真の目覚めという状態

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第9章の2回目になります。

「ときには、
身体とともにいる忘却の状態と魂の一体感を、
同時に経験しようとするひとたちもいる。」
（p.200）

神はそう言って、
ちょっと特殊とも思える例をあげます。

「そういうひとたちは訓練によって、
身体とともにいながら、
自分の一部を身体から切り離す。
こうして、
人間としては目を覚ました状態でいながら、
真の自分を知るという
無常の喜びを経験する。」
（p.200）

このように、眠った時ではなく、
目が冷めた状態で魂が身体から離れ、
本来の自分を取り戻すことができる
と神は言います。

どうしたら、
そんなことができるのでしょう？

「これは認識の問題だ。
前にも言ったように、
全的な認識の問題なのだよ。
全的な認識は行動ではなく、状態だ。
そうする、のではなく、
そうあるものなのだ。」
（p.201）

何か苦行をしたからできる、
というものではありません。

「全的な認識」という状態であることで、
それができるようになるのです。

そうは言われても、
「ではどうすれば？」となりますよね？

そこで神は、
もっと具体的に説明します。

「毎日の瞑想は、最良の道具のひとつだ。
瞑想によって、生命エネルギーを
最高のチャクラに引きあげることができる
－－さらに、「目覚めた」ままで
身体から離れることさえできる。
瞑想していると、
身体が目覚めた状態のままで、
全的な認識を経験する用意ができる。」
（p.201）

瞑想をすることが、
「全的な認識」に至る道具（ツール）になる
と神は言います。

瞑想すれば、
それが「真の目覚め」という状態になる。

これが、「全的な認識」を経験するための
準備ができた状態なのです。

「この状態で立ち止まるというのは、
道のなかばで足を止めること、
どこかへ向かうのをやめること、
何かをするのをやめること、
立ち止まってその場に「いる」こと、
ただその場で本来の自分でいることだ。
ほんの一瞬でも立ち止まることは、
祝福に値する。」
（p.201）

「真の目覚め」という状態で立ち止まれば、
それは祝福に値すると言います。

それがたとえ一瞬であっても、
至福の瞬間なのですね。

「この状態を経験するのに、
身体から離れる必要はない。」
（p.201）

つまり、
「真の目覚め」という状態で立ち止まれば、
「全的な認識」という状態になることや、
魂が身体から離れることがなくても
至福を経験できるということです。

「この状態で「行動」すれば、
何をしてもそれが瞑想になり、
あなたからあなたの魂への、
そしてあなたの魂からすべてへの
贈り物になり、捧げ物になる。」
（p.202）

「真の目覚め」という状態で行動すると、
魂への贈り物になると同時に、
魂からすべてへの贈り物になる。

これは、私たちは一体であるから、
私たちが真の至福を感じることは、
魂を満足させると同時に、
全体にも満足感を与える
ということではないかと思います。

神は、この「行動」というのは、
特別なことではなく日常的なことだ
と例をあげています。

ただ洗い物をしている時でさえ、
感動し、わくわくするのだと。

「この状態で
性的なエネルギーの交換を経験すれば、
ほんとうの自分の最高の真実を知る。
恋人の心があなたのホームになる。
恋人の身体はあなたのものになる。
あなたの魂は、もう自分が
他から離れているとは想像しなくなる。」
（p.202）

「真の目覚め」という状態で
性交をすることもできます。

その場合は、
相手との真の一体化を経験する
と神は言います。

「準備ができたとき、
あなたははっきりと目覚める。
微笑みがそこへ連れていってくれる。
シンプルな微笑みだ。
一瞬、すべてを止めて、ただ微笑む。
何かに向かって微笑むのではない。
ただ、良い気分だから微笑む。
心が秘密を知っているから微笑む。
魂が秘密を知っているから微笑む。
そのために微笑む。たくさん微笑む。
その微笑みが、どんな痛みも癒してくれる。」
（p.202）

「真の目覚め」という状態を経験し、
その時が来たら、
私たちは「はっきりと目覚める」
と神は言います。

その時は、ただ「微笑む」ことで、
それとわかると言うのです。

さらにその微笑みは、
どんな痛みであっても癒やすのだと。

こういう状態を、
本当に経験してみたいものだと思います。

「あなたは
道具（ツール）を教えてくれと言う。
だから教えてあげよう。
呼吸しなさい。これも道具だ。
長く、深く呼吸しなさい。
ゆっくりと、おだやかに呼吸しなさい。
生命という無を、
満ちあふれるエネルギーを、
満ちあふれる愛を静かに呼吸しなさい。
あなたが呼吸しているのは、神の愛だ。」
（p.202 – 203）

瞑想の他の道具としては、
長く深い呼吸があると言います。

腹式呼吸とか方法はいろいろあります。

それを、神の愛を呼吸するという意識で、
長く深く行うことですね。

「深く、深く呼吸しなさい。
そうすれば、
泣きたくなるほどの愛があふれ出す。
うれしくて、泣きたくなる。
神に出会うから。」
（p.203）

深い呼吸によって、
神に出会うことが可能だと言います。

「一度、これを経験すれば、
人生は一変する。」
（p.203）

瞑想や長く深い呼吸によって神と出会うと、
人生が一変すると言います。

この話を読んで思い出すのは、映画
「ブラザー・サン・シスター・ムーン」です。

アッシジの
フランチェスコの半生を描いたもの。

当時は、十字軍に参加して勝利すれば、
略奪し放題だった社会です。

そんな物質的な欲望の中にあって、
フランチェスコも戦争に行きます。

しかしそこで熱病に冒され、
生死の狭間をさまよいます。

数週間して目覚めた時、
小鳥の鳴き声が聞こえました。

それに誘われるように
屋根に登っていきます。

その時、
フランチェスコは目覚めました。

父親の財産を家の外に投げ捨て、
それらが必要だはないことを示すのです。

こうしてフランチェスコは、
一切の富を捨てて荒野に出て、
信仰に生きようとしました。

何もなくても満足だったのです。

すべてが備わっていると知っていたから。

これまでも多くの人が、
こうやって神と出会ったのでしょうね。

私たちも、瞑想や呼吸によって、
神と出会うことができる。

神は、そう言っているのです。

●今日のメルマガは、いかがでしたか？
　面白かった、役立ったという方は、
　以下のURLをクリックしてくださいね。

⇒　http://clap.mag2.com/chisouclen?KT180403a

またこちらには、
短い感想を書くこともできます。

励みになりますので、
よろしければコメントをください。

長くなる場合は、このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

========================================

　こちらのメルマガもあわせてどうぞ！

　●「幸せ実践塾」通信
　http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

◆本の内容が性に関するテーマの時は、
タイトルに「（18禁）」とつけます。

そういうテーマを避けて読みたい場合、
参考にしてください。

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

◇ブログ：
「傷ついた心を癒して幸せになる！
～「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
（上記●を＠半角に置き換えてください。）

——————————————-◇◇◆