人生は闘いではない
- 2018.04.11
- 神との対話③
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第12章の1回目になります。
第11章では魂の話を取り上げながら、
話があちこちに飛びました。
この第12章でも同様に、
魂のことを取り上げます。
まずは、
前回の続きとも言えることですが、
私たちは一体だという話です。
「わたしはいつもあなたがたとともにいた。
あなたがたから離れたことはない。
わたしはあなたであり、
あなたはわたしであって、
わたしたちは決して離れない。
それは不可能だからだ。」
(p.224)
まずはこのように、
私たちが一体であることを強調します。
私たちが、
時としてひとりぼっちと感じるのは、
神が私たちを見捨てたからではありません。
その逆で、
私たちが神から離れたからです。
では、
どうすれば離れずにいられるのでしょう?
「ひとに認識させるようにしなさい。
改宗させるのではなく、
実例を示して認識させなさい。
ひとの人生のなかで、
わたしと同じように愛の源になりなさい。
ひとに与えれば、自分にも与えることになる。
わたしたちは、「ただひとつ」なのだから。」
(p.225)
神を認識していれば、
孤独にはならないと言います。
その認識を持ち続けるには、
他人に認識させることですね。
これは、他人に与えることは、
自分に与えることになるからです。
このことはすでに、
何度も語られていますね。
「それが偉大な秘密だ。神聖な智恵だ。
自分にしてほしいと思うように、
ひとにしてやりなさい。
地上で安らかで喜びに満ちた人生を
築こうとしてぶつかる問題、紛争、
困難のすべては、
あなたがたがこの単純な教えを理解せず、
従わないためなのだよ。」
(p.225)
何度も紹介していますが、
黄金律と呼ばれるものです。
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、
あなたがたも人にしなさい」
(「マタイによる福音書」7章12節)
この、古今東西大昔から言われてきた
黄金律に従うことが、
何よりも重要なのです。
「与えるものを「失う」ことはありえない。」
(p.225)
「与える」ということは、
それが「ある」という「認識」です。
その思考が現実を創るのですから。
ここで神は、ニール氏が言った
「ひとりで闘っている」という言葉に対し、
次のように言及します。
「あなたがたは、
人生は「闘い」だと考えている。
ここで
何かの闘いが行われていると思っている。
だが、本来はそうではないし、
そんな必要はまったくないのだ。」
(p.226)
これは、
なかなか信じられないことでしょう。
闘わなければ、自由も得られないし、
権利も守れなかった。
私たちには、
どうしてもそういう認識があります。
それに対して神は、こう言います。
「信じないから、
現実がそうならないのだよ。
あなたが信念を現実にするのだから。」
(p.226)
「わたしは、最も偉大な真実を創り出す
道具(ツール)を与えた。
だが、
あなたがたはそれを活用しようとしない。
もっと正確に言えば、
間違った使い方をしている。
その道具というのは、
創造のための三つの道具だ。」
(p.226)
「創造のための三つの道具」とは、
「思考」「言葉」「行為」の3つです。
これはすでに、1冊目で語られています。
この話を聞くと、
いつも思い出すのがマザー・テレサの話です。
マザーは、
反戦集会には参加しなかったそうです。
何かに反対するということは、
それを否定するということです。
それでは、
平和な世界を創ることにならない。
そうわかっていたのかもしれません。
ですから、
平和集会なら参加すると言われたとか。
日本でよく
「反戦」「平和」をスローガンに、
政府に対して
闘いを挑んでいる人たちがいます。
彼らは、この神の言葉からすると、
自ら闘いを起こしているのです。
闘いを創造していると言えるでしょう。
それでは、
いつまでたっても平和にはなりません。
聖書にも、
まず自分の心に神の王国を築くように
とあります。
現実を神の王国にしたいのであれば、
自分の心が先に
神の王国になるべきなのです。
つまり、愛と平和で心を満たすことです。
心に愛と平和がないのなら、
現実に愛と平和がなくても当然のこと。
そのことを指摘しているのです。
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