病は気から

病は気から

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第13章の1回目になります。

今回からまたテーマが変わります。

著者のニール氏の5番目の質問の、
「健康問題を解決する方法」
がテーマになります。

「まず、ひとつはっきりさせておこう。
あなたは病気を愛している。」
(p.254)

いきなり神は、こう宣告します。

「自分を憐れんだり、
自分に注意を向けるために、
病気を利用してきたのだ。」
(p.254)

これは、子どものことを考えると、
よくわかるかもしれません。

子どもは、何もないのに
急に熱を出したりすることがあります。

これは、親の注目を得たい時とか、
あるいは夫婦仲が悪い時に、
仲良くさせるために病気になったりすると、
心理学者が言っています。

「珍しく病気を愛していないことがあれば、
それは病気が進みすぎたからである。」
(p.254)

病気になって苦痛を味わうと、
やっと病気を愛さなくなるというわけですね。

つまり、すべての病気は、
私たちが自分で創り出していると
神は言うのです。

意識的に創り出したのではないとしても、
無意識に創っています。

神は、タバコや動物性食品、
さらに怒りやストレスなども、
健康に影響があることを指摘します。

それら病気の原因となることを選びながら、
なぜ病気になるのかといぶかしがる。

それが私たちだと言うのです。

「心配というのは、
最悪の精神活動のひとつだ。
非常に自己破壊的な憎悪のつぎに悪い。
心配は何の役にもたたない。
精神的エネルギーの浪費だ。」
(p.255)

このように、心配することの害悪を
明確に指摘します。

それにしても、
「精神的エネルギーの浪費」とは、
なんと厳しいお言葉でしょうか。

でも、それだけ「心配」が無意味なのだと、
神は言いたいのだと思います。

前にも紹介しましたが、
レイキには「五戒」というものがあります。

5つの戒めのうちの最初の2つは、
「怒るな」「心配す(る)な」です。

「神との対話」では、
「憎悪」の次に「心配」が良くない
と言っており、
ぴったりだなあと感じました。

私の母は極度の心配症で、
何かにつけて心配になるようです。

「ほら、また心配してるでしょう。」

そう言って気づかせようとするのですが、
染み付いた思考の習慣は、
なかなか改まらないようです。

「心配するのをやめれば、
すぐにも健康状態は良くなる。」
(p.255)

それほどまでに、
心配というのは健康に関係するのです。

だから母には、
思考を改めてほしいと思うのです。

「心配、憎悪、不安は--
さらに、これから生まれる気がかり、
苦々しさ、短気、貪欲、不親切、
批判、非難なども--
すべて、細胞レベルで身体を攻撃する。
そうなったら健康を保つことは不可能だ。」
(p.255)

ここを読むと、聖書の一節を思い出します。

「口にはいるものは人を汚すことはない。
かえって、
口から出るものが人を汚すのである」
(「マタイによる福音書」15章11節
Wikisourceより)

たしかに、タバコやアルコールなど、
口から入るものの影響もあるでしょう。

しかしそれ以上に、口から出るもの、
つまり使う「言葉」の影響が大きいのです。

その言葉は、
思考によって支えられています。

私たちは、思考、言葉、行為によって、
現実を創造しているのです。

「あなたの人生では、
何もかもまず思考から生まれる、
そうでないものは何もない、
と言ったはずだ。
考えは磁石のようなもので、
結果を引き寄せる。」
(p.256)

これには例外がないのです。

この因果関係がすぐに現れず、
微妙であるために気づかないだけです。

「思考は微妙なものだが、
エネルギーのかたちとしては強力だ。
言葉はそれほど微妙ではなく、
もっと密度が高い。
いちばん密度が高いのは行動だ。」
(p.256)

ですから、この創造の3つのツールを、
おろそかに用いてはならないのです。

「否定的な思考の効果がいったん
物理的なかたちをとってしまうと、
逆転させることはむずかしい。」
(p.256)

つまり否定的な現実(結果)を前にして、
それを上回る前向きな信念を持つことは
容易ではないと言います。

ですから、それを癒す人は、
途方もない信念を持っているのだと。

「癒し手は、たったいまのあなたが、
欠陥のない完璧な存在であるべきことを
知っている。
その知はまた思考でもある。
非常に強力な思考だ。
山をも動かす力がある。
ましてや、あなたの身体の分子などは
簡単に動かす。
だから癒し手は、ときには
遠くからでも癒すことができる。」
(p.257)

遠隔ヒーリングというものが、
レイキや気功にはあります。

遠く離れていても、癒すことができます。

イエスがそうしたように、
私たちもまた、他者を癒すことができます。

それには、
その人のマイナスの信念を上回る
プラスの信念が必要なのですね。

私も、
そのレベルを目指そうと思っています。

「「健康上の問題を解決」するには、
考え方の問題を解決すればいい。
すでにかかった(招いた)ものでも、
癒すことができるし、新しい大きな問題が
生じるのを予防することもできる。
要は考え方を変えればいいのだ。」
(p.257)

目の前にどんな問題が起こっていようと、
それを変えるには
自分の思考を変えればよいのです。

そんな単純なことなのだと神は言います。

現実は幻想に過ぎません。

私たちの本質には、
不健康な状態というものはないのです。

ですから、今、目の前の現実に、
健康で完璧なものを見ること。

それが「癒し」にとって
重要なことなのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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