人の存在が神を証明する

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神へ帰る」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第11章の1回目です。

この本も100ページ目に入りますが、
この「神との対話」シリーズを解説する
メルマガもちょうど500号になります。

年間約250号を発行するとして、
だいたい丸2年になります。

我ながらよく続いているな
と感慨深く思います。

さて、内容に入りますが、
神は冒頭で6つ目の思い出すことを示します。

「・思い出すこと－－その六
　あなたと神はひとつである。
両者のあいだに分離はない。」
（p.100）

これは、これまで何度も
神が言っていることです。

しかしこれは、初歩的な情報ではなく、
この生命の基本原理を真に理解すれば、
他のすべてがここに含まれる
とわかる大本の情報なのです。

「自分と神はひとつだと、
そして両者のあいだに分離はない
とはっきり理解すれば、
人生で起った、起こりつつある、
そして将来、起こるすべての経験の
意味合いが変わる。」
（p.100）

つまり、
「神とひとつ」ということを真に理解すれば、
私たちの苦悩はなくなり、
天国に住まうようになると言えるのです。

その例を、神は次のように語ります。

「自分が「神性」と一体であることを
理解すれば、
自分の死の因（もと）は自分だということや、
この世界には被害者も悪人もいないという
真実を思い出して受け入れることも
むずかしくはない。
そうすれば
完了への道もそう険しくなくなるし、
死ももっと安らかになる。」
（p.101）

死の不安、被害者になる恐れ、
罪悪感などもなくなるのですね。

ですから、「神とひとつ」ということを
真に理解することが何より重要なのです。

ここで神は、
神と人間との関係について語ります。

神が大洋で、
人は1滴の海水というたとえ話です。

同じ海水ではあるのですが、
圧倒的に規模が違います。

この例を考えてみれば、
神と人間が分離していないこと、
同じ創造力を持っていることなどが
理解しやすくなると思います。

そこで神は言います。

「あなたは、
あなたのやり方で行動するわたしだ。」
（p.102）

大洋がなければ海水も存在しません。

大洋の力は、
個々の海水1滴に与えられています。

「わたしがなければ、あなたは
あなたとして存在する力をもたない。」
（p.102）

ですから、
人間は神によって存在させられている
と言えます。

しかし、その逆の関係もあります。

「そしてあなたがいなければ、
わたしの力は表されない。」
（p.102）

神が力を発揮するには、
人間が必要なのです。

「あなたの喜びはわたしを表すことだ。
人間の喜びは神を表すことだ。」
（p.102）

神が人間を存在させた目的に従うことが、
私たちの喜びにもなるのです。

また別の表現があるとして、
神は次のように語ります。

「生命とは、物質界で表された神である。」
（p.102）

神を物質的に表現すると、
それは生命になるのですね。

つまり、私たちのこの宇宙は、
神の表現なのです。

そして、そう表現する時の注意点を
次のように言います。

「ここで大事なのは、
生命が物質界に神を表すやり方は
ひとつではない、ということだ。」
（p.102）

物質界に現れる偉大なものだけが
神の表現ではないのです。

小波も大波も、どちらも大洋の一部です。

ただその表現するものが違うだけで、
すべてが神の表現なのですね。

「違いは分離を意味しない。
この二つは同義語ではない。
あなたは神と違うが、
しかし神と離ればなれではない。」

どんな卑小な存在に思えても、
私たちはみんな神なのです。

ですから私たちは、
決して死ぬことのない存在なのです。

海水の1滴は、
姿を変えてまた大洋に戻ります。

そしてまたいつか、
海水の1滴として生まれ変わるのです。

「あなたの存在は、神の存在の証だ。」
（p.103）

なぜ、私たち人間が存在するのか？

波があるのは、そこに大洋があるからですが、
それと同様に、人間がいるのは、
そこに神がいるからです。

神がいなければ、
私たちは存在し得ません。

私たちが生きて存在することで、
私たちは神を証明するのです。

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