所有から利用へ
- 2019.07.18
- 明日の神
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第20章の1回目です。
前章の後半では、
「明日の神」を受け入れた後の政治について、
神とニール氏が語り合いました。
この章もその続きですが、
ここでは経済について語り合います。
「だが将来は、
商売にも良心が復活するだろう。」
(p.309)
ただ自分たちが儲かればいい
という商売ではなくなるのですね。
「「新しい霊性」の時代には、
ビジネスと商売の目的が変わる。
現在のモデルでは、ビジネスは単に
所有者に利益を生むために存在している。」
(p.309)
利益が出せなければ存在できませんからね。
社会に役立つビジネスも、
儲からなければ撤退するしかないのです。
「あなたがたの社会では
利益がいちばん大切なんだよ。
たとえ「非営利」組織でも。」
(p.311)
非営利組織でも、
スポンサーが支援してくれなくなれば
潰れる他ありません。
いくら社会的に意義があっても、
スポンサーの気持ち次第なのです。
「市民社会を「維持する余裕がない」
という考え方のせいで、
あなたがたの社会はもう
市民社会ではなくなっている。」
(p.311)
どんな活動をするにもお金が必要であり、
お金を市民社会を維持することより、
もっと自分が豊かになることに、
もっと自分が儲かることに使おうとします。
ですから、
「維持する余裕がない」と理由をつけて、
社会的に大切なことにお金を回さない。
それが今の私たちの社会なのです。
では、「明日の神」を受け入れた社会は、
どのようになるのでしょう?
「「新しい霊性(スピリチュアリティ)」は、
経済モデルの新しい基盤を
提供してくれるだろう--
つまるところ、ビジネスの新しい理由だな。
もはや経済の目的は、
利益を生み出すことではなくなる。」
(p.314)
そして神は、
新しい経済の目的を次のように言います。
「富を生み出すこと。」
(p.314)
ビジネスの目的は利益ではなく富だ
と神は言いました。
ここからその理由を話します。
「いま地球上で、富とは、
所有と力だと定義されている。」
(p.315)
支配する力は資産であり、
それがこれまでの富なのです。
多くのものを所有すれば、
大きな力を得ることができ、
それが裕福だということになる。
しかしこれは、
「昨日の神」のパラダイムだと言います。
「「新しい霊性」の時代には、
富とは所有と力ではなくて、
アクセスと幸福だと定義されるだろう。」
(p.315)
「つまり、生命/人生のさまざまなものを
所有するのではなく、
利用するということを話しているのだよ。」
(p.315)
私たちが物を所有するのは、
それを自由に利用したいからです。
カーシェアリングという言葉がありますが、
段々と所有から利用へとシフトするでしょう。
そうなった時、
どのくらい持っているかではなく、
どれだけ自由に利用できるか、
その利用によってどれだけ幸福になれるか
ということが重要になります。
では、どうすれば所有から利用へと
シフトすることが可能になるのでしょうか?
神は次のように答えます。
「その答えは、「富」の定義を
「アクセスと利用」に変えることだろうな。
「所有と権力」の経済から、
「利用と協力」の経済に移行することだ。
誰もが自分で掃除機をもつ必要はない。
ただ、掃除機を使うことができればいい。」
(p.318)
今の経済は、企業が儲ける必要があります。
そのためには、
消費者にたくさん買ってもらうことが
どうしても必要になるのです。
共有して共同利用されたら、
それだけ企業の儲けは減ります。
ですから企業は、
消費者に所有を促しているのです。
しかし、これまでのビジネスでは、
持てる者が多くを所有します。
少ないものは奪い合います。
それが争いの原因であり、
持てない者を幸せにさせない経済なのです。
「誰もが幸せに暮らすために必要なものは
充分あるどころか、
それ以上に存在するのだよ。
要するに
「誰もか自分のことだけ」という経済から
「すべてのひとにとって最善」の経済に
変えればいいだけなのだ。」
(p.320)
「明日の神」が受け入れられれば、
自分のことだけを考えるのではなく、
全体の幸福が優先されます。
そうすれば所有から利用へ、
奪い合いから協力へと変わるのです。
このような素晴らしい経済へシフトするには、
どうすればいいのでしょうか?
神は次のように言います。
「さっき言った考え方がひろまるためには、
貧しい側ではなくて豊かな側が
「富」を定義しなおさなくてはいけない。」
(p.321)
しかし、金持ちに強制するやり方は
上手くいかないと言います。
「世界を変えたいと思うなら、
自分が率先して
その変化を実行しなくてはいけない。」
(p.321)
自分は貧しいからと変わろうとせず、
金持ちを批判するやり方ではダメなのです。
所有するより利用する方が
メリットが大きいことを、
広めることもできるのですから。
神はここで、「新しい霊性」が
新しい経済モデルにつながる理由を
説明します。
「新しい霊的なモデルは
「あなたがたはすべて一体である」
と宣言するからだよ。
「充分である」とも言うだろう。
このメッセージに心から納得すれば、
あなたがたはすぐに
自分が扱ってほしいようにひとを扱い、
自分が欲しいものをひとに与え、
あればいいなと思うものを、
ひとに提供する方法を考え出すだろう。」
(p.323)
黄金律で示されていることが、
自然と行われるようになるのですね。
「そしてまた、
そのためのいちばん簡単な方法は、
経済を無限の上昇スパイラルで
どこまでも成長させようとすることではなく、
また誰もが同じモノを
所有できるようにすることでもなく、
誰もが同じモノにアクセスでき、
利用できるようにすることだ、
と気づくだろう。
そうなれば、ひとり当たりの消費物資は
もっと少なくてすむし、
環境にもすばらしく良い影響があるだろうね。」
(p.323)
経済を拡大させることが、
解決策ではないと言うのですね。
密に協力し合うことが重要なのです。
「必要だと思うモノにアクセスでき、
利用できれば、
人びとはとても幸せに暮らせる。
結局、それが「富」なのだよ。」
(p.324)
たしかに、所有する必要はありませんね。
続いて神は、
経済が透明になるという話をします。
前の本でも、
お金の見える化について話していましたね。
さらに、次のような特徴を示します。
「「新しい霊性」の時代には、
経済は地方化するだろう。」
(p.326)
選ばれた一部の人から大勢の人へ
経済的な力を分散化させれば、
経済は都会から地方へとシフトする。
神はこのように言います。
これからは地方へ行くことだと、
バリ島の大富豪、兄貴こと丸尾孝俊さんも
そういうことを言っていました。
そして神は、
経済の地方化を実現する方法として、
重要なポイントを示します。
「人びとが遠いところの資源に生存を
(食料や衣料、住まい、エネルギーを)
頼らなくなれば、
すぐに自分たちの暮らしを
もっとコントロールできるようになる。
そうなればきっともっと自由になり、
暮らしの質も向上するはずだ。」
(p.327)
必要性が幻想だと見抜けるようになれば、
もっと身近なところで調達することを
考えられるようになるのでしょうか。
「あなたがたには何も必要がない、
その必要性のなさを体験しなさい--
こう促す「明日の神」の言葉が
受け入れられれば、
こういうことはすべて一変するよ。」
(p.328)
けっきょく、
私たちが幻想を見抜くことができるかどうか
ということが重要なのです。
私たちが「新しい霊性」に生きることを
自分で決めることが、
世界を変える第一歩なのです。
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