良い気分になる理由

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第7章の4回目になります。

前回の最後に、神はこう言っていました。

「自分に喜びを与えれば与えるほど、
相手にも喜びを与えられる。
同じく、自分に力の喜びを与えれば、
他者と分かち合う力も増大する。
名声、富、栄光、成功、
良い気分になれるものはすべて同じだよ。」
（p.116）

まず自分が良い気分になれるものを
自分自身に与えることです。

良い気分になれるものとは、
セックスの他に、力、名声、富、栄光、成功
といったものがあります。

それらによよって自分を喜ばせ、
それからそれを他者へ分け与えるのです。

ここで神は、
なぜそれらで「良い気分」になれるかを
説明します。

「「良い気分」になるのは、魂が
「これがわたしだ！」と叫んでいるからだ。」
（p.116）

「良い気分」という感情は、
「これがわたしだ！」と喜ぶ魂の声なのです。

ですからその魂の声に応えて、
良い気分になることをすることが
天国への道だと神は言うのです。

しかし、何を「良い気分」と感じるかは、
人それぞれです。

それぞれの段階があるのですね。

「だが、いいかね、否定を通じた成長はない。
「良い気分」になると知っていることを
否定できるから成長するのではなく、
そうした喜びを自分に与え、
さらに大きな何かを発見することによって
成長するのだ。
「下位」のことを味わわずに、
「上位」のさらに大きなことが
わかるはずはないだろう？」
（p.116 – 117）

子どもは、時に小動物を虐待するなど、
ひどいことをします。

私も、カエルを捕まえては放り投げ、
地面に落下させて殺すという
ひどいことをしました。

けれどもこれは、
私が特別なのではありません。

多くの子どもが、
こういうことをするのです。

その時は、それが喜びでした。

そういう遊びが楽しかったのです。

それを充分に与えることで、
次の段階に進むのです。

それなのに、
それを頭から否定してしまうと、
かえって健全な精神の発達が阻害される
と言われています。

ですから、どんなことであっても、
人が自分のために喜びを与えることを
否定してはならないのです。

「魂は自分自身の経験を求めよと言う。」
（p.117）

「魂は、他者の考えなど放り出して、
自分自身で考えなさいと励ます。
「良い気分」は、
あなた自身にいまの考えが真実だ、
いまの言葉こそが智恵だ、
いまの行動こそが愛だ、
と教えているのだよ。」
（p.117）

他人が勧める何かが良いのではなく、
自分が喜ぶ経験が自分にふさわしいのです。

「良い気分になることを
否定したり遠ざけたりして、
無理やりに成長しようと－－
あるいは急いで成長しようと－－
してはいけない。
自己否定は自己破壊だ。」
（p.117）

他人が否定するからという理由で、
自分の考えを捨てるとすれば、
それは自分を否定することになります。

自分を抑圧すれば、
必ず不満が溜まってきます。

いつかその不満に
耐えられなくなるでしょう。

「また、自分を律するということは
自己否定とは違う。
自分の行動を律するというのは、
自分とは何者かを決定し、
それにもとづいて何をし、
何をしないかを選択することだ。」
（p.117）

他人から言われたからではなく、
そうする（しない）のが自分らしいから
という理由で自分を律することは、
本当の自分を表現することです。

他人の期待に応えることで
愛されようとするならば、
それは自分を否定することです。

この違いを明確にしておくことが
重要だろうと思います。

「どこまで進歩したか、
どこまで成長したかを測るには、
何が「良い気分」かを考えればいい。」
（p.117）

「無責任に行動し、他者を傷つけたり、
苦しませたりするのが「良い気分」なら、
あまり成長していないということだ。」
（p.117）

何を「良い気分」と感じるかは、
それぞれの段階で違います。

ですから、
それほど成長していない段階では、
他人を愛することよりも
わがまま勝手にすることが
「良い気分」と感じることがあります。

それでも、
そういう自分を否定しないことです。

そういう他人を、
頭ごなしに否定しないことです。

それが重要なのです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

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～「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
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