グループ意識というもの

グループ意識というもの

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第4章の2回目になります。

前回は、出来事や経験は、
あるべき自分を創って体験するための
機会だという話でした。

最後に、他のプレーヤーと共同で
1つの出来事を創造する
という話がありました。

今回はその続きになります。

「全地球的な経験や展開は、
集団的な意識の結果だ。
グループ全体の選択や欲望の結果として、
引き寄せられてくる。」
(p.82)

たとえば、中東で起きている戦争は、
こういうものになるでしょう。

あるいは、地震や津波など、
多大な被害を及ぼすものも
こういうものだと言えるでしょう。

たった1人の意識で
起きる出来事ではないのです。

「集合(グループ)意識というのは、
あまり理解されていないが、
きわめて強力なもので、注意しないと
個人の意識をはるかにしのいでしまう。
だから、地球上の大きな人生経験が
調和のとれたものであってほしいなら、
どこにいても、何をしても、
自分自身の集団意識を創り出そうと
努力しなければならない。」
(p.83)

グループの意識として何かを創造する
ということがあると言います。

そしてそれは、
個人の意識よりも大きな結果を生むのです。

「あなたの意識を反映しない
集団意識をもったグループにいて、
集団意識をうまく変更できないとしたら、
そこから離れたほうがいい。」
(p.83)

何かのグループに所属している時、
その全体の意識が自分のそれと違うなら、
まずはそれを変えようとすること。

もしそれができないなら、
自分からグループを離れること。

そうしないと、
自分がそのグループの意識に引っ張られ、
自分らしく生きられないからです。

「自分の意識とあった集団意識をもつ
グループが見つからないなら、
自分で創りなさい。そうすれば、
似たような意識をもった人びとが
引き寄せられてくるだろう。」
(p.83)

自分でグループを創るという
選択肢もあるのですね。

こういうことは、
スピリチュアル的でなくても
処世術として言われていることです。

誰と付き合うのか、
どのグループに所属するのかが
自分の成長のために重要なのだと。

こうして身近なグループから始めて、
徐々に大きなグループにしていく。

あるいは影響を与えていく。

そうすればそれがいつか、
全地球的な意識になるのです。

地球規模の戦争や災害の被害をなくすには、
そういう方法が必要だということです。

「たいていのひとは、
類似点ではなく相違点が重視され、
意見やものごとの不一致が、
紛争や戦争で解決される世界で満足している。
たいていのひとは、適者生存で、
「力は正義なり」で、競争が不可欠で、
勝利が最高の善とされている世界で
満足している。」
(p.83)

私たちがそういう価値観で満足していると、
世界はいつまでも変わりません。

こういう世界では、敗者を生み出します。

しかし多くの人は、
自分さえ敗者にならなければそれで良い
と思っているのです。

「そういう世界では、
「間違っている」と判定されたひとは
殺害される。」
(p.84)

殺されないとしても、
飢えたホームレスになったり、
抑圧されて搾取されたりします。

私たちは今、
こういう世界に満足しているのだと
神は指摘しています。

「たいていのひとは、
自分とちがうことがあると
「間違っている」と決めつける。
宗教的な相違はとくに認めないが、
ほかにも社会的、経済的、
文化的な相違を許さない。」
(p.84)

日本では、
宗教的な違いはあまり気にしません。

しかし、社会的、経済的、文化的な違いには
寛容でない傾向があるように思います。

電車内での携帯電話の使用など、
どうでも良いことでブチ切れる人がいます。

みんなが横並びで
均一でないと気が済まないのです。

そういう意識が、
今現在の世界を創り上げているのだと
神は指摘しているのです。

あの政治家たちが悪いんだ、
マスコミが悪いんだなど
他人に責任を押し付けるばかりで、
自分の考え方を振り返ろうとしません。

他人との違いを見つけ、
「間違っている」と決めつける考えこそが、
こういう社会の原因なのです。

「たいていのひとは、自分が地球を--
命を与えられた星を--
破壊していることに気づかない。
自分の暮らしを
良くすることばかり考えているからだ。
驚くほど近視眼的だから、
短期的な利益は
長期的には喪失につながるかもしれない、
それどころか、
そういうことのほうが多いのに気づかない。」
(p.84)

短期的な自分の損得で考えるため、
本当の善に気づかないのだと指摘します。

こういう戒めは、昔からありました。

たとえば、佐藤一斎氏の言志四録です。

「当今の毀誉は懼(おそ)るるに足らず。
後世の毀誉は懼る可し。
一身の得喪は慮(おもんばか)るに足らず。
子孫の得喪は慮る可し。」

「長い目で見る」という言葉がありますが、
長期的な展望が重要なのです。

「他のひとの苦しみの経験を
自分のものとして学ぶ能力がないこと、
それが、いつまでも苦しみが続く原因だ。
分裂は相違や誤った優越感をつくり出す。
一体感は共感と真の平等を生む。」
(p.85)

神は、私たちの地球規模の集団意識は
「原始的」なレベルだと言います。

何度も何度も同じことを繰り返しながら、
いまだに自分の意識を改めないからです。

戦争をしている側もそうなら、
それを批判する側も同じです。

武器商人が悪いのだと決めつけ、
それに対して戦いを挑む。

平和を希求しながら、
相手を悪と決めつけて叩こうとする。

それでは、考え方が同じなのです。

地球規模の集団意識を
すぐに変えることは難しいでしょう。

しかし、自分の個人意識を変えることは、
ずっと容易なはずです。

まずはそこから始め、
自分の意識が引きずられないよう
所属するグループの意識を考えてみる。

そういう順番で、
一歩一歩進んで行くしかないのだと思います。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
 面白かった、役立ったという方は、
 以下のURLをクリックしてくださいね。

⇒ http://clap.mag2.com/chisouclen?KT171102a

またこちらには、
短い感想を書くこともできます。

励みになりますので、
よろしければコメントをください。

長くなる場合は、このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ●「幸せ実践塾」通信
 http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañolไทย