思考から離れることで目覚める

思考から離れることで目覚める

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第9章の4回目です。

この章では、最初は関係や創造など、
これまでの復習的な話題が続きますが、
途中から、神と友情を結ぶための
「七つのステップ」の4番目、
「神を抱きしめること」について
書かれています。

前回は、「在り方」で創造する
という話でした。

「在り方」を変えるのは、
ただ変えるという意志の問題だと。

今回はその続きです。

意志によって「在り方」を選べる
と神は言います。

しかし、私たちはこれまで、
何かが起こった、
あるいは起こりそうだと感じた時、
幸せを感じていました。

その感覚について、神はこう言います。

「ちがう! 何かが起こった、
あるいは起こりそうなとき、
あなたは「在り方」を選ぶのだ。
幸せでいることを選ぶ。」
(上 p.232 – 233)

あくまでも自分で選んでいる
と神は言うのですね。

そこで、そのことを理解しやすいように、
同じ状況であっても別の在り方を選ぶ
2人の人間がいるという話を神はします。

このことは、
すでに前の本で語られていますね。

そして、決めているのは自分なのだ
と改めて説明します。

「何を意味するかは、自分が決めるのだよ!
あなたが意味を与えるのだ。
あなたが決めるまでは何の意味もない、
そのことを覚えておきなさい。」
(上 p.233)

「あなたの「在り方」から、意味が生じる。
どんなときでも、
幸せでいることを選ぶのはあなただ。
あるいは
悲しんでいることを選ぶのもあなただ。
怒っていること、おだやかでいること、
寛容であること、悟りを開いていること、
何でも選べる。」
(上 p.233)

このことはまさに、
私の「幸せ実践塾」で言っていることです。

「幸せの公式」を覚えていますか?

「幸せはいつも、自分の心が決める。」

外の世界がどうかに関係なく、
自分の心が決めるのです。

そして、自分が決めた「在り方」が、
外の世界に影響します。

「しかも、あなたは好きなように選べる。
それが偉大な秘密だ。
あなたは、何かが起こる前にも、
起こったあとと同様に「在り方」を選べる。
だから、ただ体験するのではなく、
自分の体験を自分で創造することができる。」
(上 p.233)

つまり、
私たちが自分の意志で決めたことが、
そのまま体験につながるのです。

しかも、
それは今もすでにやっていることだ
と神は言います。

ただ、気づいていないだけで、
無意識にそうしているのです。

「しかし、考えていたのでは
完全に目を覚ますことはできない。
考えるというのは、
夢のなかにいる状態のひとつだ。
考えている対象は幻想だからだ。」
(上 p.233)

理性を働かせて考えている状態は、
実は夢の中にいるのですね。

理性が処理している対象のデータは、
そもそも幻想なのですから。

神は、それでもかまわないと言います。

私たちはそもそも、
幻想の中で生きるようになっています。

神であることを忘れ、
創造者ではない生き方を体験するために。

「ただし、思考は現実を創造する。
だから、
好ましくない現実を創造したくなかったら、
それについて再考しないこと!」
(上 p.234)

幻想の中で生きるのは問題ないのですが、
もし好ましくない現実を創造したくないなら、
そのことを何度も考えないことだ
と神はアドバイスします。

「そこで、ときどきは考えることを
まったくやめるのも良いんじゃないか。
もっと高い現実にふれるために、
幻想から飛び出すために。」
(上 p.234)

時々は思考を止めてみる。

理性から離れてみる。

そうすることで幻想から離れ、
「在り方」によって創造することを
少しずつ思い出すことを
神は勧めているのです。

では、
どうすれば思考から離れられるでしょうか?

これもすでに答えていることですが、
神はこう言います。

「まず、静かにしていなさい。」
(上 p.234)

「さて、しばらく静かにしていると、
少なくとも考えのスピードが
落ちていくのがわかるだろう。
しずまっていく。
そうしたら、
何を考えているかを考えなさい。」
(上 p.234)

「考えがどこへ向かっているかを考えるのだ。
そして、考えがそこへ進むのを止める。
考えに集中する。
何を考えているかを考える。
それが<マスター>への第一歩だ。」
(上 p.235)

前にも、自分の思考を見張る、
という話がありました。

「第一段階は、自分の考えを見張ること。
自分は何を考えているのだろうと
考える習慣をつけることだ。
(中略)
自分を訓練することは可能だ
(いままでは、
逆の訓練をしてきたではないか、
そこを考えなさい!)。」
(「神との対話」 p.127)

私たちは、
幻想の世界で生きることを
運命づけられているとも言えます。

そこから本来の世界を思い出すには、
まずは幻想の世界を創造している思考を
しっかりと見据えることなんですね。

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