悟りに到達する最速の方法
- 2019.08.05
- 明日の神
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第24章の2回目です。
前回はニール氏が、
「悟りの道とは?」という神からの問いに
答えるという話でした。
ニール氏は、
自分もいつかは悟りに達するだろう
と言いました。
今回はその続きです。
ニール氏は、
悟ろうとしてやってきたことを
いくつか語りました。
そんな中で、
幽体離脱を体験したことを話します。
「ところが、ただ眠ろうとしていたときに、
その体験が訪れたのです。
寝ようとしていただけでした。
でもその一瞬、
わたしは自分で意図したのではないのに、
体外に飛び出していました。」
(p.421)
合計3度の幽体離脱経験があるのだそうです。
その最初の経験から戻ってきた時、
ある言葉が自分の中にあったそうです。
「「重要なもの(物体:matters)は何もない」
重要なものは何もない。
生命のすべてであるひとつの魂から
わたしの魂への驚くべきメッセージでした。」
(p.421)
このメッセージによって、
ニール氏の人生は大きく変わったそうです。
「もし
本質的に重要なものは何もないとしたら、
わたしは自分にとって何が重要かを
自由に選択して宣言することができます。」
(p.422)
「そのときわたしは、わたしたちは
重要なもの(物体:matters)を人生で
自由に選んでいいんだと気づきました。
これは二重の意味で言っているんです。
何が重要かを選ぶだけではなくて、
何かを物質化する、
つまり見えないエネルギーを使って
何かを物理的な現実に現す、ということです。」
(p.422)
絶対的な真実があるわけではありません。
絶対的な価値観も、正義も、正しさも、
そんなものはないのです。
だから、
自分が自由に決めることができます。
自分が自由に選ぶことができます。
そして、そうすることによって、
私たちは現実を創造します。
創造された現実によって、
私たちは経験することができるのです。
「明日の神」は、
私たちに特定の何かを求めたり、
押し付けたりすることはありません。
私たちは自由という存在であり、
愛という存在なのですから。
「わたしは、
人生でふれあうひとを限りなく無条件に、
何の見返りも要求せず望まずに愛するなら、
それは悟りに到達したのであって、
ほかのひとたちにも
どうすれば悟りに到達できるかを
示してあげられる、と言いたかったのです。
ほかのどんなシステムにも負けないくらい
速く悟りに達することができます、ってね。」
(p.423)
手本を示すということは、
このシリーズで何度も語られています。
ただ、他のシステムと比較して
自分の方が優れていると言うのであれば、
ちょっとどうなのかと思ってしまいますね。
ニール氏も、
ここはちょっと調子に乗り過ぎではないか
と思うのです。
まあでも、それだけ効果的な方法だ
ということなのでしょう。
ニール氏はこの後、健康の話から、
身体は病気でも素晴らしいマスターの
ラム・ダス氏の話をします。
彼と話をした時、
信じられないほどのものを与えられたと。
「彼はただ、与えてくれたのです。
自分がとても幸せで安らかで
智恵と喜びに満ちていたら、
どんな苦しいことがあっても一生をかけて
みんなにそれを分かち合うでしょう。
それが悟りというものです。
そのとき、<マスター>になるのです。」
(p.425)
ニール氏が
マスターと感じた人との出会いによって、
無条件に与えられる喜びを知ったのですね。
そしてきっと、
自分もそんなマスターになろう
と決意されたのでしょう。
そこでニール氏は、
人はマスターになるために生きているのだ
と言います。
そして、その方法を語ります。
「「もっと元気になる」とか
「身体を鍛える」ために
生まれてきたのではありません。
自分がしなければならない仕事は
すべて終わったと考えてみてください。
あなたがしなければならないのは、
それに気づくことだけです。
その瞬間こそ、あなたの解放の瞬間です。
あなたは悟りを求める生涯から解放される。」
(p.425)
「それでも、自分が選べば
そういう活動をするかもしれない。
でもそれでストレスを感じたら、
プレッシャーを感じたら、
どうしてそれが
悟りへの道のはずがあるでしょうか?」
(p.426)
つまり、「こうしなければ」という考えは、
必要性や執着心から起こるのであり、
それでは悟りに至ることはないのです。
「だから、今日から解放されなさい。
もう楽しいとは思えないのに
がんばるのはおやめなさい。
効果のあることをすればいいが、
それは楽しいと思えるものであることが
大切です。」
(p.426)
バシャールも言うように、
ワクワクする気持ちでするのでなければ
意味がないのです。
ニール氏は、
ここに必ず楽しいはずのことがある
と次のように言います。
「これからの生涯を……
毎日、毎瞬、どの言葉も……
人生で出会うすべてのひとに、
いまここであなたに愛されるために
しなければならないことは何もないし、
行かなければならないところはないし、
こうあるべきだというあり方もない、
と確実に知らせるようなかたちで、
分かち合うことです。」
(p.426 – 427)
逆に言えば、
こうしなさいとか、こうすべきだとか、
そういう言い方をしないということです。
相手を自由にさせ、
そのままでいいのだと伝えることです。
「……出会うひとたちに、
あなたがたはあるがままで、
いまそこにいる姿で完璧だ
と知らせてあげなさい。
これからの生涯を、
人びとを自分に返し、自分を愛せるように
してあげるために使いなさい。
そしてあなたのつきあい方を通じて、
そのひとたちには何も不足はないし、
何も欠けていないし、何も必要ないし、
そのひとたちでないものは何もない
と知らせてあげなさい。」
(p.427)
他の人の中に神を見ることですね。
そして、
その真実を伝えるということです。
それが、
その人を神に返す手伝いになります。
ここでニール氏は、
悟りに達する最速の方法を語ります。
「誰もが悟りに達する経験をするための
最速の道は、
ほかの誰かにあなたは悟りに達している
とわからせてあげることです。」
(p.427)
相手の中に神を見て、その神を拝むなら、
相手はすでに悟っているとわかるはず。
ただそれを忘れているだけです。
だから、
それを思い出させてあげればいいのです。
「だから、ナマステ
(南無:あなたのなかの神を拝みます)
というのが、
これほどすばらしい道具(ツール)であり、
これほど意義の深い特別の
エネルギーの交流になるのです。」
(p.427)
お互いの中に神を見る。
そうすれば、私たちは悟るのですね。
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