苦しみは不要なもの

苦しみは不要なもの

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

前回で第5章まで終わり、
本の約半分を解説しました。

ここから後半に入ります。

今回は第6章の1回目になります。

「苦しみは、人間経験に不必要な要素だ。
不必要であるだけでなく、賢明でないし、
心地よくないし、身体にも悪い。」
(p.144)

苦行と呼ばれるものがありますが、
神は「苦しみ」は良くないと言います。

では、どうして世の中には、
様々な苦しみがあるのでしょう?

「いいか、
苦しみは出来事とは何の関係もない。
出来事に対する反応のなかにあるだけだ。
出来事はただ起こっているだけだ。
それをあなたがどう感じるかは、
またべつの問題だ。」
(p.144)

つまり私たちは、
ある出来事が起こるから苦しむのだと
勘違いしていると言うのです。

出来事そのものではなく、
その出来事にどう反応するかによって、
苦しみが生じるのです。

「あなたがたはある出来事を
意図的に創り出し、ある出来事を--
意識的、無意識的に--引き寄せている。」
(p.145)

前にもあったように、
出来事は私たちが自由に創造しています。

神はそれに関与しません。

私たちは自分の意識で創造し、
また魂の意図によって創造しています。

私たちの意識にできることは、
その起こった出来事にどう反応するか
ということなのです。

したがって、仮にそれが苦行であっても、
苦しまなくても良いのです。

出来事をコントロールしようとせず、
内的な平和を求めることが重要なのです。

しかし、現実的に世界(地球)は、
破綻に向かっているという指摘があります。

地球温暖化などの環境問題、
絶滅危惧種など生態系の問題、
また世界戦争の危惧もあります。

それについて神は、こう言います。

「思考が行動になれば救える。
あらゆるところでおおぜいのひとたちが、
環境を救うために何かをしなくてはいけない
と信じるようになれば、地球を救える。」
(p.146)

思考が言葉となり、行為となれば、
新たな創造ができる、と言うことですね。

しかし神は、急ぐべきだと言います。

なぜなら、物理的な宇宙の法則は、
「良い」「悪い」に関係なく
淡々と進むからです。

ニール氏は話を戻して、
黙って苦しむことを清らかなことだと
考えるようになった理由を尋ねます。

それについて神はこう言います。

「信心深いひとは、「黙って苦しむ」が、
だからといって、
苦しみが善だというわけではない。」
(p.146)

「<真のマスター>が黙っているのは、
苦しんでいないからだ。
彼らは苦しみと呼ぶ状況を
経験しているだけだ。」
(p.147)

つまり、周りの人々がそれを見て
「苦しんでいる」と思っているだけで、
マスター本人は苦しんでいないのですね。

ただその経験をしているだけであって、
苦しむことは選択していないのです。

「わたしたちは、関心を向けることで、
対象を実在させる。
<マスター>はこのことを知っている。
<マスター>は何を実在させるかを
選ぼうとする。」
(p.147)

「苦しみ」を選択しないのは、
「苦しみ」を実在させないためです。

自分の気持ち次第で、
痛みを和らげることも可能です。

それは多くの人が経験しています。

痛みを忘れて何かに没頭している時、
私たちは痛みを感じません。

しかし、
この痛みがずっと続くのかと不安になると、
痛みが増したりします。

この世に「苦しみ」が存在するのは、
すべてを体験的に知るためです。

「苦しみ」の存在なしには、
「安らぎ」の存在もないからです。

「苦しみ」を感じながらも
「安らか」であるとき、
それを私たちは素晴らしいことと考えます。

だから「苦しみ」を黙って耐えることを
美化して来たのでしょう。

ニール氏は、神の説明を聞きながら、
もしそれが間違っていたら?
あるいは答えているのが神でなかったら?
という疑問をぶつけます。

それに対して神はこう答えます。

「どちらであろうと、違いがあるのか?
わたしが言ったことすべてが
「間違って」いたとしても、
もっと良い生き方を考えられるのか?」
(p.149)

「わたしの言うことを信じるな。
ただ、そのとおりに生きてごらん。
経験してごらん。
それから、何でもいいから、
ほかの生き方をしてみなさい。
そのあとに、
経験を見つめて真実を探しなさい。」
(p.149)

神が言ったのだからと、
安易に信じるなと言うのです。

たしかにそうですね。

もし盲目的に信じろと言うなら、
それは既存の宗教と同じです。

私たちは依存してしまい、
自分として生きられなくなってしまいます。

神は、
ここに書かれているような生き方と、
他の生き方をやってみて、
体験を比較せよと言います。

あくまでも自分の経験に学ぶようにと
神は言うのです。

ですから、
自分と異なる生き方をする人を、
批判する必要はありません。

その人は今、
1つの生き方を経験しているのです。

その人の生き方を見て、
これは自分の生き方ではないと思ったら、
自分の生き方だけを見つめれば良いのです。

自分の生き方を、
現実に反映させるためです。

このように、
「神との対話」シリーズでは、
話のテーマがころころと変わります。

第6章も最初は苦しみの話だったのに、
それが世界を危機から救う話になり、
また黙って苦しむことが
美化されることの話に戻り、
最後は神が言うことが本当かという
根本的なテーマになります。

このように変わっていくために、
何だかよくわからない
ということになりがちなのです。

しかし、よくよく読んでみると、
これは同じことを繰り返しながら
理解を定着させようとしているのだと
わかるでしょう。

体系的ではないものの、
ここに書かれた智恵を自分のものにするには、
何度も繰り返すことが必要なのです。

したがって、
この本を何度も読むことも
同様に理解に役立ちます。

ぜひ、繰り返して読んでみてください。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


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