充分でないから競い合う

充分でないから競い合う

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第4章の2回目です。

前回から第4の幻想の
「不足」について書いています。

前回の最後に、最高レベルの不足は、
充分な生命がない、つまり死だとありました。

ただこれは、
分裂という幻想を終わらせることを
高次のレベルで意識していることでもある
という話でした。

今回は、その続きになります。

まず神は、
ばらばらだという幻想を創り出した理由を
説明します。

「あなたがたが
分裂という幻想をつくり出したのは、
ひとつであるという現実を体験するためだ。
現実の外に出なければ、
それを体験することはできない。
全体の一部でいるあいだは、
全体としての自分を体験できない。」
(p.59 – 60)

分裂という幻想は、
一体だという現実を体験するために
役立つものなのです。

一体化という現実の外に出て、
分裂というものを経験しなければ、
一体化が体験できないのです。

これは、最初から
この「神との対話」シリーズで
言われていることです。

この相対的な世界は、
体験するために創られました。

愛でないことを体験しなければ、
愛もまた体験できません。

概念として知ってはいても、
体験できないのです。

だから相対的な世界を創った。

「その意味で、あなたがたは
ほんとうの自分の存在を体験できない。
 だが、ほんとうの自分を知りたい
とわたしたちは願う。
そのためには、
まず自分ではないという体験を
つくり出さなければならない。」
(p.60)

究極の現実では、一体化しかありません。

だから私たちは想像によって
分裂という幻想を創りました。

こういう話を何度も繰り返すのは、
私たちがこれを完全に理解し、
夢から覚めるためだと神は言います。

「夢から覚めるまでは、
生命と離ればなれだという幻想のために、
生存するには何かが必要だ
と思いつづけるだろう。」
(p.61)

本当の私たちは、
生存を気にする必要はありません。

生存のために何かをする必要はないのです。

それは種としての生存も同じです。

そこで私たちは、
また別の信念を創り出したと神は言います。

「ひとと結ばれることまで、
種としての生存を確保するためだ
と考えるようになった。
ほんとうの本能、つまり愛に反応するから
結ばれるのだという事実を見失った。
 自分が生き延びられないかもしれない
という考え方をもとに、あなたがたは
新しい基本本能を生存本能と呼んだ。」
(p.61)

人は生存本能があるからパートナーを探し、
セックスをして子孫を残すという考え方です。

この考え方に基づいて、
子孫を残す目的以外でのセックスは
してはいけないという教義もあります。

また、そういう目的以外でのセックスを、
性欲に溺れた堕落的なものだ
と考える人もいます。

また、子孫を残すことが
何よりも重要だという考え方も生まれました。

しかし、そういう考え方は間違っている
と神は言います。

なぜなら、私たちの生存は永遠であり、
保証されているからです。

私たちは、
生命が充分ではないという考えから、
神まで充分でないという考えを
導き出したと神は言います。

「生命が充分でない(これは死が存在する
という信念に翻訳される)だけでなく、
生命をかたちづくるものが充分ではない
(これは不足という信念に翻訳される)
だけでなく、
生命を創造するものまでが充分ではない
(これは神には限りがある
という信念に翻訳される)と思った。」
(p.62)

このように、
あらゆるものが充分ではないと考え、
私たちはそれをめぐって
競い合うことになったのです。

神をめぐって競い合うとは、
宗教間の争いのことです。

充分にあるのであれば、
他の人がどんな神を信じようと
どうでもよいはずではありませんか。

「それを認めるには、
はかりしれない謙虚さが必要だが、
謙虚さは地球の哲学でも神学でも
重きをおかれていない。
 とくに神学は傲慢で、
すべての答えを知っているふりをする。
どのような疑問も疑いも許さない。
 だが、そんな信念はどこかおかしい。」
(p.62)

もし謙虚さを持っていれば、
ひょっとしたら違う答えがあるかもしれない
と考えられます。

そうすれば、
この幻想に気づくこともできるのです。

そうせずに、その幻想から生じたものを
暴力を使ってまで守ろうとする。

それが、今の社会です。

「すべて、
不足が存在するという考え方から
始まっている。
充分でさえあれば、
何もかも解決するのだから。」
(p.63)

すべてが充分であると知っていれば、
自己破壊的な行動はしないし、
資源をめぐる争いもなくなります。

充分でないという考えにこだわるから、
私たちは争いをやめられないのです。

そこでまた3章の終わりと同じように、
話が進みます。

つまり、第四の幻想には
明らかな欠陥がありました。

しかし、どこか深いレベルで、
この幻想を捨ててはいけないと感じたのです。

何か大切なものを失うと感じたから。

その感じ方は正しいのですが、
幻想と見抜いて本来の目的のために
活用しようとしませんでした。

欠陥をとりつくろおうとして、
第五の幻想を生み出すことになるのです。

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