人生を上向きにする方法
- 2017.08.04
- 神との対話
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第4章の2回目になります。
ここで神は最初の質問の答が、
まだ終わっていなかったことを思い出します。
そこで話を戻して、
人生を上向かせる方法を語ります。
「人生は創造であって、発見ではない。」
(p.124)
これは何でもない言葉のようで、
実は大きな意味があります。
私たちは、すでにできあがった世界で
旅をしているのではないのです。
毎瞬毎瞬、創造し続けているのです。
ただ私たちが、
そのことに気づいていないだけです。
そこで神は、
どんなふうに創造しているかを、
順に説明します。
「1.わたしは神の姿をかたどり、
神に似せて、あなたがたを創造した。
2.神は創造者だ。
3.あなたがたは三つが一体になった存在だ。
その三つをどう呼んでもいい。
父と子と聖霊でもいいし、
精神と身体と霊でもいいし、
超意識と意識と無意識でもいい。
4.創造とは
その三つの部分から生ずるプロセスである。
言い換えれば、
あなたがたの創造には三つの段階がある。
創造の道具は思考、言葉、行為だ。」
(p.124)
創造者である神が、
自分に似せて人間を創ったと
聖書には書かれています。
それは姿が似ているという意味ではなく、
性質が似ているという意味です。
つまり、人間は創造者だ、ということです。
そして人間は、3つの部分からできていて、
それぞれが創造の段階に関連する、
と説明します。
3つの部分の呼び名はどうでもよく、
それよりも関連する3つの段階が重要です。
それが、「思考、言葉、行為」なのです。
ここから、
それぞれの段階の説明なのですが、
冗長になるので引用せず説明します。
まず創造は思考から始まると言います。
その思考は言葉で表現されます。
そして、考えたことや言った言葉は、
行動に移されます。
行動まで進むと、
具体的な現実になると言います。
たとえば、
「やきそばを食べたい」と考えます。
「よし、やきそばを食べよう!」
と言葉にすると、思考が強化されます。
「やきそばを食べない」という選択肢も
あるのですが、言葉にすることで、
どうしても「やきそばを食べる」という
行動をしたくなります。
そして実際にやきそばの袋の封を切り、
お湯を注ぎ、湯切りをしてソースを混ぜ、
やきそばを食べるという行動をすると、
「やきそばを食べる」という
現実になるのです。
なんだか当たり前のことに聞こえますか?
けれども、これが私たちの創造なのです。
こうすることで、
「やきそばを食べる」という経験が生じ、
その感情を味わうことができます。
「7.ほんとうは信じていないことを考えたり、
語ったり、行動したりすることはできない。
だから、創造のプロセスには信念、
つまり知るということが含まれる。
絶対的信頼だ。願うだけでなく、
確実にそうなると知っていなければならない」
(p.125)
つまり、「思考、言葉、行為」という
創造プロセスの前提として、
「信念=知る」があるということです。
先ほどの「やきそばを食べる」では、
まず「やきそば」というものが
存在することを知らなければなりません。
「やきそば」を知っていなければ、
「やきそば」を食べたいとは考えませんから。
そして、「やきそばを作れる」ことを
知っていなければなりません。
私は「やきそばを作る」ことができると、
知っている必要があるのです。
それが「信念」と呼ばれるものです。
力んで信じることではなく、
当たり前にそうだと知っていることです。
ここはとても重要です。
陽明学では「知行合一」と言います。
これは、
行動が伴わなければ知っているとは言えない、
という意味ですが、
行動しない人を批判するものではありません。
単に、行動に現れないのは、
信念がないからだという意味です。
つまり、
「行動に現れない=現実にならない」のは、
信念が変わっていないことを示している
ということなのです。
私は「やきそば」という存在を知っていて、
自分にそれが「作れる」ことを知っていた。
だから「やきそばを食べたい」と思い、
そう言って行動したから、
やきそばを食べられたのです。
もし私が赤ちゃんだったら、
これはできないことでした。
その違いを神は、
信念があるかどうかだと言うのです。
「8.そこまでわかっていれば、
強い感謝の気持ちが生まれる。
感謝せずにはいられない。
それがたぶん、創造の最大の鍵だ。
創造が具体化する前に、
創造に感謝することだ。」
(p.125)
必ずそうなるとわかっていれば、
現実になる前に感謝したくなると言います。
つまり、思い通りに創造できるかどうかは、
最初に感謝できるかどうかにかかっている
ということですね。
「感謝」というと大げさですが、
なんかホッとするような感覚です。
たとえばお腹が空いているとき、
やきそばを作って食べられると知っていれば、
焦る気持ちは生じないでしょう。
袋を開けたら中身がないという可能性は、
まったく考えてみようとしません。
自分にやきそばが作れるだろうかと、
疑うことはありません。
そういう絶対的な信念があるから、
焦ることなくホッとしているのです。
「9.あなたが創造するすべて、
創造したすべてを祝福し、楽しみなさい。
一部でも否定すれば、
自分の一部を否定することになる。
あなたの創造の一部として
どんなものが現れようとも、
それを自分のものとし、
祝福し、感謝しなさい。
非難しないように努めなさい
(「非難するなんて、とんでもないことだ」)。
10.自分が創造したなかで、楽しめず、
祝福できないものがあったら、
選びなおしなさい。
新しい現実を呼び出しなさい。
新しいことを考え、新しい言葉を口にし、
新しいことをしなさい。」
(p.125)
ここも重要です。
つまりどんな現実が現れても、
それを非難するなと言うのです。
なぜなら、自分が創造したものだから。
もし非難するなら、
それは自分を否定したことになります。
自分は創造者ではないと考えるのですから、
創造者ではない自分を
創造することになってしまいます。
創造のプロセスは、
常に働いていますからね。
実際に、これまでの私たちは、
そのようにしてきました。
私もそうです。
気に入らないことがあればイライラし、
怒ったり文句を言ったりしました。
それはすなわち、
「私は私の現実の創造者ではない」
と宇宙に宣言したことになるのです。
「私は出来事(=創造の結果)の犠牲者だ」
と宣言したことになります。
ですから宇宙は、
そういう現実を見せてくれます。
自分で創造しないように見える世界です。
犠牲者として生きる世界です。
その世界観を変えよと神は言います。
そろそろ「自分は神だ」と気づくようにと、
神は言っているのです。
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赤木篤 (あかき・あつし)
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