死後も信じたことを経験する

死後も信じたことを経験する

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神へ帰る」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第14章の1回目です。

人が死んだ後どうなるのか?

いよいよその核心に迫ります。

「第一段階の死の瞬間、
あなたはただちに生命が続くことを経験する。
これは誰にとっても同じだ。」
(p.133)

よく聞く話ですが、
気がついたら斜め上から自分の死体を
眺めていたというような状態ですね。

死んだはずなのに死んでいない
と気付くのです。

「自分は身体ではないということに充分、
それにたぶん初めて気づくのが、この瞬間だ。
身体は自分が所有するものであっても
自分自身ではない、ということを知る。」
(p.133)

そしてすぐに第二段階に移ると神は言います。

そこは人によって違いがあるようで、
死ぬ前に抱いていた
信念体系が影響するのです。

まずは、
生命は確実に続くという信念があれば、
死んだことがわかった瞬間に
何が起っているか理解できます。

「その場合は、第二段階では
死後に起こると信じていたことを経験する。
これは瞬間的に起こる。」
(p.133)

たとえば輪廻転生を信じていれば、
前世の記憶がよみがえるかもしれません。

無条件の神の愛を信じていれば、
それを体験するかもしれません。

死後、こんなことが起こるだろう
と期待していたことを体験するのです。

もし、死後に審判があると信じていれば、
それを体験します。

そしてその審判も、
想像していた通りの結果になります。

「自分には
天国がふさわしいと考えて死んだなら、
ただちにその経験をするし、
自分には地獄がふさわしいと思っていれば、
ただちにその経験をする。」
(p.134)

その天国や地獄も、
自分が想像した通りなのです。

しかしそれは、
客観的な現実ではありません。

「はっきりさせよう。地獄は存在しない。
そんな場所はない。
だから、
あなたがそんなところに行くこともない。」
(p.134)

天国も地獄も、
自分が創造するのであり、
それは想像の産物なのです。

そうやって地獄に行く人も、
そこで苦しむことはないと神は言います。

離れたところから自分を
眺めているような感覚なのだと。

苦しんでいるように見えるが、
実際に苦しみはありません。

ただ観察しているだけです。

「観察者である彼らは
自作の「地獄」にいる自分自身を見ているが、
それは、ほんものではないとわかるだろう。」
(p.136)

こうして必要なことを学んだら、
つまり思い出したら、
第三段階へと進むのです。

では死後に生命が続くか確信していない人は、
第二段階でどうなるのでしょうか?

第一段階で死んだことに気づくのですが、
死んだのに死んでないとわかって戸惑い、
どう進めばいいか探るのに時間がかかります。

そこで、
助けてくれる存在が必要になります。

「「死」の直後、
あなたは最も愛情あふれる天使や道案内や、
優しい霊(スピリット)に囲まれる。
そのなかには
人生で大切に思っていたひとたちすべての
霊(スピリット)
あるいはエッセンスも含まれる。」
(p.138)

「この愛するひとたちや天使の存在は
じつに大きな助けになり、
何が起っているのか、
どんな「選択肢」があるのか「見当」をつけ、
理解する手伝いをしてくれる。」
(p.138)

ですから、
仮に生命が続くことを信じていなくても、
何も心配することはないのですね。

神は、この「愛するひとたち」の存在に、
死ぬ前に気づくこともあると言います。

「まだ物質的な身体に宿っているあいだに、
愛するひとたちが部屋にいるのが見える、
愛するひとたちが迎えに来てくれた、
と言うひとはたくさんいる。」
(p.139)

これは幻ではないと神は言います。

「ほんとうにわくわくすることなのだ。
それどころか
生涯で最もわくわくする瞬間かもしれない。」
(p.139)

そう言われると、何だか死ぬのが
待ち遠しくさえ感じられますね。

「すべてはあなたの信念しだいだな。
生きているときと同じく、
死後もあなたは信じることを経験する。」
(p.139)

死ぬ時、「愛するひとたち」が
迎えに来てくれると信じていれば、
それを経験します。

しかし、それを信じていなければ
経験しない。

その違いに過ぎないのです。

「生きるうえで、すべてについての信念を
明確にしておくことが重要なのだよ。
信念に影響されるのは死だけではなく、
生命/人生全体なのだから。」
(p.139)

私たちは、自分の信念によって
自分の人生を創造しています。

それは死後だけでなく、
今生で生きている間も同じです。

ですから、
自分がどんな信念を持っているかに気付き、
不要な信念を手放すことが重要なのです。

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