霊性の表明が真の自分を定義する

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第18章の2回目です。

3つの知恵の1番目、
「わたしたちはすべて一体である」
の話が続きます。

前回は、生命は神であり、
霊性とは生命のことだという話でした。

だから、政治に霊性を注入することは、
生命を肯定する政治決定をうながすことだと。

そしてこれは現在でも、
政治形態の違いはあれ、
行われているはずのことです。

ですから、
政治に霊性を注入するということは、
特に変わったことをすることではなく、
単に生命を重視しよう
と呼びかけることなのです。

今回は、その続きになります。

スピリチュアルが政治に結びつくと、
とたんに反対する人が増えます。

人びとはスピリチュアルを求めても、
政治的な活動につながることは恐れるのです。

そのことを神はこう言います。

「彼らは神に解決策を求めるが、
神の解決策とは
「それについて行動するあなたがただ」
という可能性は排除する。
じつは、それだけが存在しうる解決策なのだ。
なぜなら、神は
世界にいる人びとを通じて働くのだからね。」
（下 p.175）

この世のことを何とかするのは、
神ではなく私たちなのです。

神は私たちを通じて働くのであり、
私たちの行動が神の御業なのです。

神は、私たちに方向を示唆し、
それによって導こうとします。

そしてその方向とは、
私たちが望む方向なのです。

ですから神は、このように言います。

「あなたがたは、平和で調和のとれた、
喜びあふれる人生を送れる世界にしたい
と言う。
だから、わたしは言う。喜びは自由だ。」
（下 p.175）

「自由を損なうものは喜びを損なう。
喜びを損なうものは、調和を損なう。
調和を損なうものは、平和を損なう、と。」
（下 p.175）

私たちが、「平和で調和のとれた、
喜びあふれる人生を送れる世界」
を望んでいるから、
神は「喜びは自由だ」ということを
示唆するのです。

私たちが争いも流血もない世界を望むから、
神は新しい福音を広めよと言います。

何度も繰り返しますが、
これが新しい福音です。

「－－わたしたちはすべて一体である。
－－わたしたちの道が
すぐれているのではなく、
ひとつの道だというに過ぎない。」
（下 p.176）

けっきょく、
何度語ってもここに行き着きます。

同じことの繰り返しです。

「狂気とは、
何度も何度も同じ行動をくり返しながら、
べつの結果を期待することだよ。」
（下 p.176）

たしかにそうです。

私は、
同じような失恋を何度も繰り返しながら、
いつか真実の愛と出会うのではないか
と期待してきました。

しかし、そんなことは起こりません。

私が変わらないのですから、
引き起こされる現実も同じだったのです。

ただ、最終的に私は、
ある意味で強制終了させられ、
ついに諦めの境地に至りました。

これまでのやり方を放り出したのです。

そのことによって、
変わることができました。

そして、私が変わったことによって、
現実が変わったのです。

それが何度も語っている
私が今の妻と結婚した物語です。

神は、政治的に変わろうとすることを
次にように言います。

「政治に霊性を求めようとするひとは、
「ほかの方法があるよ」
と言おうとしている。
その努力こそ祝福されるべきであって、
批判されるべきではない。」
（下 p.176）

たしかに、
批判されるべきことではありません。

この世に
変化をもたらそうとしているのですから。

しかし、それでも批判されてしまうのが、
今の世の中ですよね。

神はそれでも、
霊性をもとに行動することを求めます。

そこでニール氏が疑問を提示します。

どっちがすぐれているということが
ないのであれば、
どうして霊的行動主義を勧めるのかと。

神は、こう答えます。

「真の自分を表明したい
という欲求があるからだよ。」
（下 p.177）

「あなたがすることはすべて、
自分とは何者かという表明であり、表現だ。
すべての行動は自己を定義する行動だよ。
それは重要なことだろうか？
自分を定義することは重要なことだろうか？
もちろん、重要だ。
そのために、あなたはここに来たのだから！
あなたは何者かということは、
「五十歩百歩」ではない。
自分は何者かというのは、
あなたの最も重要な決断だ。」
（下 p.177）

霊性を重視する生き方とは、
自分が何者かを表現する上で
とても重要なことなのだと神は言います。

私たちは一体だと表明し、
その通りに生き、それを広めること。

それは、
私たちは神だと定義することになります。

その定義によって、
私たちの人生が創られます。

その定義によって、
私たちの世界が創られます。

これほど重要なことはありませんよね？

そして、新しい福音の要点は、
私たちが自己定義することが重要だ
ということになると神は言います。

「あなたは何者かということが
重要だからこそ、ひとりひとりが
このうえなくすばらしいのだ。
新しい教えは、
あなたがたのそれぞれが
すばらしいのであって、
誰かが誰かよりすばらしいのではない
ということだ。」
（下 p.178）

一人ひとりがそれぞれに素晴らしい。

だから、誰かが飛び抜けて素晴らしい
などということはないのです。

しかし、
飛び抜けて素晴らしくないからと言って、
一人ひとりの価値が
なくなるわけではありません。

「自分の絵が以前よりも
「すぐれている」ことがわからなければ、
絵筆をとらないのか？
べつの絵だというだけはいけないのか？
美のべつの表現というだけでは
いけないのか？」
（下 p.178）

「違い」は単に「違い」です。

アヤメよりバラが
優れているわけではありません。

アヤメにはアヤメの、
バラにはバラの美しさがあります。

質が異なるものを
比べても意味がないのです。

それぞれが、それぞれに輝いて、
霊性に生きること。

そういう生き方が、
私たちの人生をさらに輝かせ、
喜びの世界を創ることにつながるのです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

◇ブログ：
「傷ついた心を癒して幸せになる！
～「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
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