言っています。

「指針とは、
あなたの心に従いなさいということだ。
自分自身の魂に耳を傾けなさい。
自分自身の声を聞きなさい。
わたしが選択肢を、考え方を、
意見を示したとしても、
あなたがそれをとり入れる義務はない。
反対だったら、反対すればいい。
大切なことだよ。」
（p.276）

こう言って、
神に依存しないようにと説きます。

「自分で考えさせたいのだ。
自分自身で考えること。
それがいまのわたしだ。
わたしは考えているあなた、
考えを声に出している、あなただ。」
（p.276）

私たちの思考に、
神は宿ると表現できるでしょうか。

神も含めて誰かに依存するのではなく、
自分の内面に答えを求める。

それが、私たちがすべきことなのです。

「しかし、
あなたがまだ信じられないでいることが
ひとつある。
あなたが至高の源だということだ。
どうも、それがわかっていないらしい。
あなたがすべてを－－人生のすべてを－－
ここで、いま創り出しているのだ。
あなたが……あなた自身が……
創り出している。
わたしではない。あなただ。」
（p.276）

これまでも神は、
何度もそう言ってきました。

私たちが神であると。

ただそのことを忘れているだけで、
それを思い出させようとしているのだと。

私たちはまだ、
神から分離したもの（被造物）という
信念を捨てられずにいます。

ですから、
すぐに神であることを忘れてしまうのです。

「覚えておきなさい。
あなたの現実を創り出すのは、
つねにあなたの新しい考えだということを。
つねに、新しい考えだ。」
（p.277）

私たちが神であり、創造者です。

これまでと違う世界を創り出すのは、
私たちの新しい考えです。

私たちの思考が、
現実を創り出すのですから。

ですから私たちは、
私たちの目的に照らして、
政治的にどうあればよいかを
考えればよいのです。

神は指針を示しています。

しかし、それに従う必要はありません。

私たちがどう考えるか。

重要なのは、それだけなのです。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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