身体は魂の容れ物ではない

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「新しき啓示」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第24章の1回目です。

前回の最後に、
「第八の新しき啓示」が提示されました。

それは、私たちは魂であり、
永遠に生きる存在だということです。

そこでニール氏が、
「わたしたちは、単なる身体以上のものだ」
と言った言葉をとらえて、
神は次のように訂正します。

「いや、あなたがたは
身体「以上」のものではない。
あなたがたは身体ではないのだよ。
身体はあなたがたがもっているものであって、
あなたがた自身ではない。
あなたがたとは、
限りなく、終わりのないものだ。」
（p.324）

この「身体以上」か「身体ではない」かが、
大きな違いだと言うのですね。

「多くの宗教は、
あなたがたは「身体以上」のものだ
と教えてきた。
ここで伝えられるメッセージは、
「あなたがたはまったく身体ではない」
ということだ。
あなたがたは、
身体に息を吹きこむエッセンスなのだ。」
（p.325）

「あなたがたは身体ではない。
あなたがたとは、
限りなく、終わりのないものだ。
これが鍵だ。
これが核心だ。
この啓示が理解されたとき、
ほかの新しき啓示のすべてが意味を深め、
力を増す。」
（p.326）

このように、
まったく別次元の捉え方なのだ
と神は言います。

そしてここから、
そのことの意味を詳しく説明します。

「身体はあなたがたのものであって、
あなたがた自身ではない。
身体はあなたがたが用いるものだ。
道具（ツール）だ。工夫だ。
特定の影響のもとで、特定の刺激を受けて、
特定のやり方で反応して動くメカニズムだ。」
（p.327）

「この道具は
まったく使いものにならなくなることが
あるが、あなたがたはそんなことはない。
この工夫は機能しなくなるが、
あなたがたはそんなことはない。」
（p.327）

身体は魂の入れ物だ
という考え方がありますが、
それも正確には違うと言います。

「身体を宿しているのは魂だからだ。
あなたがたの魂は
身体のなかにあるのではない。逆だ。
身体が
魂と呼ばれる力の場のなかにある。」
（p.327）

身体を魂が包んでいるのですね。

私たちが、
オーラとして見る身体の周りの光が、
魂だと言います。

「実際には、プロセスはまったく逆だ。
この光がすべての物体に注ぎこみ、
物体が創られる。
あなたがたが
光あるいは魂と呼ぶこのエネルギーの場は、
創り出した物体を包み、
そこから永遠へと伸びていく。」
（p.328）

魂のエネルギーが吹き込まれることで、
物質である身体が創られます。

そのエネルギーを吹き込んでいる魂、
つまりエネルギーの場は
終わりなく続いていると言います。

「つまり、
エネルギーは決して終わらない。
あなたがたのエネルギーの場がなくなって、
べつのエネルギーの場が始まる
という場所はどこにもない。
このことは、あなたがたの魂が終わって、
べつの魂が始まる場所はどこにもない、
ということでもある。」
（p.328）

「あなたがたは、時空のいずれにおいても
終わりのないエネルギーだ。」
（p.329）

これが、ひとつであることの意味です。

私たちが神であることの意味です。

このことをニール氏は、
自分の言葉で話します。

「すると、個々の魂というのはなく、
すべての魂がたったひとつの魂の局在化、
個別化された表現だということになります！」
（p.330）

「で、
そのたったひとつの魂というのは神の魂、
すべてであるものの現れでなければ
なりません。」
（p.330）

神は、ニール氏の説明に相槌を打ちます。

「まさに、そのとおりだ。
それこそが、伝統的で排他的な宗教が
教えなかったことだ。」
（p.330）

存在するのは1つのエネルギーに過ぎません。

それが個別的な表現をしているだけ。

ニール氏は、もう一度まとめます。

「ほんとうは、唯一の力の場があるだけだ、
というような考え方ですね。
たったひとつのエネルギーがあるだけ。
それは生命そのもののエネルギーで、
一部のひとたちが神と呼ぶのは、
そのエネルギーだという。」
（p.331）

知を持っている唯一のエネルギー、
それが神なのです。

神も次のようにまとめます。

「あなたがたはこのエネルギーであり、
このエネルギーがあなたがたであって、
あなたがたには境界はない。
あなたがたはすべてとひとつであり、
すべては、あなたがたとひとつだ。
すべてはこのエネルギーでできているから。
あなたがたは
世界のすべてとひとつだということ、
理論的な意味ではなく、文字どおり、
具体的にひとつだということだ。」
（p.332）

いかがでしょうか？

どう思われたでしょうか？

魂が身体に宿っていると考えると、
個別の魂が存在することになります。

そして、多くの人がそう考えています。

しかし「神との対話」の神は、
そうではないと言うのです。

魂がエネルギーを吹き込むと、
そこに身体（物質）が生まれるのだと。

そのエネルギーの場は、
個別的な表現が可能なだけであって、
完全にすべてがつながっています。

もし、この考え方を受け入れたら、
すべてはひとつのものであることを
受け入れられるのではないでしょうか？

そして実際に心理学では、
潜在意識はつながっているとしていますよね？

この話題は次回に続きます。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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