「昨日の神」と「明日の神」の違い

「昨日の神」と「明日の神」の違い

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第3章の1回目です。

神は、この「明日の神」は、
世界を救うための本だと言います。

ただし、
これまでの他の本で教えなかったことを
教える本ではないとも言います。

これまでの本は、
これまでの惨事を食い止めるのに役立ったが、
人類が自滅の可能性を拡大したので、
合わせて智恵も拡大する必要がある。

だから、同じ内容を語るにしても、
その時に合わせた語り方が大切なのです。

「いちばんの鍵は教育だ。
教育はあなたがたの最強の道具(ツール)だ。
すべてのひとを教育しなさい。
すべてのひとに、神について、
人生/生命について語りなさい。
まず非識字問題を解消し、
つぎに機能的非識字の問題を解消し、
それから霊的(スピリチュアル)な
非識字問題を解消しなさい。
必要なのは新しい世界的な
コミュニケーション・ネットワークだ--
人類から人類への
新しい世界的なメッセージそのものなのだ。」
(p.35)

神は、
すべての人への教育が重要だと言います。

そこで重要なのが、
世界の人が読み書きできて、
自由に本を手にとることができ、
自由に新しい信念について語り合うことが
できるようにしていくことです。

何を伝えるかという以前に、
何でも伝えられる自由な環境が
重要になってくるのです。

目が見えない人、手が動かない人でも、
この考え方を知って、
自分で表現する手段を整えること。

それが機能的な非識字の問題を
解消することになります。

ここで神は、
新しい神ということを改めて説明します。

「ここで言っているのは
「新しい神」ではなく、
「古い」神の新しい体験のことだよ。
ときには古い真実を
新しく言い直す必要があるし、
古い智恵を新しく分かち合うことも必要だ。
その真実を聞かせ、
その智恵を理解させるためには、
そういうことが必要になる。」
(p.36)

古い神を手放させ、
新しい神を受け入れさせる
ということではないのです。

これまでも言っているように、
古い信念を拡大させることが重要です。

強制して捨てさせることには、
何の意味もないのです。

そこで、神はここから、
「昨日の神」と「明日の神」の
重要な違いを語り始めます。

「1.「明日の神」は
神を信じることを誰にも要求しない。」
(p.37)

まず、神を信じることさえ要求せず、
自由にさせるというわけですね。

「2.「明日の神」には
ジェンダーも大きさもかたちも色も、
個々の生きている存在がもっている資質は
いっさいない。」
(p.37)

明日の神は彼でも彼女でもあり、
彼でも彼女でもないということです。

そして、
生きている存在が持っている資質を
神は持っていないと言います。

そうなると、神は生きているとも
言えなくなりそうですね。

神は、この対話を通じて、
そのことを明らかにすると言います。

そこで手始めに、1つの話をします。

ある神を求める女性が、神に、
存在するなら印を見せてくれと祈ったのです。

その時、流れ星が横切りました。

さて、流れ星は神だったのでしょうか?

「神は原因でもあり、
原因によって起った結果でもある、
とは考えられないか?
神は創造者であり被創造物であるとは
考えられないかな?」
(p.39)

流れ星なんて、偶然に起ったとも言えます。

どう考えることもできるのです。

そう言うニール氏の言葉をとって、
神は次のように言います。

「ほら、
あなたはいま、うまいことを言った。
どんなことにも何の意味もない、
誰かがそこに意味を与えないかぎりは、
とね。」
(p.40)

その女性が、
その流れ星は神の印だと意味を与えれば、
その女性にとってはそういう意味になります。

つまり、その時その女性は、
神を体験したと言えるのです。

「「明日の神」は時に応じ、
神の指示を体験したいと思う個人に応じて、
そのかたちを変えるだろう、
と言っているのだよ。」
(p.41)

絶対的な神の姿はありません。

逆に言えば、すべてが神の形です。

神とは「存在のすべて」ですから。

そして、
私たちはこれまで、そうしてきました。

宗教は常に、
これが神だと示してきました。

そこに権威を加え、
人々を信じさせたのです。

それはある意味で、
私たちがそこに意味を与え、
そこに神を体験してきたと言えます。

ニール氏は、
多くの人はこの神との対話を否定するだろう
と言います。

宗教がしてきたことと同じなのに。

「3.「明日の神」はつねに、
すべてのひととともに語る。」
(p.43)

「誰もがつねに神と対話しつづけているよ。
それが
「新しい霊性(スピリチュアリティ)」の
重要なメッセージだ。
神は一瞬一瞬に人類と
コミュニケーションを行っている。」
(p.43)

神とのコミュニケーションについては、
1冊目の「神との対話」でも語られています。

言葉によるコミュニケーションは
滅多に行われません。

それよりももっと確実に伝わる方法で、
コミュニケーションを取り続けていると。

それは、感情であり、経験であり、
思考やイメージであると。

「人生/生命の現れを神だと信じるなら、
それが神に見えるだろう。
人生/生命の現れを神だと信じないなら、
それは神には見えないだろう。
「見れば信じられる」
と言うひとたちがいるが、
じつは信じれば見られるのだよ。」
(p.43)

私たちは、
自分の外に真実があると信じています。

だから、その真実を探し出し、分析し、
何が正しいのか判断しようとします。

しかし、
そうはなっていないと神は言います。

私たちが創造者なのです。

原因は私たちにあり、
私たちが信じたものが現実になるのです。

その発想の転換をしなければ、
真実が見えてきません。

だから、
信念を変えることが重要なのです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


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