脳は変換器だ

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第11章の1回目になります。

前回が第9章ですが、
今回は第11章になります。

覚えておられるかもしれませんが、
1冊目と同じ構成ですね。

1冊目のこの部分のメルマガは、
昨年（2017年）9月12日に発行しています。

ニール氏が神を愛していると言って、
神がそれに知っていると答える。

そういうやり取りです。

では、第11章に入りましょう。

魂について話してほしい
というニール氏の要望に、神は応えます。

しかし、最初から話は他にそれます。

まず神は、
私たちが理解できる範囲で説明する
と言います。

「だが、
「筋が通らない」と思うことがあっても、
イライラしないように。
この情報は、
あなた独自のフィルターを通している。
そのフィルターは、
あまりたくさん思い出さないために、
自分でつくったフィルターなのだから。」
（p.208）

つまり、神のメッセージを私たちは、
自分が作ったフィルターを通して
見聞きするということなのです。

ですから、
神がどれほど正確に伝えようとしても、
そのメッセージは
歪められていることになります。

神は、私たちが
そのようなフィルターを作る理由を、
次のように説明します。

「すべてを思い出したら、
ゲームが終わってしまうからだよ。
この意識のレベルでは、
どうしても謎のまま残ることがある。
それでいいのだ。
だから、
すべての謎を解こうとしないこと。
とにかく、
いっぺんに解きたがらないほうがいい。
宇宙にもチャンスを与えなさい。
そのうち、自然に明かされていくから。
なりゆくという経験を楽しむことだ。」
（p.208）

私たちは、少しずつ思い出すことで、
神のすべてを経験しようとしています。

ですから、
いっぺんにすべてを思い出すことは、
本来の目的に反するのです。

ここでニール氏は、
父が「急がば回れ」とよく言っていた
と神に告げます。

神は、それを賢明だと言いますが、
そう言わない人は多いとニール氏は言います。

けれども、母だけでは知っていて、
父を愛していたと。

「ひとを傷つけるような言動も
すべて理解し、愛し、許していた。
その意味で、お母さんは祝福されるべき、
すばらしいお手本だった。」
（p.209）

父が他人を傷付けるような言動をしても、
母はそれを容認した。

そればかりか、そういう父を愛した。

その母を神は、
「すばらしいお手本」だと言うのです。

このことは、
心に留めておくべきことだと思います。

「ダメ」「悪い」と制するのではなく、
ただ容認したのです。

そして、そういう段階が
あるとわかっているかのように、
その人を愛するのです。

そういう生き方を、
神は勧めています。

ここでニール氏は、
魂の話に戻そうとします。

しかし、またそれてしまいます。

まずは、
「人には魂があるのか？」という
簡単な質問に対して、
神は「ある」と答えます。

「あなたは身体と精神と霊魂の
三つの部分からなる存在だ。」
（p.209）

これを聞いたニール氏は、
身体は見えるし、精神もあるとわかる
と言います。

精神は頭にあるのだと。

神は、それを即座に否定します。

「脳は頭蓋（ずがい）のなかにある。
だが、精神はない。」
（p.210）

では、どこにあるのかと言うと、
すべての細胞にあると言います。

「精神と呼ばれているのは、
じつはエネルギーだ。
そのエネルギーとは……思考だよ。
思考はエネルギーであって、モノではない。」
（p.210）

まず、脳はモノであり、
物理的生化学的なメカニズムだと言います。

「そのメカニズムで思考というエネルギーを
物理的な衝撃（インパルス）に変換する。
つまり翻訳だね。
あなたの脳は変換器なのだよ。」
（p.210）

脳は、思考というエネルギーを、
筋肉を動かしたりするような
物質的なものに変換する。

それが脳の働きだと言います。

そしてそれは脳だけでなく、
それぞれの細胞もそうだと言います。

つまりそれぞれの細胞は、
精神の活動である思考に反応するのです。

思考が脳に存在しないというのは、
脳神経外科医が脳死状態で臨死体験し、
甦った事例からも言われています。

ブログに紹介記事を書いていますので、
こちらをお読みください。

「プルーフ・オブ・ヘヴン」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/410864003.html

また、
かっこちゃんこと山元加津子さんも、
植物状態でも意識はある
という話をしています。

それも、こちらで紹介していますので、
ご覧ください。

「僕のうしろに道はできる」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/386970445.html

こういった事例を知ると、
脳は変換器ということを
受け入れやすくなると思います。

もちろん、だからと言って、
これが絶対に正しい
などと言うつもりはありません。

頭のどこかに、
それを上回る何かがあるかもしれない
という余地を残しておきたいと思います。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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