自分の中に真実はある

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神へ帰る」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第4章の1回目です。

神は、
この対話は真実へ向かっていると言います。

ただ、
その真実へ連れて行ってくれるのは、
神ではなく、マスターでもありません。

「あなただけが、
あなたを真実に連れていくことができる。
なぜなら、
真実のあるところは、ひとつだから。」
（p.35）

「あなたのなかにある真実以外に真実はない。」
（p.35）

真実というのは、
与えられるものではありません。

また、唯一の真実があるのではなく、
それぞれの人にそれぞれの真実がある
ということです。

したがって神は、
次のようにニール氏に注意をします。

「人びとがあなたに
道を示してもらいたがるだろうが、
それは非生産的で、
それどころか危険ですらあるのだから。」
（p.36）

誰か他の人に答えを求め、
それを盲信することは危険です。

組織的宗教が闘争に明け暮れたのは、
人々が指導者を盲信したからです。

指導者が人々を盲信させたからです。

「だからできるだけ努力して、
そんなふうに思われないようにするのが
あなたの仕事だよ。
あなたが世間で
特別な存在にならないようにしたほうがいい。」
（p.37）

神と対話ができるとか、
守護霊とチャネリングできるなど、
自分が特別な人間であることを示すのは
人々を盲信させる危険性があります。

ですから神は、
そういう特別な存在に見られないように
努力することを勧めています。

「特別な人間はこんなふうだろうという
人びとの想像をまったく裏切るようなこと－－
「聖人」や「導師（グル）」なら
決してしそうもないこと－－を
してみるといい。」
（p.37）

斎藤一人さんは、
アダルト雑誌を見るのが好きだ
と自ら公言されていますね。

そうすることで、
他の人がひれ伏すような存在にならないよう
努力されているのかもしれません。

他にも、お笑いタレントをしている導師とか
いてもいいかもしれませんね。

最近はお笑いタレントも、
なかなか含蓄のある発言をされたりして
ニュースに取り上げられたりもします。

そう考えてみると、
盲信されず、時に批判されたりもする
指導者とも言えます。

また、元ソープ嬢などのように、
性的に奔放なイメージを持ちつつ、
霊的な指導者をされている方もいます。

これなども、
盲信されることは少ないでしょう。

「だから突拍子もないこと、
ひとが首をかしげるようなこと、
特別な存在だと思われないこと、
それどころか、
なんて「特別でない」凡庸なやつだ、
となじられるようなことをするんだね。」
（p.38）

神は、このように徹底して、
特別視されないようにしろと言います。

私は、
決して特別な存在ではありませんが、
やはり特別視されたいという欲求を
持っているようです。

目立ちたいわけではないのですが、
大事にされたい、信頼されたい、
頼られたい、・・・
要は愛されたいと思っているのでしょう。

まあ昔に比べると、
そういう欲求はかなり減ったのですが。

真面目で堅物というイメージが
私にはつきまとっています。

どうしても、そう演じたくなるのです。

なので、
時々羽目を外そうと思っています。

特に演出というわけではなく、
酒や女にだらしない面というのも
さらすようにしています。

このように神は、
不完全な人間であることを示せと言います。

そうすることで、
メッセージが生きるのです。

「あなたが
「不完全なメッセンジャー」だというのは、
ほんとうだね－－
だからこそ、あなたは完全なのだ。」
（p.38）

立派な指導者が真実を示して、
それを信じさせるやり方は上手くいきません。

それはこれまでの歴史が示してきました。

真実はそれぞれの人の中にある。

それを伝えるメッセージが重要なのです。

「それから出かけていって、
すべてのひとに、
あなたがたが求めている答えは
あなたがた自身のなかにある
と言ってやりなさい。」
（p.39）

私が言うことが正しいのではなく、
あなたが正しいと言うことが
あなたにとって正しいのです。

そしてそれは、
その人の成長に伴って変化します。

だから決めつけず、
つねに「今」の自分の中の
真実を語ることが大切なのです。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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