隣人に関心をもつこと
- 2017.12.07
- 神との対話②
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第10章の2回目になります。
「あなたがたの社会では、
おおぜいのひとのためになることでも、
誰かが巨大な利益をあげるのでなければ、
無視される。
あなたの国だけではない、世界中がそうだよ。
人類が直面している基本的な課題は、
自分の利益ではなく、人類にとっての利益、
共通の利害を基準にすることができるか?
できるとすれば、どんな方法があるか?
ということだ。」
(p.183)
神は医療制度の問題、エネルギーの問題、
自動車の問題などを指摘します。
貧しいと言うだけで
まともな医療が受けられずに
死んでいく子どもたち。
「計画された陳腐化」による
使い捨て社会の問題。
食品添加物の問題。
食品廃棄の問題。
一方でありあまる富を持ち、
贅を尽くす人たちがいるのに、
もう一方では飢えて
見向きもされたない人たちがいる。
そういう現実があるのです。
「こんな状況を変える力を
誰ももっていないように見えるが、
じつは、問題は力ではない。
誰も、その意思をもっていないらしい。
それが問題なのだ。
だから、
他人の苦難を自らの苦難と考えないかぎり、
いつまでもこのままだろう。」
(p.185)
私たちは、
隣人に対して無関心だということです。
愛の反対は無関心であると、
マザー・テレサさんが指摘していました。
私たちが愛に生きないから、
この世界はこのような状態なのです。
「あなたがたが、気にかけないからだ。
心を向けないからだ。全地球が
良心の危機に瀕(ひん)している。
あなたがたは、お互いのことを
気にかけようと決意する必要がある。」
(p.185)
「政府が・・・」「誰か豊かな人が・・・」
このように、
他者に責任をなすりつけている限り
この問題は解決しません。
私たち一人ひとりが、
自分の問題としてとらえる必要があるのです。
安ければ何でもよいと思って買う人は、
他人のことを考えていません。
その値段で売り出すために
犠牲になっている人の苦しみや悲しみが
わからないのですから。
「それで本当に十分に利益があるの?
誰かを虐げたり、抑圧したりしてない?」
そういう思い遣る心がなければ、
他人に関心を持っているとは
言えないと思うのです。
「あいつらは怠け者だから」
大して事情など知りもしないのに、
そうやって相手にレッテルを貼って
自分の行いを正当化する。
そうやって自ら思考停止して、
思い遣りのない人間になっているのです。
たからこそ、
他人に関心を寄せる決意をすることが
重要なのだと思います。
思い遣っても何もできないかもしれない。
でもまずは、
感心を持つことから始めるのです。
それに、何もできないと言っても、
まったくできないわけではありません。
「ありがとう」と感謝の言葉をかける。
「大丈夫?元気?」といたわる言葉をかける。
そんなことでも、
まったくやらないよりはるかにマシです。
他人に期待するのではなく、
自分に期待する。
他人が行動するかどうかに関係なく、
まず自分から動き出す。
それが今、求められているのです。
「現在、あなたがたは世界を--
地政学的な世界ということだが--
それぞれが自治権をもった、べつべつの
独立した国民国家の集まりだと考えている。
それぞれの独立国家の内部の問題は、
グループ全体の問題とはみなされない--
その問題がグループ全体に(あるいは
グループのなかの強力なメンバーに)
影響を及ぼすまではね。」
(p.186)
「内政干渉」という言葉があるように、
他国のことには口出ししない
というのが不文律です。
なぜなら、
この世界の最高主権は国家であって、
世界(国家連合)ではないからです。
たとえば中国では、
深刻な人権侵害が頻発しています。
しかし、そのことが国際社会で
大きく取り上げられることは
あまりありません。
ですからいまだに改善されず、
虐げられる人々を生み出しています。
一方、事実ではない過去の日本の行為を、
いまだに重要事項として
取り上げようとする動きもあります。
すべて国ごとの利害に基づき、
政治的に動かされているからです。
「世界を変えようと思うなら、
目を開かなくてはいけない。
他者の利害を自分のものとして考えることだ。
それには、
世界の現実をもういちど組み立て直し、
それにしたがって行動しなければならない。」
(p.187)
神はこのように言って、
世界政府の設立に言及するのです。
第10章はこれで終わりですが、
第11章は世界政府がテーマとなります。
実は、私が国士舘大学で専攻したのは、
国際政治学でした。
もう30年も前の話ですけどね。(笑)
広島で新興宗教に入信した時、
共産主義について学んだことで
国際政治学に興味を持ったのです。
卒業論文は、
世界政府を作る方法についてでした。
とても論文と呼べるようなものではなく、
小学生の作文みたいでしたが。
アメリカが
それぞれの州政府から合衆国となったように、
ヨーロッパがEUを設立したように、
世界政府が作れるのではないか、
という想像でした。
その時はまだ、
「神との対話」を読む前でした。
まさかここで、
世界政府を作ることについて
目にするとは思っていませんでした。
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