幻想を幻想として見抜く
- 2018.12.28
- 神とひとつになること
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第12章の1回目です。
私たちは多くの幻想の中で生きています。
本当は、その幻想を幻想と見抜いて、
経験のために利用すればいいのです。
しかし、幻想を真実だと勘違いし、
その中で苦しんでいます。
では、どうすれば幻想を
幻想として見抜くことができるでしょうか?
神はまずこう言います。
「あなたがたの最高の権威は
自分自身であることを忘れないことだ。」
(p.119)
どんなに多数から支持された書物も、
どんな偉い人が言った言葉も、
それを権威として受け入れないことです。
本当の権威は自分の中にあるのですから。
「それよりも内側に目を向けて、
外に見いだした真実が
あなたの心の中に見いだされる真実と
調和するかどうかを考えなさい。
ほかのひとに
「この本にあることは真実だ」
と言うのではなく、
「この本にあることは、
わたしにとって真実だ」と言いなさい。」
(p.119)
絶対的な真実は存在しません。
それぞれの人に、
それぞれの真実があるのです。
だから、どんな言葉も書物も、
それを権威として
他人に押し付けないことです。
「できあいの信念を求めるのではなく、
自分が知っていることを
思い出すように努めなさい。
外に見いだすことは、
気づきに戻るために役立てなさい。
あなたがたは幻想を生きているが、
その幻想はすべて
現実ではないことを理解しなさい。
だが、その幻想は、
あなたがたに真実とは何かを教え、
経験させてくれる。」
(p.120)
すでに語られている信念を探すのではなく、
自分の内側に探すことです。
外に見たことはすべて、
新たな気付きのためのきっかけです。
そういう見方をすれば、
幻想を役立てることができるのですね。
しかし、幻想は驚くほど現実的です。
どうしてそんなに現実的なのでしょう?
「幻想が現実的なのは、人びとがそれを
幻想ではないと信じているからだ。」
(p.120)
多くの人がそれを現実だと信じた。
だから、幻想なのに現実的に感じるのだ
と神は言います。
たとえば、天動説が信じられていた時代、
それは真実でした。
しかしそれが科学的に否定され、
人々が徐々に地動説を信じるようになると、
天動説は真実の地位から
引きずり降ろされたのです。
「あなたがたの観察は信念を支え、
知識と呼ぶものをつくりあげた。」
(p.121)
地球が動いているとは、
どうしても思えません。
その観察を土台に知識を構築したのです。
「あとになって、もっとよく観察したとき、
あなたがたは
ものごとに対する考え方を変えた。」
(p.121)
地球が中心と考えるより、
地球は太陽の周りを回っていると考えた方が
合理的だと気付いたのです。
しかし、そういう新たな考え方は、
最初は人々から受け入れられません。
多くの人々の信念に反するからです。
「真実とはあなたがたの信念、
大多数の主張である。」
(p.122)
私たちの真実は、
ある意味で多数決で決まると言えます。
「だが、
信念と観察と、どちらが先なのだろう?」
「あなたがたは
見たいものを見ているのだろうか?
見えるはずだと期待するものが
見えるのだろうか?
そして、
見えると期待しないものは見えないのか?
よいかな。答えはイエスだ。」
(p.122)
神は、
信念が観察に影響すると言うのですね。
「なぜなら、あなたがたは
客観的に観察することはできないから。
科学は、
なにごとも観察者の影響を排除して
観察することはできない
という結論を出した。」
(p.122)
これは「観察者効果」のことを
言っているものと思われます。
あるいは「観察者バイアス」でしょうか。
私たちの主観を抜きにして
観察することは不可能なのです。
「言い換えれば、あなたがたは
幻想のなかから幻想を見ている。
したがって幻想に関するすべての結論は、
幻想にもとづいている。
だから、すべての結論は幻想である。」
(p.122)
私たちが幻想の中にいる以上、
そこから導かれるすべての結論は
幻想にならざるを得ない。
そう神は言うのですね。
「幻想がそれほど現実的なとき、
どうすれば幻想だとわかるか?
あなたがたはいま、幻想が現実的なのは、
それが現実だからではなく、
現実だという固い信念を
自分がいだいているからだと知った。
したがって、
幻想に対する見方を変えるには、
まず信念を変えることだ。」
(p.123)
どう見ても現実的に見えるものを
幻想だと見抜くには、
幻想を現実と信じているその信念を
変えることだと神は言います。
観察して幻想を見つけるのではなく、
まず原因である自分の信念を探し、
それを変えることなのです。
これまでは、
「百聞は一見に如かず」と言われてきました。
しかし、それを逆にせよと言います。
「信じることは見ることである。
よいかな、これが真実だ。
幻想にぶつかったとき、
それが幻想だと信じれば、
どれほど現実的であろうとも幻想に見える。
そうなれば、
幻想を本来の目的に活用することができる。
つまり、
究極的な現実を体験する道具(ツール)
として活用できる。」
(p.123)
何かを見た時、何かを考えた時、
それを幻想だと信じることですね。
それを幻想だと信じれば、
それは幻想に見えると神は言います。
そうなった時、私たちは、
その幻想を役立てることができます。
その幻想を通じて、
本当の現実を体験できるようになるのです。
「あなたがたは、
幻想を創造する術(すべ)を思い出すだろう。
そのはずだと思う幻想が現れるのを
ただ見ているのではなく、
自分がこうしたいと思う幻想をつくり出し、
「そう、このはずだ」とうなずくだろう。」
(p.123)
思い通りに幻想を創り出し、
幻想を楽しめるようになるのですね。
幻想を自由に操れるようになり、
幻想を使って遊べるようになるのでしょう。
そうなると人生は、
苦しいものではなくなりますね。
何が起こってもそれは幻想であり、
それが幻想だとわかるから、
その幻想を体験することが楽しくなるのです。
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