人々の手本になる

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第20章の2回目になります。

前回は、究極の真実に生きることが
何よりも重要だという話でした。

究極の真実とは、
私たちはばらばらな存在ではなく
「ひとつのもの」だということです。

そして、
究極の真実として生きるようになれば、
再び退化することはないのだと。

今回は、その続きになります。

「ばらばらに分裂しているという幻想を
ふたたび、生きるとしても、自分自身を
新たに創造する道具（ツール）として
幻想を使いなさい。
そうすれば、
はっきりと目を開いていくつもの人生を
通っていくことができる。」
（p.308）

分裂しているというのは幻想です。

真実ではありません。

しかし、幻想には幻想の役割があります。

この世に無駄なものは何一つないのです。

ですから幻想を利用して、
より豊かな経験のために生かすように
と神は言います。

「すると幻想を幻想と見ることができ、
経験して楽しみたいと思う自分自身の一面を
明るく楽しんでも、それを現実として
受け入れることはもうないだろう。
自分自身を新たに創り出すために
忘却という手段に頼る必要はなくなり、
意識して分裂を利用し、はっきりした理由で、
はっきりした目的のために
分裂した者として現れるだろう。」
（p.308）

分裂を幻想と見抜いて生きれば、
それを現実と思い込むことはなくなります。

どんな悲劇でも、映画を観るかのように、
悲しむことを楽しむことができます。

そしてそうなった時は、
忘却も不要になると神は言います。

真実を完全に知っている者として、
つまり神として振る舞える。

神として、この世に現れることができる。

神は、そのように完全に悟った魂が、
他の人たちを目覚めさせるために
この世に生まれてきていると言います。

仏教ではこれを菩薩と呼びます。

「彼らはひらかれた魂であり、進歩した魂だ。
彼らはもう、
自分自身の高い経験を求めているのではない。
すでに、最高を経験しているから。
彼らはその経験をあなたがたに
知らせたいと望んでいるだけだ。」
（p.309）

こういう人類の導き手が、
私たちにお手本を示してくれるのです。

「わたしたち、あなたとわたしは、
つねに一体だ。
それ以外ではありえない。不可能だ。
だが、あなたはいま、
その合一を無意識のうちに経験している。」
（p.309）

私たちの真実は、
「ひとつのもの」ですから
分離することはあり得ません。

しかし、この相対的な世界では、
分離していると感じています。

つまり、私たちの「ひとつのもの」という
真実の体験は、無意識なのです。

そしてこれを、
意識的に体験できると神は言います。

「究極の真実を意識して認めること、
ほんとうの自分を
意識して表現することも可能だ。
そうすれば、あなたは
ほかのすべてのひとたち、忘却のなかで
生きているひとたちのお手本になる。
あなたは真実を思い出させる、
生きた合図になる。」
（p.309）

私たちが究極の真実を意識して認め、
信じ、そのように生きる時、
私たちは他の人たちの手本になります。

そういう生き方を示すことが、
いまだ悟れない人たちの救いになるのです。

「わたしはおおぜいの羊飼いを送る。
あなたはそのひとりになれる。
あなたがまどろむ魂を目覚めさせ、
ほんとうの自分を思い出すことができれば、
天国の天使たちすべてが、
その魂を祝福するだろう。
一度、失われた魂が見いだされたからだ。」
（p.309）

もし私たちが目覚めようとして生きれば、
私たちは他の人の手本になります。

そして私たちのその生き方が、
他の人に影響を与えます。

他の人たちの救い手になるのです。

神は、大勢の羊飼いをこの世に送る
と言っています。

今は、そういう時代なのかもしれません。

「いまも、地球に、そして宇宙の他の部分に
もおおぜいの羊飼いがいる。
宇宙のどこかで、彼らは互いに交わり、
つねに最高の真実を体現しつつ暮らしている。
それが、前に言った悟りに達した社会だ。
彼らは実在し、
あなたがたのもとへ使いを送っている。」
（p.310）

地球外生物の悟りに達した魂と、
地球の悟りに達した魂とは、
互いに交流していると神は言います。

そして彼らは、
この地球のために使者を送るのだと。

そうすると、イエスや仏陀は、
宇宙人なのかもしれませんね。

まるでウルトラマンみたいです。

ウルトラマンも地球外生物ですが、
地球を救うためにやってきて、
地球人になりすまして暮らします。

そして、ここぞというときに、
私たちを救ってくれるのです。

しかし神は、
イエスや仏陀が宇宙人かどうか
明確な解答はしません。

次の3冊目を待つように言います。

慌てて、
すべてを知ろうとしなくてもいいのです。

必要なことは、必要な時に知らされる。

そう信じて、
安心していればいいのです。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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