グループ意識を変えるために

グループ意識を変えるために

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第4章の3回目になります。

前回は、全体的な出来事や経験は、
グループ意識によって創られており、
それを個々の意識が支えている
という話でした。

これまでは、違いを見つけては攻撃し、
分離排除しようとしてきました。

同質化こそが統一に向かう道だという
誤った信念を持って。

それが、
今のような世界を創り上げている、
という神の指摘でした。

今回はその続きになります。

「ヒトラーという経験が可能になったのは、
グループ意識の結果だ。
多くのひとは、ヒトラーがグループを--
この場合は国民を--
たくみなレトリックを使って
狡猾にあやつったと言いたがる。
こう考えれば、
何もかもヒトラーのせいにして、
ヒトラーだけを非難すればすむ。
それこそが大衆の望みなのだ。
しかし、ヒトラーは、
何百人もの人びとが協力し、支援し、
積極的に服従しなければ、
何もできなかった。」
(p.85)

ここの文章の重みがわかるでしょうか?

ヒトラーだけが悪かったという論調は、
問題を直視していません。

ヒトラーを支えた非常に多くのドイツ国民の
個々の意識が集団意識となって
ヒトラー現象が現れたのです。

さらに言えば、ドイツを追い込んだのは
世界の国々です。

どの国もドイツに
手を差し伸べようとしなかった。

世界の分離排除の思考が、
ヒトラーを生み出したのです。

私たちは現代でも、
同じようなことをやっています。

誰か1人に罪をなすりつけ、
それを生み出した個々の意識を
省みようとしません。

たとえばオーム真理教の
サリン事件もそうだと思います。

教祖や幹部に罪をなすりつけようとして、
信者は洗脳されたのだと言う。

はっきり言います。

洗脳なんてできませんから。

なぜそう言えるのか?

簡単です。私がそう世間から言われる
団体に所属していたからです。

ブログに書いていますから、
知りたい方はそちらをご覧ください。

消極的であったとしても、
誰もが暴走を止めようとしなかった。

止められたはずなのに、
自分で止めないことを選択したのです。

そして、そういう集団が生まれたのは、
分離排除の思考が、
多くの人々の間にあるからです。

これに気づかない限り、
同じような歴史を繰り返すでしょう。

政治の世界でも同じです。

安倍総理だけが悪い。

そうやって、
自分は善で彼は悪だと主張する。

その分離排除の思考に、
多くの人が同調する。

こうやって集団意識が形成されます。

その結果何かが起こっても、
誰も責任を取ろうとはしません。

悪いのはマスコミだ、一部の政治家だと、
必ず他人のせいにします。

そうしておいて、
自分は騙されただけで被害者だと言うのです。

「この教訓を理解することが大切だ。
つねに
分離と優越ばかり口にしている集団意識は、
大々的な共感の喪失を生み出す。
共感の喪失は、必ず良心の喪失につながる。」
(p.86)

「ヒトラー経験の恐ろしさは、
彼が人類に対して
罪を犯したということではなく、
人類が彼に罪を犯させたということだ。」
(p.86)

日本も同じでした。

マスコミに煽られたとは言え、
多くの国民が中国を叩けと叫んだのです。

国民の多くが、
積極的あるいは消極的に戦争を肯定し、
大陸進出を政府に迫ったのです。

「恥ずべきは、
ヒトラーが何百万人ものユダヤ人を
殺したことだけでなく、
何百万人ものユダヤ人が殺されるまで、
誰もヒトラーを止めなかったことだ。」
(p.86)

ユダヤ人大量虐殺という出来事は、
私たちにそういう教訓を遺しています。

もし、そのように受け止めるならば。

重要なのは、私たち個々の意識です。

たとえ集団意識がそうであったとしても、
私1人から変えることができる
ということです。

「グループの意識に満足できなければ、
変える努力をしなさい。
他者の意識を変える最善の方法は、
こちらからお手本を示すことだ。
あなたの手本だけでは充分でないなら、
グループを創りなさい。
他者に経験してほしいと思う意識の
源になりなさい。
あなたが行動すれば、彼らも行動する。
まず、あなたから始まる。
何もかも、すべてあなたから始まるのだ。」
(p.87)

自分が手本を示すことです。

これが王道です。

私はそうしようと思っています。

そして、そういう仲間を作りたいと思い、
こういう活動をしています。

相手を責め、批判非難する方法は、
相手を攻撃するという手本を示すだけです。

分離排除の意識を広めるだけです。

愛と平和と統一の意識を広めたいなら、
イソップ物語の
「北風と太陽」にならうことです。

深い共感と哀れみによって、
「違う」存在を包み込むことなのです。

イエスは、右の頬を打たれたら、
左の頬を差し出せと言いました。

打たれたら殴り返せ
と言ったわけではありません。

私たちは、
そういう自分の意志を
意識的に選択しているでしょうか?

問われているのは常に、
「私はどうする?」
ということなのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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