思考より速い創造

思考より速い創造

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第12章の2回目です。

この章では、神と友情を結ぶための
「七つのステップ」の7番目、
「神に感謝すること」について
書かれています。

前回は、感謝は自然に起こるが、
感謝した方が創造が速くなるという話でした。

それは感謝が「在り方」で、
思考よりも速く創造するからです。

また最後の方で、思考は経験を創造するが、
存在を創造することはない
という話もありました。

今回はその続きになります。

思考は自分の経験を創造します。

だから悲しい時に楽しいことを考えれば、
容易に幸せになれると神は言いました。

そのことを、
「自己のある部分からべつの部分に移動する」
と表現しています。

そこで神はこう言います。

「だが、「近道」がある。」
(下 p.29)

これは、前にも出てきた展開ですね。

思考による創造は遅いのです。

だから、
まず「在り方」を選択すればいい。

ここではこのことを、
次のように説明します。

「あなたは望むとおりの状態に移動できる。
つまり、真の自分のどの部分でも呼び出せる。
いつでも、すぐに。
そうであることを知って、
そうであると宣言すればいい。」
(下 p.29)

「在り方」というのは魂の状態です。

魂の望みはそれだけであり、
何かをすることではないのです。

以前にはこう言っています。

「あなたの魂はわたしであり、
それを知っている。
魂はそれを経験しようと努めている。
経験するには
何もしないのがいちばんいいということも
知っている。何もせずただ在ることだ。」
(「神との対話」 p.232)

「幸福、悲しみ、弱さ、強さ、喜び、
復讐、洞察、盲目、善、悪、男性、女性、
何でもかまわない。」
(「神との対話」 p.232)

ですから、まず自分はそうだと知って、
そうであることを選べばよいのです。

「真のあなたのうち、
あなたが知っている部分が
現在のあなたの状態になる。
それを知っていると宣言すれば、そうなる。
最も強力な宣言のかたちは
「わたしは……である」という言葉だ。」
(下 p.30)

「同じような言葉のなかでも、
最も圧倒的なのは、わたしの言葉だ。
すなわち、「わたしはわたしである」。
あなたも、「わたしは……である」と
宣言することができる。
それどころか、毎日そうしている。」
(下 p.30)

英語だと「I am ……」になります。

イエスが
「わたしは道であり、生命である」
と宣言したように、
私たちも日々宣言しています。

「わたしは疲れた」「わたしは忙しい」
「わたしは病気だ」などなど。

私たちは無意識に自分を宣言し、
その通りの経験をしているのですね。

「これは、ある状態の宣言だよ。
無意識にではなく意識的にこの宣言をすれば、
意志をもって、意図的に生きることになる。」
(下 p.30)

無意識ではなく、
意図的に生きよと神は言っていました。

だから以前も、このように言っています。

「あなたのライフワークは、
「自分が何者であるか」
を宣言することである。」
(「神との対話」 p.253)

どんな自分であると宣言するのか、
それが重要なのです。

そこで神は、こう言います。

「わたしはあなたの生き方として……。
--意図的に
--調和的に
--有益に
生きなさいと示唆した。
あなたの人生そのものがメッセージだ
ということを知っていたかな?
すべての行為は自己の定義だ。
すべての行為は、
あなたの思いを映し出すスクリーンだ。
すべての言葉は神へのボイスメールだ。
あなたが考え、言い、行うことはすべて、
あなたについてのメッセージを
送り出している。」
(下 p.30)

私たちは、思考、言葉、行為で創造する、
と神は言っています。

それはつまり、この3つによって、
宇宙に対して「わたしは……である」と
宣言していることなのです。

そこで、私たちが何かを宣言することは、
その状態への近道だとして、
次のように言います。

「宣言は真のあなたを呼び出す。
もっと正確に言えば、真のあなたのなかの、
あなたがいま経験したいと思う部分を
呼び出す。
これが、思考より存在のほうが
さらに創造的だということだ。
存在は最も迅速な創造方法だ。
なぜなら、こうであるということは、
たったいまそうだ、ということだから。」
(下 p.31)

たとえば私たちが、
「わたしは幸せだ」と宣言する時は、
すでに幸せだからですよね?

だから、この宣言をするということは、
今、そうだということなのです。

「わたしは疲れた」と言う時、
すでにその時、疲れています。

思考より速い創造というのは、
そういう意味なのです。

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