神は指示しない
- 2018.08.27
- 神との友情・上下
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第7章の2回目です。
前回は、教育がテーマでした。
その最後に、
友だちだから厳しいことも言うが、
愛情をもって見守るという話がありましたね。
今回は、その続きになります。
教育のことでは、
具体的な解決方法を神は指示しました。
選り好みしないはずの神が、
あれこれ指示するのはどうしてでしょう?
そのニール氏の疑問に対して、
神はこう答えます。
「方向を指示することは、
好みを宣言することとはちがう。」
(上 p.160)
あくまでも、
私たちがどこへ行こうとしているかによって、
その道が合っているかどうかを示すだけだ
と言うのです。
「わたしはあなたがたに
何も求める必要はない。」
(上 p.161)
「どこそこへ行きたいとあなたがたが言い、
わたしはどうすれば行けるかを教える。」
(上 p.161)
お互いに平和で、健康で、豊かに暮らしたい
と私たちは願っています。
その願いに対して神は、
このようにしなさいと方法を示している。
それだけだと神は言います。
神の働きを
正しく理解することが重要なのです。
またそうすることが、
神と友情を結ぶのに不可欠なのだ
と神は言います。
「人生で起こる良い出来事を、
ひとはいつでもチャンスや幸運、棚ボタ、
運命などと呼ぶ。
ところが悪いこと、ハリケーンや竜巻、
地震、突然死などは
「神の御業(みわざ)」と言う。
そう思っていたら、
わたしを恐れるのも無理はないね。
あなたがたの文化全体が、
そういう考え方を支えている。」
(上 p.162)
「いいかな、
良い出来事も「神の御業」だよ。
どんな人間も偶然に出会うことはないし、
どんなことも偶然に起こりはしない。」
(上 p.162)
起こることはすべて「神の御業」であり、
神が認めないことは何も起こらないのです。
したがって、偶然に起こることは何もなく、
すべてが必然的に起きている。
そしてそれはすべて、良いことです。
だから完璧なのだと、
神は繰り返し言っているのです。
ここからまた、
ニール氏の述懐が始まります。
その最後の方でニール氏は、
神が意図して導いたかのように話しました。
それに対して神はこう言います。
「それはあなた自身がしたのであって、
わたしではないのは、
もちろん気づいているね?
私はあなたに対して何の課題ももっていない。
あなた自身の課題があるだけだ。」
(上 p.168)
アドラーの「課題の分離」かのように、
神はニール氏の課題だと言います。
神が何かをさせようとして導いたのではなく、
自分自身が引き寄せたのです。
まずは自分がどうしたいか、
どうなりたいかを選択する。
それに対して神が、
それを可能にする現実を創造する。
そういうふうに、
現実は創造されていくのです。
ニール氏は、
自分が黒人ラジオ局で働くことになったのは、
自分がそう望んだからかと神に尋ねます。
神はそれを否定し、こう説明します。
「あなたは人種的偏見について--
それに正しさについて--
もっと理解したいと望んだ、それだけだ。
高い段階でそう決断したのだよ。
魂の段階でね。
自分を教育しようという決意。
自分に思い出させようという決意。
自分を気づきへと向かわせようという決意だ。
潜在意識では、
あそこから逃げたいと考えていた。
超意識では、
自分自身のものをふくめた
人種的偏見と寛容について、
意識の段階でもっと発見したいと考えていた。
そういう衝動すべてに
同時に従ったというわけだ。」
(上 p.169)
つまり魂の思いとして、
人種的偏見と寛容について思い出すことを
願っていたというわけです。
さらに無意識的には、
今の状況から逃げ出したかった。
そういうそれぞれの意識の選択に対して、
黒人ラジオ局での仕事を得る
という現実が与えられたのですね。
私自身、こういうことを経験しています。
私の内向的な性格からすると、
都会で暮らすこと、
ましてや海外で暮らすなんてことは
考えられませんでした。
よんどころない事情で
東京で暮らすことになりましたが、
いつか島根に帰ろうと思っていました。
そんな私が、
タイで暮らすことになったのです。
英語もしゃべれないのに。
どうしてそんなことになったのか、
最初はまったく気づきませんでした。
しかしある時、
ふと昔のブログ記事を読んだら、
そこにアジアで暮らすことへのあこがれが
書かれていたのです。
そのことはブログに書いていますので、
こちらもご覧くださいね。
「潜在意識にインプットしたことが
実現しました」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/287874579.html
これには驚きました。
そんなことを書いたことさえ、
すっかり忘れていたのですから。
しかし、そのことに気づいてみると、
私の思い通りになっただけなのだ
とわかりました。
私が今のような生活を望み、
こうなったのです。
もちろんそれだけでなく、
魂の意識が何かを選択したのでしょう。
それが何か明確にはわかりませんが、
おそらくはこの幸せ実践塾の活動に
関わることに違いありません。
「神との対話」シリーズと出合い、
幸せ実践塾をすることになった。
その活動をする上での重要な気づきは、
タイでの生活で得られたものが大きかった。
今になってみると、
そういうことがわかるのです。
ジョブズ氏が大学のスピーチで言ったように、
点と点がつながって線になる。
すべての出来事に無駄はなく、
完璧に起こっている。
しかも、自分が思った通りに。
そのことを、
神は言っているのです。
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赤木篤 (あかき・あつし)
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