欲しがらずに選ぶ

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第12章の6回目になります。

前回は、望むものは手に入るが、
欲しがるものは手に入らない
という話でした。

ですから、欲しがるのではなく、
手に入ると確信することが重要なのですね。

しかしこの考え方は、
ある種のテクニックのように感じられます。

ニール氏も、これはよく言われる
「プラス思考」だと気づきます。

しかし神は、こんな注意をします。

「プラス思考といっても、
真実であってほしいと願うのでは
うまくいかない。
うまくいくのは、
真実であるとすでに知っていることを
宣言する場合だけだ。
プラス思考の最高のかたちは、感謝の言葉だ。
「人生で成功させてくれて
ありがとう、神さま」
そういう考え、思いを口にし、
それに従って行動すれば、
すばらしい結果を生む。
結果が欲しいからそう言うのではなく、
結果がすでに生じていると
ほんとうにわかっていて口にするのであれば
うまくいく。」
（p.245）

ここでも、
自分を騙すことはできないと言うのです。

自分が知っていることは、経験できます。

知らないことは、経験できないのです。

「だから、人生で何かを経験したければ、
それを「欲しい」と思ってはいけない。
それを選びなさい。」
（p.246）

選ぶということは、
それがそこにあることと、
それを選べることを
知っていないとできません。

思考が現実を創ることを確信して、
思考を選択することが重要なのです。

たしかにこれは、
なかなか難しいかもしれません。

私たちはつい、
習慣になった思考をしてしまいがちです。

怒りっぽい人は、
すぐに怒りの言葉を吐きます。

心配症の人は、
すぐに心配になると言います。

ですから、
自分がどういう思考をしているかを知り、
変えていく努力が必要なのです。

そのために、
自分に起こる出来事が役立ちます。

自分がどんな信念を持っているかを、
まざまざと見せてくれるからです。

たとえば、新幹線の中で
子どもが騒いでいたとしましょう。

「親は何をしてるんだ！？
公共の場なんだから、
静かにさせろよ！」

こう言う人がいます。

実はこれ、
私がそう思っていたのです。（汗）

こう言う人は、こんな信念を持っています。

・公共の場では、騒ぐべきではない。

・親は子どものしつけをすべきだ。

・子どもが静かにできないのなら、
　親は子どもを
　公共の場に連れてくるべきではない。

一見すると、正しそうに見えます。

しかしこれは、
そういう価値観（信念）を持っているから、
それを「正しい」と
考えているだけなのです。

そして、その自分の「べき論」のために、
自分が苦しんでいます。

苦しむということは、
「愛」ではありませんよね？

もし「愛」を動機としたら、
どういう見方ができるでしょうか？

「自分も子どものころは、
こんなふうに迷惑をかけていたのかもな。」

「子どもは元気がある方がいい。」

「親も大変だなあ。
きっと恐縮して、気が気じゃないだろう。」

こんな感じで、
他人を思いやる気持ちになれるでしょう。

ですから、
特に自分が嫌な気持ちになる出来事が、
自分の信念に気づかせてくれる
チャンスなのです。

そこで単に反応して、
今までと同じ思考を繰り返していれば、
同じ様な現実を創造するだけです。

チャンスをものにするには、
自分の内面を見ることです。

与えてくれたチャンスに感謝することです。

そうやって、
事において自分の思考を見直し、
自分がそう在りたい願う自分を
選択することです。

これを「事上練磨」と言います。

これは陽明学の言葉ですが、
現実は偉大な教師なのです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

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「傷ついた心を癒して幸せになる！
～「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

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