罪悪感を抱くのは罪

罪悪感を抱くのは罪

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第1章の1回目になります。

今日からいよいよ
「神との対話3」の解説に入ります。

1冊目は個人的な真実、2冊目は地球的な真実、
そして3冊目は宇宙的な真実になるはずです。

しかし、この3冊目が発行されるまでに、
随分と時間がかかったようです。

「始めたことは、
きちんと終わらせたいものだ。
ただし、あなたには何の義務もない。」
(p.16)

神のスポークスマンとして自分は
ふさわしくないのではと感じたニール氏に、
神はこのように語りかけます。

1冊目が発行されてから、
2冊目を書き上げたばかりのころ。

世間はニール氏に
大きな期待を寄せていたようです。

その期待に応えられていないという
罪悪感を感じていたのですね。

「人生のすべては、あなたが
(そして、あなたにかかわるすべての魂が)
あなたにとって必要な方向へ、
そして望む方向へ成長するために
起こっている。」
(p.16)

一般論ぽいですが、
この時のニール氏に向けられた言葉です。

3冊目がなかなか書けないことも、
ニール氏の成長のための出来事。

神はそう言っているのでしょう。

「あなたは、自分に優しくなることを
学ばなければいけないね。
自分を批判するのはよしなさい。」
(p.17)

他人を傷つけ、失望させてきたことに、
ニール氏はひどく落ち込んでいたようです。

神は、そういう状況であっても、
いやそういう状況だからこそ、
自分に優しくすべきだと言います。

私たちも、
つい自分に対して厳しくなりがちです。

なぜあんなことを言ってしまったのだろう?

他人を傷つけてしまったことを、
いつまでもくよくよと思い続けます。

私が悪いんだ、私のような人間など
いなくなってしまえばいいんだ。

そんなふうに、
罪悪感を感じる人もいます。

そうでなければ逆に、
相手を責めたりします。

私にあんなことを言わせた
あいつが悪いんだ。

理屈はどうにでもつけられます。

「他人にどう思われるかを
心配しているかぎり、あなたは他人のものだ。
外からの承認を求める必要が
なくなったときはじめて、
あなたはあなた自身のものになる。」
(p.18)

他人の視線を気にしていては、
自分として生きることができません。

だからこそ、
まず自分に対して優しくなるようにと
神は言っているのです。

「人間の唯一の敵は、罪悪感と不安だよ。」
(p.19)

これは記憶しておくべき言葉だと思います。

不安と罪悪感は、
何の役にも立たないのです。

しかしニール氏は、
罪悪感は自分の正すのに役立つと言います。

それに対して神は、こう言います。

「罪悪感をおぼえていると、
自分らしくない自分から抜け出せない。」
(p.19)

「あなたが求めているのは、気づくことだ。
気づくことと罪悪感は違う。
愛が不安とちがうように。
愛と気づき、これが真の友だ。」
(p.20)

ただ間違いに気づけば良いだけで、
罪悪感を抱く必要はないと言います。

「もちろん、感じなくていい。
感じて、どんな良いことがあるのかね?
自分を愛せなくなるだけではないか。
そうすると、
ひとを愛するチャンスもなくなるよ。」
(p.20)

罪悪感を感じていると、
自分を愛せなくなると言います。

たしかにそうですよね。

自分のことが嫌いになり、
自分で自分に罪を与えようと言うのですから。

そのことによって、
他人を愛せない自分になるというのに。

ニール氏は、
自分は神のメッセンジャーとして
ふさわしくないと感じていたのですね。

まっとうな人生を歩んでいない。

だから不安になり、
罪悪感を感じていたのでした。

神はニール氏に、このように言います。

「メッセージがどう受けとられるかよりも、
どう送り出されるかのほうが大事なんだよ。」
(p.18)

どう受け取るかは、相手に任せることです。

それよりも、
どういう気持ちでするのかが重要なのです。

「あなたは、
自分が学ばなければならないことを
教えるのだ。」
(p.18)

これは2冊目にもありましたね。

「最高のレベルの成長を語るのに、必ずしも
最高のレベルの成長をとげている必要はない。
ただ、真実であろうと心がけなさい。
真摯(しんし)であろうと努めなさい。
過去に与えたと思ういろいろな「被害」を
償いたいのなら、行動で示しなさい。
できることをしなさい。
そして、あとは忘れなさい。」
(p.19)

自分が完璧でなければ、
完璧さを語ってはいけないと
ついつい思いがちですよね。

でも神は、それは違うと言うのです。

ただ誠実に語れば良いのだと。

そして、過去に犯した過ちを悔いるなら、
行動で示せと言います。

過去はそんなことをしてしまったけど、
もう二度とそういうことはしないと
行動で示すのです。

そして、過去に過ちを犯したことは
忘れなさいと言います。

いつまでも過去を悔やんでいては、
前に進めないからです。

たとえどんな過ちを犯したとしても、
罪悪感を感じてはいけないのです。

この点は、多くの人と価値観が違います。

多くの人は、罪悪感を抱かせようとして、
謝罪を迫りますからね。

けれども、罪悪感を抱けば、
どんな良いことがあるのでしょう?

その人は愛に立ち戻るのでしょうか?

そのことを考えてみるべきだと思います。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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