「第四の大変化」が起こる

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第17章の1回目です。

ここから最後まで、
第二部「第四の大変化」になります。

この「第四の大変化」というのは、
ニール氏がその友人の
デュエイン・エルジン氏の
「未来の約束」から考えた言葉です。

「現実に対する見方が根底的に変化し、
そのために人間感から他者との関係や
宇宙に対する見方までが革命的に変わる
という経験を、
人類はこれまでに三度体験した。」
（p.241）

第1は約3万5千年前、
第2は約1万年前の農地への定住化、
第3は約300年前で、
産業革命による物質主義化だと言います。

ニール氏はこのことを受けて、
人々がもし「明日の神」を受け入れれば、
これらと同じような大きな変化が
起こるのではないかと言うのです。

神は、その捉え方を「正しい」と言い、
その変化は、起こりつつあると説きます。

人類の集団的な意識は、
もうすぐ臨界量に達しようとしているのだと。

「伝統的な智恵は尊重すべきだが、
しかしその理解をひろげなさい。
人類が「明日の神」を受け入れたら、
それが実現するだろう。」
（p.243）

伝統的な智恵が書かれた聖書などの書物の
理解がまだ不完全だと言うのです。

だから否定せずに尊重し、
理解を広げるようにすることによって、
「第四の大変化」が起こるのです。

ニール氏は、
その変化がいつ起こるかと尋ねますが、
神は次のように答えます。

「個人個人を考えるなら、
進化のプロセスそのものは、
意識的に進化の道を
創り出すことを選んだひとたちにとっては
迅速に進むだろう。」
（p.243）

この変化に対して、
意識的に、積極的に関わるかどうかによって、
個人のプロセスのスピードが違う
と言うのですね。

「集団として考えるなら、プロセスの速度は
意識して進化を目指すことを選んだひとの
数しだいということになる。」
（p.243）

つまり、
人類全体を引っ張っていこうとする人たちが
増えることで、
変化のスピードが速くなるのです。

ですからこれまで何度も、
集団でやることが重要だと神は言うのですね。

「人類の魂はいま
「誰がヒューマニティ・チームに参加するのか？」
と問いかけているのだからね。」
（p.244）

ヒューマニティ・チームのことは
前にも紹介しましたが、
ニール氏が創った全世界組織です。

日本にもあります。

「ヒューマニティ・チーム」
http://humanitysteamjapan.com/

私もFacebookでグループを作りました。

「「神との対話」に学ぶ会」
https://web.facebook.com/groups/kamitai/

関心のある方は、ご参加ください。

このチームについて、
競争するのではなく協力するのだ
と神は言います。

「生きることをゲームと考えるのはいいが、
競争と考えてはいけない。」
（p.244）

ゲームとか遊びと考えることと、
競争とは根本的に違うという指摘です。

競争すれば
対立を助長することになるからです。

対立して否定し合うなら、
これまでの「昨日の神」と同じです。

「明日の神」は認め合い、
広げ合うのです。

宗教においても、
このチームでの変化が起こると言います。

前にも言ったように、
教義のすべてを否定するのではなく、
拡大するプロセスです。

「人類はこれからすぐに、
宗教を綿密に吟味するだろう。
ひとつひとつの宗教を、
ひとつひとつの教義をこまかく調べて検討し、
筋の通っているのは何で、
通っていないのは何か、
機能するのは何で、
機能不全に陥っているのは何か、
明日の世界で何がうまく働き、
何が働かないかを知ろうとするだろう。」
（p.246）

この動きによって、
宗教は消え去るのではなく、
さらに普遍的になると神は言います。

「宗教と並んで、人類は神性への衝動を
新しいかたちで表現するだろう。」
（p.246）

体系化されたテキストや教えからではなく、
それぞれの人の経験から生じる表現。

私たちは自由に、それぞれの人らしく、
神性を表現するようになるのです。

そして宗教は、そういう私たちの霊性を
支える存在へと変わっていくのでしょう。

では、こういう変化が起こるに当たって、
私たちはどうすればその力になれるでしょう？

神は、次のように答えます。

「それは
ひとりの指導力を通じて起こるのではなく、
多くの人びとの指導力を通じて起こるだろう。
それはまず目覚めのプロセスから始まる。
それが第一歩だ。
おおぜいの人びとが突然、目覚めるだろう。
この目覚めのときには、
いろいろなことが起こる。
なかには、いますでに起っていることもある。
すべてが集まり、
「何かほかの方法があるはずだ」
という考え方の集積が
臨界量（クリティカル・マス）に
達するだろう。」
（p.247）

「何かほかの方法があるはずだ」という
スローガンを掲げた
「目覚めよう運動」だと言えます。

その集団的な行動によって、
世界に変化を起こせるのですね。

政治も経済も教育も、
すべてが私たちの霊性の現れです。

「人生はあなたがたの霊性の現れだ。」
（p.248）

私たちが集団でこのことに目覚めれば、
政治も経済も教育も、社会全体が変わります。

もっと生命を豊かにし、支え、
維持するために、
何かほかの方法があるはずだ
と考えだしたら・・・。

私たちは、強制されるからではなく、
自発的に社会を変えようとするのです。

「それが「間違って」いるからではなく、
単にあなたがたの本質とは違うから、
あなたがたが選ぶ自分とは違うからだ。
個人としても社会としても、
違っているからだ。」
（p.249）

「これからの歳月には、
ごくふつうの人びとが他人をあてにしないで－－
まして、
他人を権威と崇（あが）めたりせずに－－
人類の集団的な未来を創るために
立ち上がるべきだという認識が
ますますはっきりとひろまるからだ。」
（p.250）

神は以前、
これからはますます多くのラッパが必要だ
と言いました。

多くの人がメッセージを広め、
集団的な活動に誘うようになるでしょう。

その時、どういう人なら
それに参加する資格があるのでしょうか？

神は、次のように答えます。

「神は
資格のあるひとに呼びかけるのではなく、
呼びかけたひとに資格を与えるのだよ。
この仕事への参加を
呼びかけられたと感じるひとは誰でも、
必要な技術と能力が
自分にあることに気づくだろう。
それに時間とエネルギーもね。」
（p.250）

すべての能力は与えられています。

私たちが自由意志で選択するかどうか、
決断するかどうかだけが重要なのです。

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幸せ実践塾・塾長

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