2.失敗という幻想
- 2018.12.10
- 神とひとつになること
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第2章の1回目です。
前回の最後にあったように、
最初の「必要性という幻想」の対処を
間違えてしまったため、
次の幻想が生まれました。
それがこの「失敗という幻想」です。
私たちは、神にも必要性があり、
それを何とかしようとする意志を持ち、
それが実現できない可能性を考えました。
「これは、
とてもありそうもないとはいえ、
神も失敗するのかもしれない、
という強力な幻想につながった。」
(p.44)
このように言って、
第2の幻想について語ります。
「人間は、
神にも必要性があるだけでなく、
神がその必要性を
満たせないこともありうると想像した。」
(p.44)
「自分たちは
幸せになるために必要だと思うものを
すべて得ることはできないのだから、
神だって同じだろうと思った。」
(p.44)
このように、
神も自分たちと同じだろうと考えたのです。
「この幻想から人間は、
人生の結果は疑わしいという
文化的な物語をつくりあげた。」
(p.45)
人生は上手くいくかもしれないし、
上手くいかないかもしれない。
そう考えたのですね。
しかし、神は全知全能です。
それなのに、
神が必要性を満たせないなどということが
あるでしょうか?
通常では考えられませんが、
人間は無理な理屈を考え出します。
それが、神の子である人間が何かをして、
神のもとに帰れなくなるという物語です。
神の意志は人間が神のもとに帰ることですが、
それを人間が阻害するのです。
聖書にある失楽園の物語ですね。
神の命に背いたアダムとイブは、
エデンの園を追放されます。
この罪によって人間は、
神のもとに帰れなくなります。
神は愛ですから、
何とかして人間を自分のもとに帰したい。
しかし、人間に自由を与えている以上、
人間がその意志で
神のもとに帰ろうとしない限り、
どうにもならないのです。
こうして、神もまた失敗する
という物語が創られました。
しかし、
この考えに無理があることは明らかです。
「創造者と造られたものが一体なら、
造られたものが
どうして創造者に逆らうだろう?
結果を生み出す者と
それを体験する者が同じなら、
どうして人生の結果が
疑わしいはずがあるだろう?」
(p.45)
神が「存在のすべて」であれば、
神と人間は一体です。
もし一体であるなら、
こんなことになるはずがありません。
このように、
私たちは論理的な矛盾に気づきました。
そこでまた1章の終わりと同じように、
話が進みます。
つまり、第二の幻想には
明らかな欠陥がありました。
しかし、どこか深いレベルで、
この幻想を捨ててはいけないと感じたのです。
何か大切なものを失うと感じたから。
その感じ方は正しいのですが、
幻想と見抜いて本来の目的のために
活用しようとしませんでした。
欠陥をとりつくろおうとして、
第三の幻想を生み出すことになるのです。
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