HEBのように目覚めて生きる

HEBのように目覚めて生きる

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第35章の1回目です。

いよいよ最後の章になりました。

ニール氏は、これまでの対話で、
とても素晴らしいことを聞いたけれど、
ただ聞いただけで終わってしまって、
何も変わらないのではないか
という不安があると神に訴えます。

神は、こう答えます。

「だが、あなたが
あなたの経験をするしかないのであれば、
弱気になるのではなく、
完璧に勇気づけられるはずだが。」
(p.274)

そう励まされても、ニール氏は、
自分はイエスのような人間ではないから
と言います。

これまでの人生で、
彼らのような素晴らしい足跡を
残していないからと。

それを言うなら私もそうですし、
おそらく多くの人がそうだと思うでしょう。

それに対して神は、次のように言います。

「じつは、あなたはそうしているのだよ。
だが、その話はすぐ後でしよう。
いまは、あなたがそんなふうに
あなた自身を経験していないことが
完璧なのだ。」
(p.275)

つまり、イエスなどのような、
聖人ではない自分のままで完璧だ
と言うのですね。

もし、ニール氏が聖人だったら、
この「神との対話」シリーズはできなかった
と神は指摘します。

たしかにそうです。

凡人としての悩みがあったから、
神にそのことを尋ねることができた。

そして私たちは、それを読んで、
自分の人生に役立てることができたのです。

「それでは、自分が聖母マリアや老子、
あるいはあなたが<マスター>だと思う
ほかのひとたちが示すレベルに
達していないと感じても、
それで完璧なんだと感じることを選べるかね?」
(p.278)

今、あるがままで完璧なのです。

まずはそれを
受け入れることが重要なのですね。

ニール氏は、
目覚めていることに気づいた時に
私たちがどうなるのか、どうふるまうのかを
もっと知りたいと言います。

そこで神は、
前にあげたHEBとの違いのリストに加えて
次のものがあると言います。

「まず、あなたがたは心のなかで
ネガティブな考えを弄ぶことはしないだろう。
ネガティブな考えが心に忍び込んで来たら、
ただちに追い出すだろう。
意図して、何かべつのことを考えるだろう。
それについて、
シンプルに「心変わり」するだろう。」
(p.279)

もはやネガティブな思考を
選択することはないのです。

「また、自分自身を
ありのままで充分に愛するだろう。
そして、ほかの誰でも、
そのありのままで充分に愛するだろう。
それから生命/人生を、
そのありのままで充分に愛するだろう。
そこでは何も変える必要がないし、
すべては自分が知って、
「ほんとうの自分」を明示する機会となる
文脈的な場を創造するために、
自分が通過し経験しているのだ、
とわかったうえでね。」
(p.279)

未熟であっても、
その経験のためには完璧なのです。

だからこそ、
すべてをありのままに愛せるのですね。

「赦しは必要ないし、
自分が目覚めていることに
目覚めている人間にとって
自然でもないと知って、
二度と誰も何も赦すことはないだろう。
赦しが必要だという考えを抱くことは
傷つけられたと考えることであり、
目覚めた人間であるあなたがたは、
「神性」--それがあなたがただ--の
経験のなかでは傷つくことは不可能だ
と気づくだろう。
したがって、
ほかのひとたちとの交流のなかで
赦しを理解に代えるだろうし、
真の性質を捨ててそんな行動をするほどに
強いレベルで感じているに違いない
他者の苦痛や怒り、悲しみに
充分に気づく経験をするので、
それは自然にほかのひとびとへの
思いやりにつながるだろう。」
(p.279)

そもそも赦しが必要ではないと気づくから、
そのレベルに達していない人を
理解するのですね。

その理解が、思いやりとなって表れるのです。

「さらにまた、目覚めた者として、
あなたがたは誰かの死を
一瞬たりとも嘆き悲しまないだろう。
あなたがたは喪失を嘆くかもしれないが、
彼らの死を嘆くことはないだろう--
そうではなくて、
彼らが他者と分かち合った愛と喜びのときを、
そして彼らが自分の進化のプロセスの
自由ですばらしい表現のなかで
生き続ける事実を称えるだろう。
同じく、あなたがたはまったく同じ理由で、
自分自身の死を恐れないし、
嘆き悲しまないだろう。」
(p.279 – 280)

もはや死の恐怖は消え、
死を悪いことだとは考えません。

むしろ栄光の時だとさえ感じるのです。

「最後に、あなたがたは
すべてが振動するエネルギーであることに
目覚めるだろう。すべてだよ。
だから、あなたがたは食べるものすべて、
身につけるものすべて、
見たり読んだり聞いたりするものすべて、
そしていちばん大事なこととして、
考え、言い、行動するすべての波動に
もっと注意を払うだろう。
 そして、自分自身のエネルギーと
自分が周囲に創り出している
生命エネルギーが、
「ほんとうの自分」についての最高の知や、
自分が明示することを選んでいる
「ほんとうの自分」の経験と
共鳴していないことを発見したら、
ただちにその波動を調整するだろう。」
(p.280)

すべてはエネルギーであることに気づく。

それがどういうことかはわかりませんが、
いろいろな波動を感じる人はいますよね。

きっと、
敏感に波動を感じられるようになり、
違和感があれば調整しようとするのでしょう。

そして、
それが自然にできるようになるのですね。

以上が、神が追加で示してくれた変化です。

私たちもいつか、HEBのように、
目覚めた者として、
このように生きるようになる。

神はそのことを示しているのです。

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