神とは集団的経験
- 2018.02.26
- 神との対話③
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第2章の4回目になります。
前回まで、
母系社会から父系社会に至る経緯を
神が示してきました。
そして、
男性が権力を持つために創った神話が、
今では真実だと信じられて来ています。
しかし、
それは究極の真実とは関係ないと言って、
神は本当に起こっていることについて
話を始めます。
「ほんとうは、あなたがたの魂は
想像できるかぎりの高い経験をしたい
と願っている。
そのために地球上にやって来たのだ。」
(p.71)
支配層の女性から権力を奪うことが、
魂の本当の願いではないのです。
「魂の目的、
つまり魂が身体に宿った理由は、
ほんとうの自分になり、
それを表現することだ。
魂は自分を知り、
自分を経験したいと願っている。」
(p.71)
「ほんとうの自分」というのは、
つまりは神のことです。
魂は神になり、それを表現すること、
神であることを知り、
神を体験したいと願っています。
「この知りたいという願いが、
存在しようとする生命だ。
表現することを選んだ神だ。
あなたがたの歴史にある神は、
ほんとうの神ではない。
そこが大事なのだよ。」
(p.71)
現在の私たちが知っている神は、
本当の神ではないと言います。
本当の神は、
自分を知りたいと願い、
それを表現しようとしています。
では、神はどうやって自分自身を知り、
表現しようとするのでしょう?
それはこれまで何度も語られているように、
私たちを通じてです。
「どのレベルの表現になり、経験になるかは、
あなたがたが選択する。」
(p.72)
イエスのように、
高いレベルで自己を表現した人もいます。
一方で、とても低いレベルで
表現した人も多いでしょう。
「キリストは聖者だ。
だが、聖者は彼だけじゃない。
すべてのひとは「聖者
(God made Man=神につくられたひと)」だ。
あなたはわたしであり、
いまのままで、わたしを表現している。」
(p.72)
つまり、神が求めているのは
イエスのような高いレベルの
表現だけではないということなのです。
だからこそ、
すべてのひとは聖者だと言うのです。
「わたしはすべてに存在する。
わたしはすべてだ。すべてはわたしの表現だ。
「全」、それがわたしだ。
わたしでないものは何もないし、
わたしでないものは、ありえない。」
(p.73)
神がこのように繰り返すのは、
それだけ重要だからでしょう。
そもそもここで書かれたことは、
すでに知っていることです。
この本でも何度も語られています。
神はすべてであり、存在のすべてです。
しかし多くの人は、
その言葉を聞きながらも
実際の場面に当てはめようとはしません。
たとえば、
何人も残忍なやり方で殺した殺人犯は、
婦女暴行魔はどうなのでしょう?
彼らもまた、「すべて」の中の一部です。
それなのに、
「彼らは違う」と言って排除する。
それが矛盾していることに
気づくべきなのです。
「わたしは
あなたがたの神話の神でも女神でもない。
わたしは創造者、創造する者だ。
だが、わたしは自分自身の経験のなかで
自分を知ることを選んだ。」
(p.73)
神とは創造者であり、
また経験によって
自分を知ることを選んだ者なのです。
「ひとひらの雪で
自分のデザインの完璧さを知るように、
一輪のバラで
自分の息をのむ美しさを知るように、
わたしは自分の創造の力を
あなたがたを通して知る。」
(p.73)
すべては神が創造したものです。
その創造するということの素晴らしさを、
私たちの体験によって知ることを
選んだのだと言います。
神はこのことのために、
意識的に自分の経験を創造する能力を
私たちに与えたと言います。
「さらにもうひとつ、
それに気づく意識を授けた。
こうして、
あなたがたは自意識をもつようになった。
こうして、
あなたがたは最高の贈り物を与えられ、
自分が自分であることを知った。
それこそがわたしだ。
わたしはわたしであり、
わたし自身を知っている。」
(p.73)
自意識を持つのは、
人間だけだと言われています。
くよくよ悩む人間はいても、
そういう動物はいません。
自意識によって人間は、
自分自身を振り返り、正すことができます。
つまり、より素晴らしい自分に
近づいていくことができるのです。
「あなたがたはわたしの一部、
意識し経験する一部である。
あなたがたの経験(そして、
あなたがたを通じたわたしの経験)、
それがわたしを創造している。
わたしはつねに
自分自身を創造しつづけている。」
(p.74)
私たちの経験は、
同時の神の経験なのです。
私たちが自分自身を創造する時、
それは神が
神自身を創造していることになります。
これも、
私たちが神であるなら、
当たり前とも言えますけどね。
「わたしは、あなたがたおおぜいの
集団的経験なのだよ!」
(p.74)
神は、経験するために
この世を創ったと言っています。
絶対的な場では経験ができないからです。
相対的な世界を創り、
そこに自分の分身を送り込んだ。
それが私たちです。
私たちは、
それぞれが経験することで
神に経験させているのです。
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赤木篤 (あかき・あつし)
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