「わが家」とは完了すること
- 2019.08.19
- 神へ帰る
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神へ帰る」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第6章の1回目です。
前章で、すべての道は神に通じている
という話をしました。
ただ、
どの道を選択しても同じということではなく、
険しいかどうかという違いがあるのだと。
今回はその続きです。
険しいかどうかというのは、
良いかどうかという違いではありません。
そこで神は、
4つ目の思い出すことを示します。
「・思い出すこと--その四
「わが家」へ帰る道のなかで、
ほかの道よりとくに良い道はない。」
(p.46)
前の本では、
優劣はないという言い方をしていました。
「良い」か「悪い」かは、
その人の価値観によって変わるだけです。
そこで神は、
このことを詳しく説明します。
「すべての道が目的地に通じている。
なぜなら、
目的地に到達するために必要なのは、
ほんとうにそこへ行きたいと願う気持ち、
純粋で開かれた心だから。」
(p.46 – 47)
私たちは、そもそも神なのですから、
神にたどり着けないことはありません。
ただたどり着くまでの時間が違うだけです。
「文化にはそれぞれ美点があり、
美しい中心的な真実を称える
独自の伝統がある。
その真実とは--。
人生には人びと自身の欲求よりも、
それどころか
それぞれの必要性(ニーズ)より、
もっと大きく大切なものがあること。
人生/生命そのものが、
多くの人びとがふつうに思っているより
はるかに深くて有意義な経験であること。
愛と思いやりと赦しと創造性の遊び心と
共通の目標を達成するための
一致した努力のなかにこそ、
人びとの出会いがもたらす最も深い満足と
最もすばらしい喜びが見いだせること。」
(p.47 – 48)
宗教や、それらが作る文化には、
それぞれ違いがあります。
しかしその中には、
共通した真実があると言うのです。
それは、生命は偉大だということです。
「だから、それぞれが自分の道をたどって
「わたし」のもとへ来ればいい。
それぞれ、「わが家」への道をたどればいい。
ほかのひとがどんな道を通ろうと、
心配したり批判したりしないこと。」
(p.48)
間違った道や劣った道は存在しません。
ただ違う道があるだけです。
ですから、批判する必要もなければ、
心配する必要さえないのです。
しかし、ここで神が語ったことも
鵜呑みにしてはいけません。
そこで神は再び信じるなと言います。
「わたしが言うことを、
ひとことだって信じていはいけない。
わたしが言うことを聞いて、
それからあなたの心が
真実だと告げることを信じなさい。」
(p.49)
自分の中に真実があります。
ですから、
つねに自分の中に答えを探すことです。
「どうか、
あなたの頭にあるものを信じなければ
神に非難されるぞ、などと
ほかのひとたちに言わないでもらいたい。
それから、どんなことがあっても、
わたしの名において
人びとを非難しないでもらいたい。」
(p.49)
「明日の神」は、
信じることを強制することはしません。
続いて神は、
私たちが戻りたがっている「わが家」とは
何か、ということに言及します。
「わが家に戻る」ことを
「神のもとへ戻る」ことだと考えるのは
間違っていると指摘します。
なぜなら、私たちは
一度も神から離れたことがないからです。
そして、そのことを
意識のレベルでは気づいていなくても、
私たちの魂は知っていると神は言います。
「あなたの魂は、知っていることを
体験しようとしているのだよ。」
(p.52)
「人生/生命とは、
魂が「知っていること」を
「体験」に変えるプロセスだ。
そしてあなたが知って体験することを
現実と感じられるようになれば、
プロセスは完了する。」
(p.52)
私たちの人生の目的は、
すべてを経験することでしたね。
神のすべてを経験的に知ることです。
そして進化成長して、
いつかは神との一体化を経験する。
それがプロセスの「完了」なのです。
「言ってみれば、
「わが家」とは「完了」の場なのだよ。
真の自分を知ることが完了し、体験が完了し、
感じることが完了し、それによって
真の自分についての「気づき」が完了する、
それが「わが家」だ。」
(p.52)
「そこで
「あなた」と「神性」との分離が終了する。
この分離は幻想だし、
あなたの魂はそれを知っている。
だから「完了」とは、分離が終了し、
あなたが「神性」と
ふたたびひとつになる瞬間のことだ、
と言ってもいい。」
(p.53)
幻想がすべて幻想であったとわかり、
真の自分を完全に思い出して体験する。
その瞬間が「完了」であり、
「わが家」だということですね。
次に神は、
「わが家」に戻るプロセスの要素について
語ります。
その要素は2つあるのだと。
「「知ること」と「体験すること」によって
認識が得られ、
それが「感じること」につながる。
「気づき」とは、
自分が知って体験したことを
感じることなのだよ。」
(p.53)
「知」と「体験」が2つの要素です。
知ることだけでは感じることはできません。
知って体験しなければならないのです。
「「感じる」ことだけが、
十全の「気づき」を生む。」
(p.54)
「あなたは自分が
「神性」であると知っているかもしれないが、
「神性である自分」を体験し、
その「感情」を生きることを通じて、
はじめて気づきが「完了」する。」
(p.54)
つまり、
「知る」「体験する」「感じる」という
段階を経ることが「気づき」なのです。
たとえば、もし「神性」の中の
「寛容」という気づきを得たければ、
まず自分が寛容であると知って、
それを体験し、
そこで湧いてくる感情を味わうことが
必要なのです。
「感じるためには知識だけでなく
体験が必要なんだよ。
感情は魂の言葉だ。
自分自身についての気づきは、
ほんとうの自分を
十全に感じることを通じて達成される。」
(p.54)
自分が本当は神だと知っていても、
それだけでは不十分です。
そのように生きて体験することが重要です。
体験することで、
それに伴う感情が湧いてきます。
魂が、「これが私だ!」と言うなら、
それが感情として現れるのです。
神は、
気付きのプロセスに2つの要素があるから、
到達する道も2つあると言って、
その道について次のように語ります。
「魂は
霊的(スピリチュアル)な世界の道を通って
完全な知に到達し、
物理的な世界の道を通って
完全な体験に到達する。
どちらの道も必要で、世界も二つある。
この二つが合わさって十全な感情が創造され、
その感情が十全な認識を生み出すための、
完璧な環境ができる。」
(p.55)
これは、
19章以降で詳しく説明される内容ですが、
私たちは2つの道を通って
完全な認識に至ります。
まずは霊的な道で、そこで知識を得ます。
その知識を持って、次は物理的な道で、
そこで経験を得ます。
道は2つですが、
どちらも必要な道であり、
両方を通らなくてはなりません。
その土台のもとに感情が湧き出し、
感情を味わうことで
完全な認識(気付き)に至るのです。
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