9.優越という幻想

9.優越という幻想

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第9章の1回目です。

第9の幻想は、第8の幻想から生まれました。

条件が存在するなら、
その条件を知る必要があります。

そうすれば人生を、
思い通りに過ごせるからです。

「そこから当然、こんな結論に達した。
--その条件を知っている者は、
知らない者よりもうまくいくはずだ。」
(p.95)

こうして、知っている人が優越する
という幻想を創り出したのです。

「条件を知っていれば、
ほかのひとたちを無視する権利ができるし、
ほかのひとたちを回心させようとする権利、
あるいは条件を知らない者、
条件に同意しない者を
あっさりと滅ぼす権利もできる。」
(p.95)

他の人に対して優越することができる。

そう考えたのです。

この条件には、「すること」の他に
「もつこと」も加わりました。

「充分な頭脳をもっていれば、
良い成績をとることができるし、
最優秀の成績で卒業できるし、
良い職業につける。
そうすれば成功者になれる。
充分な金をもっていれば、
すばらしい家を買うことができるし、
暮らしが安定する。
充分な時間があれば、休暇もとれるし、
のんびり休養し、気分を新たにできる。
充分な力があれば、
自分の運命を自分で決められるし、
自由になれる。」
(p.96)

このように、自分が欲するものを得るには、
何かが必要になると考えました。

「必要なものをもっていれば、
正しいことができる。
正しいことができれば、
自分が望むとおりになる。」
(p.96)

ただし、
必要なものを全部持つ必要があります。

いくら頭脳明晰でも、
正しい側の性(男性)でなければ
良い仕事に就くことはできません。

必要な条件を多く知って、
それらを獲得しなければならないのです。

「だから、しなければならないことを
しなければならない。
充分にはないからだ。」
(p.97)

みんなが競争して、
この必要な条件の獲得合戦が始まります。

「競争するなら、
なんとか勝たなければならない。
その答えは、優越だ。
すぐれたものが勝つ--
そして優越の根拠には何らかの条件がある。」
(p.98)

自分の勝利のためには、
条件を付け加える方法も効果的です。

すでに自分が持っている条件をつけ加え、
それが必要だと主張し、
認めさせればよいのですから。

先ほどの女性に対する男性の優越も、
まさにそういう条件です。

白人の優越、キリスト教の優越、
さまざまな違いを優越しているかどうかで
区別したのです。

しかし、本当の意味では、
これらは優越ではありません。

単に違いがあるだけです。

「どれも
ほかよりすぐれているわけではない。
これが真実だ。
そして真実はあなたがたを自由にする。
その真実をあなたがたは口にできない。
なぜなら、そうなると
すべてのひとが自由になるからだ。」
(p.99)

自由になれば、
優越することができません。

そうなれば、充分でないものを
自分だけ優先的に獲得することもできません。

それでは困ると考えるから、
他の人の自由を許さないのです。

しかしそのために、
愛し合うことができず、
家族や社会を崩壊させています。

幻想を本来の目的に利用しないから、
こういうことになるのです。

「幻想を幻想として--
目的があって創られた現実だと--見抜いて、
それを事実だと思う生き方をやめればいい。
 とくに第九の幻想を
信じこむ生き方はやめることだ。
優越など存在しないと気づくことだ。
わたしたちが一体なら、
優越などはありえない。
自分が自分に優越するはずがないからだ。
 すべては一体で、ひとつであって、
ほかには何もない。
「わたしたちはひとつである」というのは、
ただの美しいスローガンではない。
宇宙の現実を正確に説明した言葉だ。」
(p.100)

優越は幻想だと見抜き、
優越が本当であると信じる生き方を
やめることです。

そうすれば、
私たちは一体であるという
本当の姿が見えてくると言います。

「知らない状態から
ふたたび知る状態へというこの動きは、
ゆっくりと進むかもしれない。
この旅は一歩一歩、行われるかもしれない。
小さな一歩を重ねれば、大きく前進できる。
それをつねに覚えておきなさい。
 その小さな一歩のひとつは、
すぐれているという考えをやめることだ。」
(p.101)

小さな一歩を重ねていくこと。

その最初が、
「優れている」という考え方を
やめることなのです。

このことは、前にも第二の福音として
語られていました。

神はそれを、
またここで繰り返します。

「われわれのやり方が
すぐれているのではなく、
もうひとつのやり方だというに過ぎない」
(p.101)

自分たちが優れていると考えた途端、
私たちは劣悪な行動ができてしまいます。

人を人とも扱わないような
ひどい対応ができてしまいます。

なぜ、
そんなことができてしまうのでしょう?

そこでまた8章の終わりと同じように、
話が進みます。

つまり、第九の幻想には
明らかな欠陥がありました。

しかし、どこか深いレベルで、
この幻想を捨ててはいけないと感じたのです。

何か大切なものを失うと感じたから。

その感じ方は正しいのですが、
幻想と見抜いて本来の目的のために
活用しようとしませんでした。

欠陥をとりつくろおうとして、
第一〇の幻想を生み出すことになるのです。

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