創造主は被造物でもある

創造主は被造物でもある

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第3章の2回目です。

前回は、
「昨日の神」と「明日の神」の違いを
3つ示しました。

その3つ目は、
「明日の神」はすべての人に
常に語りかけている、というものでした。

しかし、それを信じる人にしか
そのことがわからないのです。

今回は、その続きになります。

「あなたがたは決してひとりではない。
神はつねにあなたがたとともにいる。
だが、あなたがたは多くの場合、
神を見られず、神を体験できないだろう。
神が決まったやり方で現れる
と期待しているかぎりはね--なのに、
「昨日の神」を
信じているおおぜいのひとたちは
それを期待しているのだよ。」
(p.45)

私たちが
神とコミュニケーションできないのは、
特定の現れ方をすると期待しているからです。

あるいは、
自分は神とコミュニケーションできるほど
価値ある存在ではないと信じているからです。

神は、私たちが選んだ日に、
選んだことを現実にもたらすことになる
と言います。

つまり、毎日が祝福の日であり、
私たちは選んだものを
目の前にしているのです。

「あなたは外界の惨事を
原因として選ぶこともできるし、
べつの種類の出来事を選ぶこともできる。
あなたが選ぶものを使えばいい。」
(p.46)

出来事に翻弄されて、
無意識に思考を選択することができます。

思い通りにならない現実を前に、
腹を立てたり、恨んだり、呪ったりできます。

しかし、その思考が原因となって、
次の未来を創造しているということに
そろそろ気づく時なのです。

「言っておくが、
あなたがたすべてがいずれ、気づきに達する。
あなたがたの一部が気づきに達し、
一部は達しない、
というのはわたしの計画にはない。」
(p.47)

遅かれ早かれ、
私たちはみんな気づきに達します。

別の表現をすれば、
私たちはみんな神に帰ります。

一体であることを経験するのです。

「あなたがたが気づくのは
進化のプロセスの一部だ。
人生/生命そのもののプロセスの一部だ。
人生とは気づきのプロセスだよ。
「なる」というプロセスだ。
ひとはつねにそうであったものに「なる」
ということを知るプロセスだ。」
(p.47)

プロセスですから、
そうならないということはあり得ません。

また、放っておいてもいつかはなるのです。

何かが変化する必要があるのではなく、
ただ気づくだけなのですから。

「神が神の一部から
神自身を分けることなどできない。
神が神に捨てられる?
そんなことは不可能だ。
神が神から離れることも不可能だ。
そんなことが可能なのは、
神の一部でないものが存在する場合だけだ。
だが、
神の一部でないものなどは何もない。」
(p.48)

私たちはそもそも神そのものです。

ただそれを忘れているだけです。

だからただ気づきさえすればいい。

神から見捨てられるなどという妄想は、
幻想の中だけであり得ることなのです。

そこで、
4番目の「昨日の神」と「明日の神」の
違いを神は語ります。

「4.「明日の神」は
何ものからも離れてはおらず、
あらゆるところに存在し、
すべてのなかのすべて、
アルファでありオメガ、
はじまりであり終わり、
かつてあり、いまあり、
これからあるものすべての総和である。」
(p.48)

これは聖書に書かれている言葉でもあります。

神は最初から、
自分は始まりであり終わりである、
アルファでありオメガである、
と語っているのです。

言い換えれば
「存在のすべて」ということです。

「存在のすべて」であるなら、
それ以外のものは存在し得ません。

このことは、
これまでも何度も語られています。

重要なのは、私たちがこのことを
真に理解することでしょう。

「あなたがその意味を理解するのは、
あなた自身が
その意味するものになったときだ。
その意味があなたを「通じて」
明らかにされるのでないかぎり、
あなたに「対して」明かされることはない。
あなたは
自分が何ものからも離れていないと決意し、
そのようにふるまわなければならない。」
(p.49)

自分が信じていないことを、
私たちは経験できません。

その信念を変えるには、
思考、言葉、行為のプロセスを
逆転させることだと神は語っています。

つまり、
何ものからも離れていない
という経験をするには、
何ものからも離れていないと決意し、
そのようにふるまうことが必要なのです。

これまでの宗教の教えは、
この一体であることを教えていません。

その点が不完全なのだと神は言います。

「多くの宗教が教える創造者はすべて、
被創造物とはべつべつで離れている。
だから、
「明日の神」は何ものからも離れていない
といういまのメッセージは、
根本をゆるがす過激なメッセージなのだ。」
(p.50)

神が創造主であるということは同じでも、
被造物は神ではないと考えられてきました。

その考え方の違いが、
大きな違いを生むのです。

しかし、先ほども示したように、
この考え方はすでに聖書に書かれています。

神がアルファでありオメガであるなら、
神は「存在のすべて」であるはずです。

しかし私たちは、
その重要な論理に目をつむり、
創造主と被造物は別物である
という考えを信じてきたのです。

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