魂は青写真を忘れない

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第12章の7回目になります。

前回は、欲しいものを得る方法について
話が展開して行きました。

それをひと通り説明した後、
神はこう言います。

「だが、あなたの発達段階であれば、
「世間的な成功」には
もう関心がなくなっていても、
不思議ではないのだがね。」
（p.246）

つまり、物質的な身体の生存よりも、
本質的ないのちの成長に関心を持つ、
そういう発達段階が来ると言うのです。

そしておそらく、
「神との対話」などの本に興味がある人は、
そういう段階に来ているのでしょう。

前にも言いましたが、
私は、あまり欲しい物がありません。

服も食べ物も、
あまりこだわりがないのです。

自分のためにお金を使うより、
他の誰かのために使う方が、
私にとっては嬉しいことです。

自分のために使う場合も、
自己投資に属するようなことが多いです。

レイキを習ったり、セミナーに出たり、
本を買ったりなどに使っています。

それ以外は、飲食代はありますが、
それもそのサービス提供者のために、
お金を使ってあげたいからです。

よくしてもらいたいなどという、
見返りを求める気持ちはあまりありません。

ですから、ここを読んだ時、
「これは私に対するメッセージだ」
と感じたのです。

この発達段階では最初、
やっと発見されたと知った魂が興奮し、
身体のことを気にしなくなると言います。

食事をしなくなったり、
請求書の支払いを忘れるなど、
身体の生存に関することが
おろそかになってしまうのだと。

「本質的ないのちと身体とは
何の関係もないという真実が見いだされると、
ほかの面でもアンバランスが生まれる。
それまでは、身体がすべてであるように
ふるまっていたのに、今度は身体は
まったくどうでもいいようにふるまう。」
（p.247）

しかしこの認識は、真実ではありません。

物質的な身体は傷つくでしょうから、
神は、苦痛のうちに思い出すことになる、
と忠告します。

私は、さすがにそこまで
身体を見捨てるような無茶はしません。

しかし、映画の
「ブラザー・サン・シスター・ムーン」
にあるように、
聖フランチェスコはすべてを捨て、
裸になって荒野で生きようとしました。

喜びの中で、
何もかもが要らないと感じたのでしょう。

けれども、先ほど言ったように、
真実は別です。

「あなたは身体、精神、
本質的ないのちである霊魂という
三つの部分からなる存在だ。
地上に生きている間だけではなく、
いつも三つの部分からなる存在である。」
（p.247）

ここで神は、この世だけでなく死後も、
私たちは身体や精神を伴うと言います。

「身体はかたちを変え、
最も濃厚な部分は捨てられるが、
外殻はつねに維持されている。
精神（脳と混同しないように）も
あなたとともに行き、
いのちと身体と一体になって、
三つの次元、三つの面をもつ
エネルギーのかたまりになる。」
（p.247）

この世に残されるのは、
身体の最も濃厚な部分だけだと言います。

精神も身体も、
魂と一緒にあの世へ行くのですね。

脳が機能停止していても
精神が活動することは、
最近になって知られるようになりました。

まだ医学的には認められていませんが、
そういう事例が少しずつ出ています。

植物状態から復帰した人が、
その間の周りの人のやりとりを知っていた
という例があります。

ここで神は、精神と身体との関係について、
次のように説明します。

「物質はこの異なる無数のエネルギーが
ひとつの巨大なかたまりへと凝固したもの
－－精神によって
コントロールできるかたまり－－で、
じつはあなたの精神が物質を動かす主だ！
この小さなエネルギーの単位が
それぞれのエネルギーを使いはたすと、
身体はそれを捨て、
精神が新しいエネルギーを創り出す。
精神は「自分とは何者か？」と
考えつづけることで、
そのエネルギーを創っている！」
（p.248）

私たちの身体は、
古い細胞が死ぬと新しい細胞が生まれ、
つねに入れ替わっています。

数年ですべての細胞が入れ替わる、
という話もありますね。

精神が自分をどう考えるかによって、
新しい細胞を創り出していると
ここでは言っています。

したがって、私たちが病気を心配したり、
不安を動機とした思考を繰り返していると、
そういう身体が創造されるのです。

「魂はこの全ドラマを、
毎年、毎月、毎日……毎秒見つめながら、
いつもあなたについての真実を
もちつづけている。
魂は決して青写真を忘れない。
元の設計図を、最初の意図を、
創造的な思考を忘れない。
魂の仕事は、
あなたにその青写真を思い出させること。
ほんとうの自分を思い起こさせること、
そして、こうありたいと思う自分を
選ばせることである。」
（p.248）

魂は、元々の計画通りに私たちを導き、
つねに本当の自分を思い出させようと
しています。

私たちをその計画に合った機会へと導き、
どう判断するかは精神に任せる。

そして精神が判断することによって、
肉体は創られていく。

私たちの人生は、
そうやって創られていくのです。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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