愛に必要なもの

愛に必要なもの

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第13章の9回目になります。

前回まで、神話がすべての原因だ
という話をしていました。

しかしここでニール氏は、
最初に話していた結婚について
話を戻そうとします。

お互いが愛し合うのに、
何が必要かという話です。

「愛には何も必要ない。それが愛だ。
誰かへの愛が要求をともなうなら、
それは愛ではなく、まがいものだよ。」
(p.284)

ここで神は明確に、
「無条件の愛」以外の愛は偽物だと言います。

本当の意味で愛し合う関係なら、
相手に何かを要求することは
あり得ないのです。

「たとえば、
結婚するときには誓いのやりとりがあるが、
それは愛には必要ない。
それでも、
あなたがたが誓いあうことを要求するのは、
愛の何たるかを知らないからだ。」
(p.284)

結婚の時、神父が新郎新婦に言いますよね。

「汝(なんじ)この者を生涯夫(妻)として、
・・・・誓いますか?」

ここで、
「Yes(はい、誓います)」と言わなければ、
結婚式は台無しです。(笑)

そうやって、
「愛」ではない行為(=誓い)によって、
結婚というのは成立します。

ですから、結婚という制度そのものが、
最初から「愛」ではないのです。

では、
もう結婚そのものをやめるべきでしょうか?

神は、変えることができると言います。

「「結婚」という
社会的なしくみをつくりかえて、
愛が決して要求しないものは要求せず、
ただ愛が宣言することだけを
宣言するようにできる。」
(p.284)

「誓いの基本になっている期待を変える。」
(p.284)

誓いの基本になっている期待を変えるには、
文化的神話を変える必要がある
と神は言います。

文化的神話は、いわば信念とか常識など、
私たちの思考を支える思考になっています。

「あなたがたの
愛に関する文化的神話のひとつは、
愛とは受けるよりも与えるものだ
ということだ。
これは、文化的な規範になっているね。
だが、おかげで
あなたがたは頭が変になりかけているし、
誰ひとり想像もつかなかったような
被害が生じている。」
(p.285)

「愛は与えるもの」だと
ずっと言われてきました。

ただ受け取るばかりなのは「甘え」で、
「甘えてはいけない」とも言われてきました。

でも、
これのどこが間違っているのでしょう?

神は、
1冊目の第8章を読み直すことを勧めます。

※過去ログにある2017年8月21日に配信した
メルマガ「人間関係で重要なこと」からの
13回で解説しています。
http://archives.mag2.com/0001680059/20170821181000000.html

しかし復習の意味で、
ここでまた繰り返し説明します。

「あなたが他者に対してすることはすべて、
自分に対してしている。
なぜなら、あなたと他者は「ひとつ」だから。
したがって、他者に対して何かをすれば、
自分に対してもすることになる。
他者に何かをしてやらなければ、
自分にもしてやらないのだ。
他者にとって良いことは
あなたにとっても良いことだし、
他者にとってまずいことは
あなたにとってもまずいことだ。
これが最も基本的な真実だ。」
(p.286 – 287)

まず基本的に、
私たちは「ひとつ」だという認識が
重要になります。

そうであれば、
自分にすることは他者にすることであり、
他者にすることは自分にすることである
ということになります。

「さて、他者と関係を結ぶとき、
目的はたったひとつしかない。
ほんとうの自分とは何者かを決定し、
宣言し、創造し、表現し、
最高の姿を実現することだ。」
(p.287)

結婚するということの目的は、
本当の自分を実現することだけ。

その目的を見失っているから、
愛がわからなくなるのですね。

「それが、
あなたが身体に宿った目的なのだよ。」
(p.287)

絶対的な神の領域では、体験は不可能でした。

知ることは可能でも、体験はできません。

神は体験的に知りたいと思い、
この世を創造したのです。

何かを要求する愛ではなく、
愛が宣言することだけを宣言するよう
愛の誓いの期待を変える方法。

そのためには文化的神話の1つである
「愛とは受けるよりも与えるものだ」
ということを変える必要があります。

その話をここまでしてきましたが、
長くなったので次回に続きます。

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