力ではなく強さを求めよ

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第2章の2回目になります。

前回は、
未来のために過去を知ることが役立つとして、
母系社会だった昔の話をしました。

そこから男性が権力を握り、
父系社会になったのだと。

そこで、
最後にこんなことを言っていました。

「そして、男性も女性も、
自分で編み出したみじめさの悪循環のなかで、
過ちをくり返しつづける。
どちらかが、人生でほんとうに大切なのは
力ではなく強さだ、と気づくまでは。
また、
大切なのはべつべつでいることではなく
一体になることだと、両方が気づくまでは。」
（p.64）

そうやって
女性と男性が権力闘争を続ける限り、
みじめさの悪循環が続きます。

大切なのは力ではなく強さであり、
一体になることだと気づくまで、
無益な争いが続くのです。

今回は、この続きになります。

「なぜなら、内なる強さは
「一体化」のなかに存在するから。
べつべつでいると強さが消え、
ひとは無力で弱いと感じる。
そこで、権力を求めてあがく。」
（p.64）

つまり、権力を求めて争うのは、
自分が無力で弱いと感じているからです。

権力を得ることで、
強くなりたいと思っています。

しかし、いくら権力を得ても、
本当の強さは得られません。

なぜなら、本当の強さは
別々の中ではなく
一体化の中に存在するからです。

私たちは一体化することで、
そこに強さがあると感じられるのです。

「いいかね、
お互いの不和を癒やしなさい。
べつべつだという幻想に
終止符を打ちなさい。
そうすれば、
内なる力の源をとり戻せるだろう。
そこに真の力を見いだせるだろう」
（p.65）

「べつべつだと考えるのをやめなさい。
そうすれば、
「一体化」のなかの内なる強さから、
社会全体としても、個々の部分としても、
好きなように真の力をふるえる。」
（p.65）

本当の力は、
内なる強さからやってきます。

それは、別々だという考え方をやめ、
一体化しているという見方をすることで
得られるものなのです。

「力は内なる強さから生まれる。
内なる強さは、
そのままの力からは生れない。
ほとんどのひとが、ここを逆に考えている。」
（p.65）

別々であるという信念からは
内なる強さに気づけません。

いくら権力を手にしても、
本当の強さには至らないのです。

「神から離れ、お互いから離れて
ばらばらでいることこそ、
すべての機能不全と苦しみの原因なのだよ。」
（p.65）

神から離れていることも、
互いから離れていることも、
同じことであり、また幻想なのです。

なぜなら、
存在するすべては「ひとつのもの」ですから。

そして、この幻想に縛られている限り、
苦しみから逃れることができません。

「真実を知りなさい。
そうすれば自由になれる。分離などない。
お互いからも、神からも、何ものからも、
ばらばらに離れてはいないのだ。
この真実を、わたしは何度も、何度も語る。
なにごとからも、何者からも
離れていないというつもりで行動しなさい。
そうすれば、
明日にも世界を癒すことができる。
これが、
あらゆる時を通じて最も偉大な秘密だ。」
（p.66）

神は、
これが「最も偉大な秘密だ」と言います。

つまり、分離は幻想であり、
一体化こそが真実なのだと。

そして、その真実に目覚める時、
私たちは世界を癒せるのです。

すべての苦しみを取り去ることができる。

これが「神との対話」シリーズを通じて、
究極的に解き明かされていることです。

シリーズのどの本を読んでも、
行き着くところはこのことになります。

すべての存在は「ひとつのもの」である。

その真実を知ったなら、
そのように行動せよと言います。

今はそう信じられないとしても、
そのように見えないとしても、
それが真実だと思ったのであれば。

そうやって、
一体化こそが真実だ
という見方で行動することで、
その事実が見えてくるのです。

なぜなら、元々そうであり、
そのことをすでに知っているのですが、
ただ忘れているからです。

すでに知っている
という気持ちで行動することによって、
そのことを思い出すのです。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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