原始的な文化からの脱出

原始的な文化からの脱出

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は「プレリュード」の2回目です。

前回は、神のメッセージは
「わたしたちはすべて一体である」
ということで、
それだけが真実だという話でした。

したがって、
それ以外はすべて幻想なのだと。

今回は、その続きになります。

神は、人類が長い間、
幻想を抱いてきたと指摘します。

ただそれは、人間が愚かだからではなく、
賢いからだと言います。

「人間は、幻想には目的が、
それも非常に重要な目的があることを
直観的に理解していた。
ただ、ほとんどの人間は、
それを知っていることを忘れている。」
(p.23)

幻想には重要な目的があるのです。

人間は賢いから、
幻想をその目的のために使おうとしました。

しかし、その目的を知っていることを
忘れてしまっていると神は指摘します。

そして、そろそろ思い出すべき時が来た
と告げるのです。

「あなたは
自分の内側に神が存在することを
体験的に知るために、
そしていつでも望むときに
創造者に出会うために、ここへ来た。
 あなたは自分の内側で、
そしてまわりのあらゆるところで
創造者を見いだし、体験するだろう。
だが、そのためには
人間の幻想を見抜かなければならない。
幻想を無視しなくてはならない。」
(p.24)

神と一体であるという体験をするために、
私たちはこの本に導かれました。

いえ、私たちが自分で引き寄せたのです。

そして、
そのためには幻想を見抜くことが重要だ
と神は言います。

その幻想は無視すべきものなのです。

そこで神は、
その無視すべき10個の幻想を示します。

「1.必要性が存在する
2.失敗が存在する
3.分裂が存在する
4.不足が存在する
5.課題が存在する
6.裁きが存在する
7.罪の宣告が存在する
8.条件が存在する
9.優越が存在する
10.無知が存在する

 最初の五つは物質的な幻想で、
物質的な身体とともに生きることに
関係している。
後半の五つは物質を超えた幻想で、
非物質的な現実に関係している。」
(p.24 – 25)

これだけ聞いても、
まだあまりピンとこないと思います。

この幻想については、
これから1つずつ順に取り上げていきます。

「さて、ほんとうのコミュニケーションを
開く第一歩は、疑いの心を
とりあえず棚上げすることだ。
ここでも、そうしてもらおう。」
(p.25)

幻想を説明する前に神は、
このコミュニケーションに臨む姿勢を
このように要求します。

「その考え方を完全に捨てるのではなく、
いまはしまっておいて、
自分の知らないことがあるかもしれないし、
それを知ればすべてが変わるかもしれない、
という可能性を受け入れればいい。」
(p.25)

私たちは、あまり知らないはずなのに、
ちょっとした知識をベースに
物事を断定しがちです。

たとえば、
交通事故のニュースを見て、
すぐにどっちかが悪いと言います。

まだ全容が明らかにされてないし、
仮に加害者が決まっても
反論の余地があります。

裁判になれば、無罪になる可能性もあるし、
有罪になっても冤罪の可能性もあります。

それなのに、
一知半解の知識を得ただけで、
どっちが悪いなどと決めつけるのです。

神は、
こういう態度をやめるようにと言います。

知らないことは知らないとし、
仮にこうだろうと思っても、
そうではない可能性があることを
頭の片隅に置いておくことです。

そこで神は、
この幻想についての説明を始めます。

「人間の一〇の幻想は、
地球上の経験のごく初期に
あなたがたがつくり出した、
壮大で力強い幻想だ。
しかも、
あなたがたはもっと小さな幻想を毎日、
何百となくつくり出している。
その幻想を信じているから、
あなたがたは
幻想に合った文化的な物語をつくり出し、
幻想を生き、現実化している。
 もちろん、ほんとうの現実ではない。
だが、あなたがたがつくり出した
『不思議の国のアリス』の世界では、
ほんとうの現実のように見える。」
(p.26)

「文化的な物語」とは、神話のことです。

私たちは、
幻想に基づいて神話を創ったのです。

そして、その神話を基に私たちは、
人生についての信念を持つことになるのです。

この後、神は、
いくつかの信念を説明します。

そして、こう言います。

「あるレベルでは、あなたがたは
こういうことを信じなくてはならない。
いわば、みせかけの現実だ。
 だが、もうみせかけの現実から離れて、
ほんとうの現実へ向かうべきときだ。
たやすいことではない。
究極の現実は、あなたがたの世界の大多数が
現実だと思っていることとは、まったく違う。
あなたがたは、
文字どおり「この世にありながら、
この世のものではなくなる」必要がある。」
(p.33)

あるレベルまでは、
この幻想を信じる必要がありました。

しかしもう、
その幻想を幻想と見抜く時である。

そう神は言います。

ただ、それは簡単ではないとも言います。

この現実社会で暮らしながら、
それを否定する必要があるからです。

なぜ、そこまで大変なことを
する必要があるのでしょうか?

神は、人生が上手くいっているなら、
そんなことは役に立たないと言います。

「このメッセージは、
いまの世界に満足していないひとたちに
向けたものだ。」
(p.26)

今が上手くいっていないから、
こんな人生は嫌だと思っているから、
このメッセージが役立つのです。

受け入れてみようと思えるのです。

かつて、イエスはこう言いました。

「こころの貧しい人たちは、
さいわいである、
天国は彼らのものである。
悲しんでいる人たちは、さいわいである、
彼らは慰められるであろう。」
(「マタイによる福音書」第5章3 – 4)

上手くいっていない現実がある人は、
今、新たな境地へジャンプする時なのです。

そのメッセージがこの本です。

これからこの幻想を1つずつ解説しますが、
それぞれの幻想は
1つ前の幻想の欠陥をつくろうためにできた
と神は言います。

「最後に、あなたがたは
欠陥をつくろうのにうんざりして、
もう理解できないと決めた。
だから、「無知が存在する」という
最後の幻想が生まれた。
 これで、謎を解く努力も必要なくなり、
「しかたないさ」と肩を
すくめていればよくなった。」
(p.33 – 34)

そうして、今の私たちがいます。

けれども、
その時は終わろうとしています。

「あなたがたは数ミレニアムのうちに
(宇宙の歴史にくらべれば、
ほんの短いあいだに)、
無知が恵みではない場所に到達した。
 あなたがたは、
原始的な文化から脱しようとしている。」
(p.34)

これが今の私たちです。

そのための智恵が、
これから語られるのです。

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