性エネルギーの抑圧 (18禁)
- 2018.02.19
- 神との対話③
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第1章の11回目になります。
前回は、子どもを産んだ者が
子育ての責任を負うことが間違っている
という話でした。
そして後半は、そのために性エネルギーが
ゆがめられているという話でした。
今回は、その続きになります。
まず、前回の内容を整理しましょう。
性的な欲求は自然なもので、
その時が来れば内から湧き上がる
ということでした。
つまり、健康な若者なら、
思春期になればセックスしたいと
考えるようになるのです。
その欲求を抑圧するのが親たちです。
まだ早過ぎると言って抑えます。
なぜ早いかと言うと、
子どもができたら育てる責任がある
という価値観があるからです。
その価値観を押し付けて、
子どもの自然な欲求を抑圧するのです。
そのために子どもたちは、
抑圧されながらもその欲求に従ってしまうと、
罪悪感を感じたりします。
逆に欲求を抑圧されたままだと
ストレスを感じます。
こういう問題が起こるのです。
「あなたがたが
そういった身体器官の名前に強いマイナスの
「イメージ」をもっているから、
ふつうの会話のなかで使えないだけだよ。」
(p.52)
普通の会話の中で、
性器の名前を呼ぶことはタブーですよね。
私たちはそれを「当たり前」と
感じているかもしれません。
しかし、それは当たり前ではありません。
私たちの社会が、
代々伝えてきた価値観なのです。
「あなたがたは性的な気まずさ、抑圧、
恥ずかしさを生み出した。
それが性的禁忌(きんき)、機能不全、
暴力につながる。
社会全体としては必ず、
気まずいことは禁止されるし、
抑圧されたことは機能不全におちいる。
恥ずかしくないことを
恥ずかしいと思わされると、
暴力的な行動になるのだ。」
(p.52 – 53)
まあこういうことは、
フロイトなど心理学者も言っています。
人間の怒りの大部分が性に関連していると。
「第一に、「悪い」とされていることを
心地よく感じる自分に怒る。
つぎに、だまされたとようやく気づくと、
つまり、
「セクシュアリティはすばらしい、立派な、
輝かしい人間体験のひとつだと悟ると、
他者に対して怒りを覚える。
抑圧した親、はずかしめた宗教、
挑発した異性、
管理しようとする社会全体に怒る。
最後に、
禁忌を受け入れた自分自身に対して怒る。」
(p.53)
そして、この抑圧された怒りが、
誤ったゆがんだ倫理観の形成に向かう
と言います。
「世界で最もみにくい暴力行動をたたえたり、
崇(あが)めたりするのに、
世界で最も美しい愛の行為のほうは
隠すどころか貶(おとし)めている。」
(p.53)
暴力を醜いものと感じないばかりか、
賞賛したりします。
最近でこそ、
子どもに見せない基準がありますが、
それでも暴力は日常茶飯です。
その一方で、性的なものは隠します。
恥ずべきものとして、
表に出さないようにします。
これを誤ったゆがんだ倫理観だと
神は言っているのです。
「それもこれもみんな、みんなだよ、
たったひとつの考え方から生じている。
「子供をつくったら、育てる責任も
ひとりで負わなければならない」
という考え方だ。」
(p.53)
つまり、性エネルギーの抑圧から生じる
倫理観の倒錯や暴力的な行動は、
すべて1つの価値観から生じているのです。
もしそうだとするなら、
この価値観を考え直してみることも
1つの方法と言えるのではないでしょうか?
私たちは、
これまで自分が握りしめてきた価値観を
なかなか手放そうとはしません。
大した根拠もなく握って放さないのです。
そのことを前提にして、
放さない理由を探します。
後づけて理由を考えているのです。
そうすれば、
自分が変わらなくて済みます。
自分が悪いのではなく、
他者が悪いのだと言っていれば
変わらずに済みますからね。
けれども、いつまでもそうしていても、
私たちの進化成長は進みません。
いつかこっぴどい目にあって、
否応なく変化を
受け入れざるを得なくなります。
そこまで待つのも1つの方法ですが、
もっと簡単な方法があります。
それが、
自分の価値観を疑ってみるという方法です。
ひょっとしたら、
自分の価値観が絶対ではないかもしれない。
もっと良い価値観があるかもしれない。
そう考えてみることによって、
私たちの変化は容易になるのです。
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赤木篤 (あかき・あつし)
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