すべては私たちが創造したもの

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第1章の18回目になります。

前回までに説明した中で、
重要な点をまとめてみましょう。

まず、私たちは神そのものだ、
という点です。

これは、聖書をはじめ、
多くの書物で語られています。

現代でも、多くの人がそう言っています。

身近なところでは、
斎藤一人さんなどもそうですよね。

神とは、「存在のすべて」であり、
全知全能の創造主という意味です。

しかし私たちは、
自分が全知全能とも思えないし、
創造主とも思えません。

それなのに、
なぜそうだと言うのでしょう？

それは、この世がなぜ生まれたかを
説明する必要があります。

絶対的な存在である神は、
自分の素晴らしさを
概念的に知っていましたが、
それを体験することができませんでした。

なぜなら、体験的に知るとは、
そうでないものとの比較が必要だからです。

「存在のすべて」である神には、
比較の対象が存在しません。

そこで神は、この相対的な世界を創り、
自分自身を体験しようとしました。

しかし、神である自分のままでは、
神の素晴らしさを体験できません。

そこで神であることを忘れて、
この世に生まれることにしたのです。

まず神らしくない存在として、
創造しない存在として、
自分を体験するためです。

したがって、
私たちがこの世で生きる目的は、
「存在のすべて」である神の、
ありとあらゆる部分を体験することです。

闇を体験しなければ、
光を体験できません。

不安を体験しなければ、
愛を体験できません。

ですから、あらゆる体験を祝福し、
それぞれの人に、
それぞれの体験をさせることが重要なのです。

しかし、だからと言って、
やみくもに体験すれば良い、
というわけではありません。

神は私たちに、感情を通じて、
進む方向性を与えています。

感情は魂の声であり、
その感情にしたがうことが重要です。

そうすれば、より効率的に、
神の素晴らしさを体験できるようになる
というわけです。

これはたとえば、
腹が立ったら怒りに任せろ
という意味ではありません。

怒りは気持ち良いものでしょうか？

もし気持ち良くないと感じるなら、
その感情は私たちに、
「その考え方は間違っている」
と教えてくれているのです。

感情が生じるのは、環境や現実に対して、
何らかの思考がプラスされた結果です。

つまりその思考によって、
その感情が湧いてきたのです。

ですから、好ましい感情に変えたければ、
自分の思考を変えれば良いのです。

ただしそのとき、
生じた感情を否定してはいけません。

感情は単に、方向性を示しているだけです。

その感情をしっかりと味わうことが大切です。

この世のすべては、
私たちが自分たちのために創造しています。

環境も出来事も、今の自分のために、
自分が成長するために必然のものです。

それを否定することは、
自分には変えられない、
と言うことになります。

それはつまり、
「私は私の人生の創造者ではない」
という体験をしようとしていることです。

そういう体験も重要なのですが、
もしそれに飽きてきたなら、
次は自分が創造者だという体験へと
変えていくことを勧めています。

それにはまず、
自分が創造者だと受け入れること、
から始まります。

正邪は、単に私たちの決めつけです。

この世に絶対的な価値観は存在しません。

神もまた、ああせよこうせよなどと、
人間に指示することはしません。

私たちは完全に自由であり、
自由な意思によって選んでいます。

その私たちが何らかの思考を持つ時、
何らかの価値観を採用する時、
それによって自分を表現し、
自分自身を創造します。

私たちが「無理だ、できない。」と言えば、
宇宙は「わかった。あなたには無理で、
あなたにはできない。」という現実を
示してくれるのです。

「あいつが悪い」と言って非難すれば、
非難する私自身を再創造します。

つまり、また非難したくなるような
出来事が起こるのです。

「事故は起こるべくして起こる。
生命の要素があるときにある方法でぶつかり、
ある結果を引き起こす。
あなたがたは、自分なりの理由で、
その結果を不運と呼ぶかもしれない。
だが、魂の課題という点から考えれば、
不運ではないかもしれない。
もう一度念を押しておこう。
偶然というものはないし、なにごとも
「たまたま」起こったりはしない。
個々の出来事や冒険は、真の自分を創造し、
経験するために、あなたがた自身によって
呼び寄せられるものだ。」
（p.74 – 75）

私たちは、本当の自分を思い出しながら、
体験的に自分自身を知っていくという
完璧なプロセスの中にいます。

だから、何をやろうと、どうなろうと、
失敗はあり得ないのです。

ただ安心して、
このプロセスを楽しめばいい。

そうすれば、
苦しみはなくなります。

このこともまた、大昔から
多くの人が語っていることですけどね。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

◇ブログ：
「傷ついた心を癒して幸せになる！
～「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
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