3つの知恵を実践する方法
- 2018.10.31
- 神との友情・上下
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第17章の3回目です。
前回は、根拠となっている第二の
危険な考え方についてでした。
それは、
生きるためにしなければならないことがある、
というもの。
しかし、新しい福音によって、
その危険な考え方が消えると言います。
そして、
生き延びるかどうかが問題でなければ、
誰が優れているかも気にならなくなると。
こうしてやって、
神と友情を結べるようになる
という話でした。
今回は、その続きになります。
神と友情を結んだニール氏は、
「神との対話」の偉大な知恵を
実践する方法を説明してほしい
と神にお願いします。
その知恵は次の3つだと言います。
「1.わたしたちはすべて一体である。
2.充分である。
3.しなければならないことは、何もない。」
(下 p.155)
この3つのポイントを
どう実践すればいいのかと尋ねます。
神は次のように答えます。
「最初のメッセージは簡単に実践できる。
人生で出会う誰もが、それに
すべてが自分の延長だと思えばよろしい。
すべてのひとを自分の一部として遇しなさい。
すべてのものを同じように扱いなさい。」
(下 p.156)
まず最初のポイント、
「わたしたちは一体である」を実践するには、
一体であると思って扱うことなのですね。
しかし、そうは言われても、
生活においては矛盾もあります。
たとえば蚊を自分と一体だと扱えば、
叩き殺すことはできなくなります。
しかし、自分自身は蚊に刺されたくない
と考えている。
神はまず、次のように言います。
「何も死にはしない。
かたちを変えるだけだ。」
(下 p.156)
たしかに本質的には、そういうことです。
しかし、
三次元世界に生きている私たちには、
そう考えて安易に叩き殺すことは、
やはり抵抗があります。
そこで神は、
現在の私たちの定義を使って
次のように答えます。
「そう、あなたの定義で言えば、
蚊を叩けば自分の一部を殺すことになる。
木を切り倒すときも同じだ。
花を摘むときも。
ウシを殺して食べるときも。」
(下 p.156)
すべてが私と一体であるとすれば、
関わる生命を奪うことは
何一つできなくなってしまいます。
それでは、大元の私自身の生命が
危険にさらされることになります。
この矛盾に対して、
どう考えれば良いのでしょう?
そこで神は、
次のようにヒントを与えます。
「ひとを殺さないということは、
シロアリを殺さないという意味だろうか?
逆にシロアリを殺すなら、
ひとを殺してもかまわないのだろうか?」
(下 p.157)
たしかに、シロアリと人間では、
生命の軽重に差があるようにも思えます。
しかしそれは、
一体であることに反しないのでしょうか?
それについて神は、次のように言います。
「もちろん覚えているだろうが、わたしは
あなたがたは「すべて一体である」
とは言ったが、
すべてが同じだとは言わなかった。
あなたの髪の毛と心臓は同じかな?」
(下 p.158)
「髪の毛を切るからといって、
心臓を切りとるだろうか?」
(下 p.158)
伸びた髪の毛を切るのに、
私と一体である生命を殺してしまう
などとは思いませんよね?
つまり、一体であるとしても、
それぞれにはその役割があり、
全体としての良い状態を追求することが
この問の答えになるのです。
私たちはこれまで、
すべてを同じように扱っている
と神は指摘します。
シロアリを殺してよいのなら、
人を殺してもよいと考えた。
髪の毛を切ってかまわないなら、
心臓を切り取ってもかまわないと。
人間の生命を、他の生命と同じように扱い、
平気で殺してきたのです。
白人、黒人、男性、女性などと分けて
ステレオタイプ化して考えることで、
他のグループを人間扱いしなくなる
と神は指摘します。
これまで、
多数の民族虐殺がありましたが、
それがその証明です。
ニール氏は、
癌と人体との関係に置き換えて、
どうすればよいかを神に尋ねます。
癌を放置すれば、人体が死にます。
切り取っても仕方ないではないか、
という理屈です。
神は、
癌を治そうとすることもできるとして、
次のように言います。
「愛そうと試みることもできるよ。」
(下 p.160)
ニール氏は、相手が愛に応えなかったら、
身体を治すために癌を切り取ることは
仕方ないことではないか
と言って食い下がります。
神は、次のように問い返します。
「身体には治療の必要がないとしたら?」
(下 p.161)
癌を治療しなければ、身体は死ぬでしょう。
「すると、
死を避けるためにガンを切りとるのだね。
生存の問題だね。」
(下 p.161)
こうして話は、
前回の話題に戻ってきました。
そこで神は、再び次のように言います。
「生き延びるために
しなければならないことは何もない。
あなたがたの生存は保証されている。
あなたがたはこれまでも、いまも、
これからも、終わりのない世界に存在する。
あなたがたの生存は希望ではなく、事実だ。
約束ではなく、現実だ。
したがって、
「生き延びる」ためにしてきたことは、
すべて不必要だった。」
(下 p.162)
私たちは一体であるという知恵を
実践しようとした時、
陥りやすい問題を見てきました。
それはすべてを同一に扱ってしまうこと。
生命には本来、
それぞれの役割があります。
その役割にしたがって、
全体を生かすことが重要なのです。
そして私たちが、
生存の不安を抱くことをやめれば、
人間同士の不毛な殺戮はなくなります。
私たちは本当に、
愛し合えるようになるのです。
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