お金の見える化がカギ

お金の見える化がカギ

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第16章の1回目になります。

この章では、環境の問題を話したいと
ニール氏は言います。

そこで神は、様々な環境問題が
起きていることを語ります。

環境問題があることは知られているのに、
なかなかその問題を解決できずにいます。

どうしてでしょうか?

それを神は、お金の問題だと言います。

ですから、環境問題を解決するには、
次のようにしなさいと説きます。

「簡単だよ、金銭を排除しなさい。」
(p.837)

「少なくとも、金銭の
「見えない」という性質を排除しなさい。」
(p.237)

環境問題は金銭の問題であり、
金銭の「見えない」という性質の問題だと
神は言うのです。

そして、その理由を説明します。

「ひとは、恥ずかしいこと、
ひとに知られたくないことを隠す。
だから、多くのひとは
自分のセクシュアリティを隠すし、
ほとんどのひとは金を隠す。
つまり、そういうことをオープンにしない。
金銭的なことは
自分のプライバシーだと思っている。
そこに、問題の種があるのだよ。」
(p.237)

これは斬新な指摘です。

しかし、指摘されてみると、
なるほどと思えます。

私たちは、
恥ずかしいから隠すのです。

つい隠すのは、恥ずかしいから。

自分がどれだけお金を持っているのか、
どんなことにお金を使っているのか、
他人に知られたくないのです。

知られたら、
批判非難されるかもしれない。

自分は受け入れてもらえないかもしれない。

そういう自分を恥ずかしいと感じるから、
私たちは隠すのです。

もし金銭をオープンにすれば、
どんなことになるでしょうか?

「みんながみんな、
ひとの金銭的な状況をすべて知っていたら、
あなたの国でも、地球全体でも、
かつて見たこともないような
大騒動がもち上がるだろう。
そのあとには、公正と平等、正直、そして、
ほんとうに万人のためになる
優先順位に従った行動が生まれるだろう。」
(p.237)

たしかに、大騒ぎになりそうです。(笑)

誰がいくら給料をもらい、
いくら銀行預金があるかが
白日の下にさらされる。

う~ん、考えただけでもゾッとします。

しかし神は、
これらが隠されているから、
公正や平等が実現しないのだと言うのです。

「金銭の動きをオープンにするだけで、
もっとたくさんのことが職場からも、
世界からも消えるだろう。」
(p.240)

非正規と正規でどれだけ給料が違うのか、
それが個々に数字として示されたら
いったいどうなるでしょう?

誰がそれに対して、
堂々と説明できるでしょうか?

神は、
今世界で行われていることの多くは、
お金の動きをオープンにすることで
行なわれなくなると言います。

「社会は、極端に不公平な富の配分を
決して許さないだろうし、
まして、富を得る手段も、
もっと儲けようというやり方も、
具体的な事実を知ったら、
決して放ってはおかないだろう。
公共の目という光にさらすことほど、
行いを早く改めさせる方法は、ほかにない。」
(p.240)

たしかに、そうだなぁとは思います。

しかし、そんなことができるでしょうか?

それほどお金のない私でさえ、
すべてを開示することには抵抗があります。

「どうすればいいかということではなく、
これは挑戦だよ。
あなたがたに、金銭を捨て、紙幣やコイン、
各国通貨を捨ててやり直せるか、
と挑戦しているのだ。
すべてがはっきりと見え、
記録をたどることができて、
数字を確認できる、
オープンな国際通貨制度をつくりなさい。」
(p.241)

神は、これは挑戦だと言います。

私たちは何を目指しているのか、
どういう社会でありたいのか?

その理想を実現したいという思いが、
本物かどうかが問われているのです。

神はこれを、
新しい世界補償システム(WCS)と呼びます。

すべての人の取引きが開示され、
プライバシーでも守られません。

さらに、自発的に申し出た人の所得から
10%が差し引かれ、
政府の政策やサービスに使われると言います。

徴税ではなく、寄進なのです。

ニール氏は、世界はそういうシステムに
賛成しないだろうと言います。

神もまた同意します。

「得をする」とか「うまい汁を吸う」など、
適者生存がまかり通る社会に
暮らしているからだと。

「社会の主な目標が
(ほんとうに高度に進歩した社会は
どこでもそうだが)、
すべてのひとの生存であり、
すべてのひとが平等に恩恵を受け、
人間らしい暮らしをすることだとしたら、
秘密も、ないしょの取り引きも、袖の下も、
隠し金も、すべて必要なくなるだろう。」
(p.242)

つまり私たちが社会に、
どのような目標を持っているか
という問題なのです。

私たちが社会を変えたいのなら、
自分自身が変わらなければならないのです。

「そのシステムの秘密、キーワードは、
「見える」という性質だ。」
(p.243)

「オープンに見せること以上の、
公正への近道はないのだ。」
(p.243)

「見える」ということが、
すべてを解決するキーワードなのです。

「オープンに見せる、
「見える」という性質とは、真実のことだ。
真実を知れば、
真実があなたを自由にしてくれる。」
(p.243)

「見せる」「見える」ということは、
真実だと言います。

正直とも言えると思います。

そしてすべてをさらせば、
自分が自由になるのですね。

神は、高度に進歩した社会では、
所得も消費もすべてがオープンだと言います。

企業の売買取引きも利益も、
すべてを知ることができると。

どうして、高度に進歩した社会では
それができるのか?

その答を、神はこう言います。

「高度に進歩した社会では、
ひとを犠牲にして何かを得ようとする者は
誰もいないからだよ。」
(p.243)

どうして、
不当に賃金を抑えるのでしょう?

労働者から搾取してでも、
利益を得たいからではありませんか?

どうして仕入れ値を
公表できないのでしょう?

不当に利益を得ていると思われるのが
怖いからではありませんか?

もし、
自分だけ得すれば良いという考えがなく、
不安もなければ、
オープンにできるでしょう。

オープンにして、
どうしてそうなのかを説明すれば良いのです。

価値観は人それぞれですから、
賛同する人もいれば反対する人もいます。

その時は、
賛同する人だけを相手にすれば良いのです。

それでお客が離れたり、
社員が辞めていくと言うなら、
自分の価値観を改める他ありません。

オープンにすれば、自分の価値観を
検証することにも役立つのです。

◆ごあいさつ

今年(2017年)のメルマガは、
今回が最後になります。

今年はこれまで、
メルマガをご購読くださって、
どうもありがとうございました。

来年は、1月8日(月)から再開します。

ではみなさん、
良いお年をお迎えください。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
 面白かった、役立ったという方は、
 以下のURLをクリックしてくださいね。

⇒ http://clap.mag2.com/chisouclen?KT171229a

またこちらには、
短い感想を書くこともできます。

励みになりますので、
よろしければコメントをください。

長くなる場合は、このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ●「幸せ実践塾」通信
 http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañolไทย