自然な感情を抑圧しないこと
- 2018.02.15
- 神との対話③
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第1章の9回目になります。
前回の後半は、
私たちが様々なレベルで選択していることを
詳細に説明しました。
そこから話が展開し、
5つの感情の元は不安と愛であり、
究極的には愛だけだという話になりました。
今回はその続きになります。
「同じく、自然な感情である悲しみ、
怒り、羨望はすべて、
不安のかたちのひとつであり、
また愛のかたちでもある。」
(p.44)
前回、5つの自然な感情の中で、
本質的なものは愛だと話しました。
そして不安は、
愛から派生したものであると。
愛や不安以外の感情も同様に、
不安と愛から派生しているのです。
「問題が起こるのは、
五つの自然な感情がゆがめられたときだ。
すると、感情はグロテスクになり、
愛の派生物とは思えなくなる。」
(p.44)
自然な感情がゆがめられると、
愛の派生物と思えなくなる。
では、
その自然な感情とゆがめられた感情は、
何がどう違うのでしょう?
「ひとは何かを失う体験をしたとき、
自分のなかの悲しさを表す
(外に向かって押し出す)。
(中略)
悲しみを表すことができれば、
悲しみは処理できる。
悲しいときには悲しんでいいんだよ、
と言われて育った子供は、
おとなになったとき、
悲しみは健全だと思える。
だから、とても早く悲しみから抜け出せる。
(中略)
抑圧されつづけた悲しみは、
慢性的なうつになる。非常に不自然な感情だ。
人びとは、慢性的なうつのために
人殺しをしてきた。
戦争が勃発し、国が滅んだ。」
(p.45)
私たちの年代は、
「男の子は泣くもんじゃない」
と怒られて育ちました。
泣くことも笑うことも
はしたないと言われて抑制させられたのです。
そうやって抑圧してきたことで、
うつになると神は言います。
自分を否定しているため、
自尊心が得られないからでしょう。
悲しみを感じた時、
しっかりとその悲しみに浸ることができれば
問題が起こらないと言います。
そしてその悲しみから
早く立ち直ることができるのだと。
このことは、
感情を感じ切ることが重要だ
という話と符合します。
感情を抑圧すると、
それはいつまでも
くすぶり続けることになるのです。
この他の4つの感情についても、
同様に説明されています。
いちいち引用すると冗長なので、
以下にまとめておきましょう。
・怒り:「ノー」と断るための道具。
・抑圧された怒り:憤怒
自然な怒りは、
自分を守るために使われます。
時には「ノー」と言って、
自分の正義を守る必要もあるのです。
しかし、それを抑圧すると憤怒になり、
いつかどこかで爆発します。
通り魔無差別殺人など、
まさにこの憤怒が原因だと思われます。
・羨望:もう一度やってみたい、
もっと頑張ろう、諦めないぞと思う。
・抑圧された羨望:嫉妬
羨望は、「あんなふうになりたいなぁ」
という思いです。
そういうあこがれがあるから、
挑戦できるのですね。
しかし、それが抑圧されると
嫉妬になると言います。
自然に「そういうのがほしいな」と言えず、
抑圧することで、
「何かズルをしたから買えるのよ」
みたいに嫉妬するのです。
・不安:赤ん坊は生存のため、
墜落と大きな音に不安に感じる。
もうちょっと注意しなさいと知らせる。
・抑圧された不安:パニック
「これは食べられるものだろうか?」
という自然な不安があれば
食べる時に慎重になります。
腐っていないか、危険なものではないか、
とチェックしてみるのです。
それは、
身体に対する愛から生じたものです。
一方でその不安を抑圧すると、
パニックになると言います。
不安を感じてはいけないと思っているので、
溜まり溜まった不安が噴出するのですね。
・愛:それ以上必要としなくなる。
・抑圧された愛:所有欲
ここで自然な愛に、
性的な意味での男女の愛を含めています。
性も自然な愛から生じるもの。
それを否定されると、
愛が不自然になって所有欲になると言います。
誰かにしがみつく依存は、
相手を所有したいからです。
DVも所有欲の現れです。
これだけで理解できない時は、
ぜひ本を読んでみてくださいね。
「自然な感情が抑圧されると、
不自然な反応と対応が生じる。
たいていのひとは、
最も自然な感情を抑圧している。
だが、自然な感情はあなたがたの友人だ。
贈り物だ。
経験をきざみ出す神聖な道具(ツール)だ。」
(p.47)
自然な感情を抑圧せず、
感じ切るようにすることで、
私たちは素晴らしい経験ができるのです。
では、私たちはどうして自然な感情を
抑圧するようになったのでしょう?
それは親からそう言われたからだ
と神は言います。
親もまた、その親から言われた。
そうやって、
子どもに感情を抑圧することを
連綿と伝えているのです。
そのことによって、
多くの問題が引き起こされています。
●今日のメルマガは、いかがでしたか?
面白かった、役立ったという方は、
以下のURLをクリックしてくださいね。
⇒ http://clap.mag2.com/chisouclen?KT180215a
またこちらには、
短い感想を書くこともできます。
励みになりますので、
よろしければコメントをください。
長くなる場合は、このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。
また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。
どうぞ、よろしくお願いします。
========================================
こちらのメルマガもあわせてどうぞ!
●「幸せ実践塾」通信
http://www.mag2.com/m/0001680038.html
========================================
◆◇◇——————————————-
幸せ実践塾・塾長
赤木篤 (あかき・あつし)
◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/
◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)
——————————————-◇◇◆
-
前の記事
それでもすべては完璧だ 2018.02.14
-
次の記事
子育ての間違い (18禁) 2018.02.16