自分の内面に神を見る

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第1章の3回目になります。

前回は、経験に神のメッセージを聞く
という話でした。

今回はその続きになります。

ニール氏は、
イエス・キリストなどは、どうして
神と上手くコミュニケートできたのか？
と尋ねます。

それに対して神はこう答えます。

「ほんとうに耳を傾けようという意志を
もっているからだ。
聞こうという意志をもち、恐ろしくても、
狂気のさたに思えても、
まったく間違っているように思えても、
コミュニケーションに向かって
心を開きつづけるからだ。」
（p.20）

これが、
神が語らなかったのではなく、
私たちが聞こうとしなかったのだ、
と神が言われていることです。

私たちは、自分が神と対話できるなどと
信じていません。

信じていないことは実現しないのです。

そして稀に神の声を聞いた気がしても、
すぐにそれを否定しています。

間違っていると思うからです。

「間違っていると思うときには、
とくに耳を傾けるべきだ。
何でも自分が正しいと思っていたら、
どうして神と語る必要があるのか。」
（p.20）

言われてみれば、たしかにそうです。

自分が常に正しいのであれば、
神の言葉など聞く必要がありません。

「あなたがたは、自分が理解したことだけを
正しいと思っている。
なぜなら、
あなたがたにとって「正しい」というのは、
自分が同意したことをさす言葉だから。」
（p.20）

ここも重要なことを示唆しています。

私たちの正邪の価値観は、
実は相対的なのです。

人それぞれだということです。

ですから、
自分が同意したことを「正しい」と呼び、
他を「間違っている」と呼ぶ。

それだけのことなのです。

しかし、
それだけのことさえ理解できないから、
自分の正義に固執してしまいます。

自分の正しさに執着し、
他の考え方を批判非難するのです。

けっきょく、
この自分の考え方への執着が、
神との対話を拒んでいるのですね。

そして、そのことによって、
私たち自身の成長をはばんでいます。

「前進するには、
「わたしが『まちがっている』と思った
すべてがほんとうは『正しい』としたら、
どうたろう？」と自分に問うしかない。
すぐれた科学者は、
そのことをよく知っている。」
（p.20）

常に心のどこかに、
自分は間違っているかもしれない
という思いを持ち続ける。

そうすることによってでしか、
自分を進化成長させていけないのです。

そこでニール氏は、
もっとはっきりと権威を持って神が現れれば、
苦労せずに済むと言います。

たしかに、いかにも「神」として現れれば、
神の言葉として受け入れ、
自分の考えを正せそうですね。

しかし神は、
権威のある根拠とは、自分の感情、
自分の最高の考え、自分の経験である
と言います。

神には特定の姿形はないからです。

仮に何らかの神々しい姿で現れても、
それを否定する人はいると言います。

「どのようなかたち、方法で現れるかは
重要ではない。
どのような方法を選び、
どのようなかたちで現れようとも、
疑いの余地がなくなることはありえない。」
（p.24）

ですから、
人の内面を通じて神はコンタクトするのです。

自分の内面であれば、
それは疑う余地がありませんから。

「内的体験を通じて現れるなら、
外から見える姿は必要ない。
外から見える姿が必要だというなら、
内的体験は不可能だ。」
（p.24 – 25）

自分の外に神を求めている限り、
神の姿を見ることはできません。

神は、そうとはっきりとわかるように、
内面を通じて現れるからです。

そして、自分の内面で
神と出会えると信じていないなら、
神との出会いは起こりません。

信じていないことは起きないのです。

神を外に求めれば求めるほど、
神とは出会えなくなります。

求めるとは、
今それがないという宣言だからです。

その宣言が、
自分の人生を創造します。

神とは出会えないという創造を、
自分がしているのです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

◇ブログ：
「傷ついた心を癒して幸せになる！
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