意図と期待や要求は違う

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第6章の2回目です。

この章では、神と友情を結ぶための
「七つのステップ」の2番目、
「神を信じること」について書いています。

前回は、信じる必要性を感じなくなれば、
その時、神を信じていることになる
という話がありました。

信じる必要性を感じてしまうのは、
信じないことによって
不都合なことが起こるのではないか
という不安があるからですね。

そこで、起こることが
すべて好ましいことだと知っていれば、
そういう不安もなくなり、
信じる必要性も感じなくなる
と神は言いました。

今回は、その続きになります。

マスターは起こることを好ましいと思う
という神の話に、ニール氏は反発します。

それでは好ましいも好ましくないもなく、
ただ受け入れているだけですからね。

神は、
「人生はあなたが意図したとおりになる」
と言っているのに、選択しないのなら
意図したとおりもへったくれもありません。

それに対して神は、こう答えます。

「意図は期待ではなく、
まして要求でもない。
特定の結果に依存してはいけない。
特定の結果を選り好みしないほうがいい。
依存を好ましさに、
好ましさを受容にまで、高めなさい。
それが平和への道だ。
それが＜マスター＞への道だ。」
（上 p.134）

この神の回答に、
ニール氏は手のひらを返したように賛同し、
そういうことを言っている作家、
ケン・キース・ジュニア氏の本を紹介します。

こういうところが、
出来レース的な感じがするところなのです。

前にも書きましたが、
ある意味でこれはニール氏の1人2役です。

ですから、
すでに答えがわかっていることを、
あえて質問している感じがあるのです。

さて、話を戻しますが、
「意図は期待でも要求でもない」
と神は言うのですが、
これはどういう意味でしょう？

「意図」というのは、
計画であり、方向性だろうと思います。

私たちはこの世で、
徐々に進化成長しながらすべてを体験する
ということをしています。

そういう意味からすると、
どのくらい成長するのか
あるいは留まっているのか
ということを決めること。

それが「意図」になるのではないか
と思うのです。

そういう意味だとすれば、
私たちの人生が私たちの意図通りになる
というのは正しいでしょう。

ただし、
意識的に意図しているかどうかは別として。

口で「進化成長したい」と言いながら、
不平不満を言うことに明け暮れているなら、
それは進化成長を
意識的には意図していないのです。

したがって、
人生は意図通りになりますが、
それは必ずしも特定の結果を得られる
という意味ではありません。

金持ちになろうと意図したから、
金持ちになれるという
単純なことではないのです。

そこで神は、
特定の結果に依存するなと言っています。

結果に依存（執着）しなければ、
平和に至るのですから。

「人生の秘密とは、欲しいものを
すべてもっていることではなくて、
もっているものすべてを
欲しいと思うことだ。」
（上 p.135）

これも、ケン・キース氏の言葉だそうです。

面白い表現ですね。

いずれにせよ、
何も心配要らないということですね。。

だって、「欲しい」と感じるものは、
すべて「持っている」ものにちがいない
ということですから。

キース氏は、
どういう理由か知りませんが、
車椅子に乗っていたのですね。

神は、彼は今、自分のもとにいて、
車椅子からは離れていると言います。

ニール氏はそれを聞いて、
彼の車椅子の人生を気の毒に感じていたから、
それはとても嬉しいことだと喜びました。

しかし神は、その言葉を訂正します。

「気の毒じゃない！　祝福だよ！
ケン・キースは車椅子に乗っていたから、
何百万人もの人生を変えたんだ。」
（上 p.136）

「ケンの人生は祝福だし、
すべての状況も祝福だった。
当時、ケンと呼ばれた魂が求め、
意図した経験や表現をするために、
完璧なひとや場所、
出来事が提示されたのだから。
誰の人生でもそうだ。
不運などというものはないし、
たまたま起こることも偶然もないし、
神は過ちを犯さない。」
（上 p.136）

車椅子で過ごすという不運を乗り越えた
というのは、1つの見方に過ぎません。

車椅子で過ごしたからこそ
大きな影響力を持ち得たとも言えるのです。

そうなると、車椅子で過ごすことが
「悪い」ことなのか「良い」ことなのか、
何とも言えなくなりますね。

神はこれを「祝福」だと言います。

それは、「良い」からではなく、
魂の意図通りの人生だったからです。

魂が求めた経験のために、
車椅子で過ごすことが必要だったのでしょう。

ですから、起こった特定の結果に対して、
いちいち評価してはいけないのです。

評価するというのは、
人生には「悪い」ことが起き得る
ということですから。

人生が意図通りになると知っていれば、
起こることは完璧です。

起こることが完璧であるなら、
それは好ましいことに違いありません。

なぜなら、自分の意図に合った
完璧なことが起こるのですから。

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http://4awasejsn.seesaa.net/

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